小学4年 | ||
徳 トク 德 旧字体 |
甲骨文 金文 |
会意。の部分は「よこめ」であり、「目」と同字。右側全体は「悳」(トク、ただしい)という字と同じ。
この字が徳の初文とされ、漢字源は「すなおな心」の意とする。しかし、甲骨文に「心」は使われていないため、徳の初文は「直」だとする説もある(落合淳思「漢字の構造」)。 字統は、「直」の上部は目に施した呪飾であり、その目に邪悪なものを祓い清める力があることを示すとする。 甲骨文の段階では彳+直の形で、甲骨文字辞典によると、道をまっすぐ見ること→巡察することを意味したという。 ・旧字体は彳部12画、新字体は11画。 関連する字:聴 |