漢検2級
柿
(シ)
かき
康煕字典
(下は俗字)
小篆
木
+
市
字体が定まらない字。康煕字典の正字は、正字通に倣って小篆に準じて楷書化しているが、漢字古今字資料庫は
の字体しか受け付けず、字統や漢字源もこれが正字だとする。
いずれにしても形声で、旁が声符となる。
漢字源は
に「うわずみ」の意味があって、柿の皮をつけた水の上澄みから柿渋を取る、という。
2010年に常用漢字に追加された字。
似た字体の字に[
](ハイ、こけら)がある。柿は旁が市であるが、「こけら」は縦画が上下に繋がり、木部4画の字である。
・康煕字典の正字と常用漢字は木部5画。
※筆者の論考
「柿」と「こけら」
参照。