小学5年 | ||
絶 ゼツ たえる たやす たつ 康煕字典 |
小篆 甲骨文 |
現代日本の楷書は上記のように分解できるが、説文解字は、糸+刀+卩の会意文字とし、字義は「糸を断つなり」とする。段注本は卩(セツ)は声符とする。 小篆では、右上の部分は「色」の上部とは異なり、刀の形である。康煕字典でも同様。現代でも、中国系サイトでは、JISにないの字体(U+7D55)でないと検索できない場合がある。 つまり、絶の右側は「色」ではないことになる。 しかし字統は、色を声符とする形声文字で、もと「色糸」の義だという。 左に掲げる甲骨文は、絶と判定されている。糸束(幺)を横線で切る形で、「断」の部品として承継されたが、絶字においては別系統の字が使われるようになった。 ・康煕字典体・新字体とも、糸部6画。 |