漢検準2級 | ||
疎 ソ うとい うとむ 疏 説文 正字 |
「疏」 小篆 |
+束 説文解字は疏を正字とし、会意(疋は亦声)とする。字統は疋を声符とする形声字とする。疋は康煕字典で両字の部首でもある。疎は疏の俗字だとされるが、両字は慣用の上で大きく異なった意味を示した。疎は疎外・疎遠・疎開・疎密など「うとい」「まばら」の意、疏は疏通・疏水など「とおす」の意で主に使われた。 疎だけが常用漢字となったため、疏が使われていた熟語も疎を使うようになり、違和感を持つ人も多い。 ・疎・疏ともに疋部7画。 |