漢検4級 | ||
甘 カン あまい あまえる あまやかす |
甲骨文 |
説文解字・漢字源・甲骨文字辞典はいずれも、口の中に食物を示す点(または線)を描いたものとするが、分類は指事と会意に分かれる。 字統は、「左右の上部に横に鍵を通す錠の形」とし、「あまい」の意は「」(甘草:薬草の名)から出ているとするが、落合淳思は、の字が現れるのは篆書以後であるのに、戦国時代の資料で既に甘に「うまい」の意味が出現しているので、この説は成り立たないとする(「漢字の成り立ち」)。 ・部首字(あまい)。 甘部の字:甚(ただし成り立ちの上で無関係と思われる) [甜] 甘を部品とするその他の字:紺 [柑 鉗] 形として甘を含むが成り立ちの上で疑問がある字:某 関連する字:旨 |