漢検準2級 | ||
泰 タイ 太 同源字 |
小篆 |
説文解字は「滑(なめらか)也」とし、大を声符とする形声字とする。 字統は、(水)のなかから廾(両手)で大(人)を救いあげる形で、安泰の意となるとする。 漢字源は、両手でたっぷりと水を流すさまという。 「太」は説文解字に泰の古文として載り、字統や漢字源も泰の略字や同源の字であるとする。 「泰」については、秦による全国統一を記念して、「秦」の字の形に似せて「泰」という字を作って「大」に換えた、との説がある(笹原宏之「漢字の歴史」)。 ・水部5画。 使われる熟語の例:泰平 安泰 |