8月末からヨーロッパに行きリフレッシュしてきました。
今回はお気に入りの地の再訪でしたし、天気が良かったので、どこも大満足でしたが、特にアドリア海の紺碧色は最高でした。
その中でちょっと面白いものに出会ったのが シーオルガン(sea organ)
一見すると「タダのコンクリートの海辺の防波堤」なのですが、そこにぶつかる波の音が、足元からまるでパイプオルガンの音のようにハーモニー豊かに響いて聞こえてくるのです。
その防波堤にはちょっとした仕掛けがしてあります。
中が空洞になっていて小さな孔が一定間隔に開けてあり、その中で何かの装置が、揺れ動く波の音を反響させ、上を歩く人の耳に聞こえるのです。
その音はなかなか文章では表現しにくいですが、
ザブ〜ンザブ〜ンと揺れる波がコンクリートにぶつかると、
波の揺れの強さ?により高く低く聞こえ、まるで「♪ブハ〜.・ブハ〜」とオルガンを鳴らしているかの様なのです。
一つ一つの孔から違う高さの音が同時に聞こえますから、あえて言えば「ハーモニー」なんですが、決して人工的に作られた音程ではなく、波が自然に揺れて作り出す音程ですから「不協和音?」です。
ところが、それがとても心地良く、いつまで聴いていても飽きません。
防波堤の上にはたくさんのカップルや家族連れがいて、座ったり写真をとったりしています。
私達はちょうど日没の時間に訪れたので、シーオルガンを聞きながら素晴らしいサンセットを見ることが出来、最高の思い出となりました。
ヒッチコック氏が「世界最高の夕日」と言ったという街「ザダール(Zadar)」の海です
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