小学5年


ベン






旧字体
ben1kinbun.png(914 byte)
「辨」
金文

ben2.png(980 byte)
「瓣」
小篆

ben3.png(957 byte)
「辯」
小篆

ben4wakutai.png(692 byte)
「弁」
或体
 常用漢字の中で唯一、複数の「いわゆる康煕字典体」を持つ字。
 二つのからなるsinX2.png(1997 byte)(ベン)に従う3つの旧字体と、もともと弁の形だった字の4字が、新字体で弁に統合された。
 sinX2.png(1997 byte)は、康煕字典に漢字として掲載。辛部7画。字統によると、原告・被告として争う二人が並んで、入れ墨用の針である辛を前にして誓約することを示す。漢字源は、二つの刃物とする。
【辨】sinX2.png(1997 byte)rittou.png(258 byte)。形声。説文解字に「判也」とあり、弁別・弁証等に用いられる。 辛部9画。
【瓣】sinX2.png(1997 byte)+瓜。形声。説文解字は「瓜の中の実」とする。花弁の弁。 辛部12画。
【辯】sinX2.png(1997 byte)。説文解字は会意、字統は形声とする。字統と常用字解によると、訴訟にあたって原告と被告が言い争うことをいう。雄弁・弁護等に用いられる。 辛部14画。
【弁】象形。正字はbentouseiji.png(1994 byte)。冠の一種。左図は説文解字に載る「或体」で、両手で冠を被る様子。 部2画。
※筆者の論考 同じ形で別の漢字 辨・瓣・辯と弁 参照。