漢検準2級


カン


旧字体
kandumekoukotu.png(658 byte)
「缶」
甲骨文

kandumekyuuji.png(1024 byte)
「罐」
小篆

缶+kansatuhidarikyuuji.png(737 byte)

 缶は本来、「ほとぎ」と呼ばれる腹が膨れた土器を表す象形文字で、説文解字に載る。音はフウ・フとされる(大漢和辞典の引く集韻)。
 罐は缶+kansatuhidarikyuuji.png(737 byte)の形声字で、音カン。器やつるべを意味する。
 罐がオランダ語のkanに当てられて罐詰の字に使われ、日本では、缶の字体がカンの読みとともに常用漢字に採用された。
・缶は部首字(ほとぎ)。罐は缶部17画。
  缶を部品とする字: