漢検3級 | ||
卑 ヒ いやしい いやしむ いやしめる 旧字体 |
金文 |
甲+② 会意。上記は説文解字による分解だが、字統は、甲の部分は「さじ」であり、は②(左手)ではなく①(右手=又)とする。つまりさじ(ひしゃく)を手に持つ形。字統によると、金文では卑賎の意味はなかったが、匙が小さいものであることから、卑小などの意が生じたという。また、説文解字注によると、昔は右が尊ばれ左がさげすまれたことから、②に従う卑が、卑賎の意になったという。 説文解字は「賎也。執事者(下働き)也」という。 ・旧字体は十部6画、新字体は7画。十との関係はない。 卑を部品とする字:碑 |