アンサンブル・クリスタル ディレクター

アンサンブル・クリスタルでは指揮者ではなくディレクターを置き、演奏の方向性を統一しています。

ディレクター・山本のりこ

京都市立堀川高校音楽コース(現市立音楽高校)、国立音楽大学声楽科卒業。
日本テレマン協会に所属中、ヘンデル「メサイア」、バッハ「カンタータ」「マニフィカート」等の ソプラノソロを歌う。
退団後ソロリサイタルを開催する傍ら、モーツァルト、
ヴィヴァルディ、グノー、 ペルゴレージ、ハイドン、ロッシーニ、フォーレ、ラター等、主に宗教曲のソロを務める。
2000年、ドイツ滞在中にバロック音楽をギゼラ・ポール氏、ルネサンス音楽をエドモンド・ブラウンレス氏に 師事。
その間、ドイツ各地の教会にてソロ演奏をし、好評を得る。
現在までにヴォイストレーナーとして関西の合唱団、並びに音大受験生等、数多くの
後進の指導に当たり受験実績、コンクール等でも成果を出している。
これまでに伊藤京子、岡田晴美、竹内光男、橋本俊詔の各氏に師事。

ディレクターコメント

クリスタルのメンバーは幅広い年齢、様々な音楽経験の持ち主。音楽を一つにまとめる為、一にも二にも声作りに 力を入れています。
「自然な声」作りをモットーに気息の制御、脱力のマスターに努めています。
又作品の時代背景を大切にし、スタイル(様式)についても重点を置いて練習しています。


ディレクターブログ
No.6 海辺で聞いたハーモニー     No11.歌のレッスン徒然3
No.7 毎年青ざめる9月          No.12私も?歌のルーツ2
No.8 歌のレッスン徒然
      No.13今年も有り難う〜
No.9 歌のレッスン徒然2
(ブレス)
No.10 私も?歌のルーツ1

もくじ
<<前のページ | 
次のページ>>もくじ
 2010年12月26日(日)
 No.13 今年も有り難うございました

今年も残りわずか。いろいろなことがありましたが       
天中殺と大殺界のダブルパンチ!?の割にはとても良い年になりました。

なによりも嬉しいことは良い出会いがたくさんあった事。
クリスタルにも新しいお二人のメンバーが加わりましたが、
中川智子宝塚市長さん、宝塚文化振興財団、NPO法人の方々、オルガンの瀬尾先生、1/13の伴奏を急にお願いしたにも拘らず快諾頂いた上田先生、島根大学特設音楽科の教授先生方等、とても心強い方々です。

又昨年から引き続きベガコンクールの審査員の先生方との出会いも大変楽しいことです。

個人的にも、旅行で偶然知り合って音楽につながった武中さん、
米山さん(芦屋教会有り難うございました) 
ルネサンスの花井先生、松江にはご一緒できませんでしたが同門だとわかった宮脇さん…等々思いがけない出会いもたくさんありました。

でもこの出会いが出来たのも今まで支えてくださった団員の方や 教えて下さったお師匠様方、お世話になった全ての方々のおかげです。

クリスタルのメンバー一人ひとりは、皆とてもおとなしいように見えますが、地に足ついたしっかり型の人が多いので、ゆっくりですが着実に土台を固めていくことが出来、その結果が今につながっていると思います

ゆっくり(時には大変ゆっくり)そして着実に…このことは、私の歌のルーツから全く変っていません。
要領は悪いですが、悩んだり苦しんだりしながら、新しい発見をいろいろな方々から頂戴し、今までやって来れたことに心から感謝して新年を迎えたいとおもいます。

来年はすでに又たくさんの新たな出会いが有りそうです。
楽しみにして、その楽しさを皆さんにも少しでもお裾分けができたらいいなと思っています。

音楽は「音を楽しむ」 でも楽しむために苦労をいとわない…今後もこの方針は変りません。
不器用な私ですが来年もよろしくお願い致します(_ _)
                                    



 2010年12月8日(水)
 No.12 私も?歌のルーツ2

 (「私も?歌のルーツ1」から続く…)

 中学入学直前に私の人生に大きく関わる3つの出来事がありました。
ひとつは、無口な私がおしゃべりになったきっかけです。
ある日 大人たちが話しているのを聞いてしまったのです。
「黙ってて得する事は、何もあらへんな…」子ども心に凄い衝撃でした。
今考えると、きっと何か、私には全く関係ない事柄への感想か何かだったのではないかと思うのですが、そのときはまるで私に投げかけられた言葉のように感じたのです。「そうなんや、それでみんなおしゃべりするんや。」と気づいた?のです。今考えるとそれも変ですけど。今も昔も単純過ぎる私です。

とにかく、「言葉で何か意思表示をしなくてはならないんだ…」と気づいた記念すべき日?でした。
それで今こんなに 『言葉で失敗する大人 (><!) 』 になってしまいました。
(苦笑) 昔の私が懐かしい〜。

さて次に起こった重大事件は、合唱団を変えた事です。
難波は余りにも遠く、歌の先生が NHKの放送合唱団員だったおかげで
その時ちょうどNHKの児童劇団と児童合唱団の入団試験があると聞き
受験しました。母は自分が若いとき素人劇団で楽しんだ記憶が有り、
私に劇団に入って欲しかったようでしたが、面接時に一言もしゃべらないので当然不合格。
残念ながら一足違いで「おしゃべりは得?」に気づく前だったのです。もしこの受験時に「おしゃべりは得」に気づいていたら、私は今歌って無かったかも…と思うと不思議な感じがします。(劇団は、次の年 3才違いの妹が合格し母の思いをリベンジしてくれました。)
 私はと言うと、劇団落ちのあとに受けた合唱団の方、何か1曲歌って(曲名は覚えなし)、ちょっとした音感テストのようなものがあって合格。それからの私はハモる楽しさから逃れられない「ハーモニー中毒患者」になってしまいました。

その時に一緒に歌った仲間達は今でも私の大切な友人です。その友人達は全員とてもユニーク。 ユニークを超えて皆 超変人?!
無口で消極的、どこから見てもおとなしいだけの私が今の私に変身する「性格形成」に大変大きな影響を与えてくれました。

そして3つ目の重大事件は、「発声」を変えたことでした。(続く…)


今井彩香(ピアノ)

京都市立芸術大学卒業。
2002年、ベガ学生ピアノコンクール高校生部門第3位。
2005年、同コンクール大学生部門奨励賞、2008年同部門2位、2004年、音楽会ピアノコンクール銀賞、2007年、 ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団と共演、
これまでに、山本のりこ、松井和代、赤松林太郎、岡田敦子、松田康子の各氏に師事。