漢検準2級 | ||
享 キョウ (うける) |
甲骨文 「」 説文篆文 |
象形。甲骨文・金文では、京(楼門、高楼)に近い建物の形とされる。しかし「孰」の甲骨文では、人と比較して「かまど」程度の大きさしかないことから、調理器具と解する説もある。 説文解字にこの字は載らず、異体字の「」の篆文として左の字が載る。下半部が「子」に近くなっている。この字は「厚」の部品の上下反転の字とされる。 字統は、は金文では先人を祀るときの祭祀用語として使われているといい、祖先に食べ物を進上することを意味するもののようである。 ・亠部6画だが分解できる字ではない。 享を部品とする字・部品:郭[淳 惇 醇 諄 敦 槨];孰 |