小学3年
礼
レイ
ライ
禮
旧字体
小篆
古文
示(
ネ
)+
豊
②(
)
形声。声符の
豊
(
レイ
)
は、「ホウ・ゆたか」の字(旧字体「
豐
」)ではない。字統は醴酒(レイシュ・あまざけ)とし、漢字源は豆(たかつき)に供え物を盛った形とする。これらを神に供えて儀礼を行うことを礼という。
甲骨文字辞典では、
豊
(
レイ
)
は太鼓の象形である
(チュ)と二つの玉に従うとし、甲骨文字の段階では
豊
(
ホウ
)
と混用されていたとする。
「礼」は新字体ではあるが、説文解字の古文に似た字体を掲げ、漢の石碑などにも古くから使われてきた字体である。日本でも平仮名「れ」の元になったのはこの系統である。しかし、「
札
」の旁との関係は不詳。
儒学の徳目の一つとして重視された。
・旧字体は示部13画、新字体は1画。