漢検4級



むね
(うまい)
munekoukotu.png(644 byte)
旨?
甲骨文

munekobun.png(801 byte)
説文
古文

 ここでは字統の説に従って上のように分解する。
 会意。上部のヒは、説文解字の古文に注目して、本来は「氏」であり、肉を切る小刀の象形であるとする。下部は、この字の場合、曰(ひらび)ではなく肉を入れた器とする。旨は、氏族の会合で肉を切って食べることを意味するという。
 説文解字と漢字源は、①(さじの形)+の構成とするが、結果的には同じく「うまい」が原義であるとする。
 左上の甲骨文について、漢字古今字資料庫は「旨」字とするが、白川静氏はそうではなく「召」字だとする。
・日部2画。
  旨を部品とする字: 
※筆者のエッセイ 「召」の上部は「かたな」か「ひと」か 参照。


部品6画

(ケイ)
kei kokkei.png(992 byte)
「稽」
小篆

①+

 字統によると、kei itaru.png(800 byte)(ケイ)の省略形。祝詞の容器である曰(エツ)に、上から神霊(ヒの形)が降下する形という。
 旨②もkei itaru.png(800 byte)も、康煕字典に載らない。
  使われる字: