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パワーレンジャー日記U
(ロストギャラクシー編・過去ログ2)
2001年11月18日(日)放送分・第11話・孤独な戦い
テラベンチャー中の人を「コールドスリープ状態」に追い込む怪人チリーフィッシュ。
風邪を引いているNOVAにとっては、他人事とは思えません(^^;)。
仲間も戦闘不能に陥り、唯一、兄のお守りによって、
「呪いの冷凍針」の攻撃を免れたレッドレンジャー・レオ。
彼は、チリーフィッシュの呪いを解くため、馬に乗っての一騎打ちを挑みます。
動物には、呪いがかかっていなかったんですね。
で、何故、馬かというと、原作「ギンガマン」で、馬に乗っての戦いが描かれていたから。
「ギンガの森」という隠れ里で暮らしていたギンガマンは、自然と仲がいいのです。
しかし、「パワレン」では、馬と仲がいいのは、女ターザンことマヤだけ。
他の連中、とりわけデーモンは馬が大の苦手ときている。
そんなわけで、レオも白馬を馴らすのに、それなりに苦労していました。
一方、そのころ、マグナガーディアンは、チリーフィッシュをおびき出して倒すため、
偽の「オリオンの光」を使いますが、その計略をレオが台無しにして、怒り心頭。
それでも、レオとチリーフィッシュの決闘を影で支援し、
最後の巨大戦でもおいしいところをさらいます。
レッド主役の話なのに、マグナガーディアンにおいしいところを持っていかれ、
それでいて、二人の心の触れあいが大して描かれずに終わった、という、
「うーむ」な回でしたが
(馬との交流という余計な所で時間を使った、というのが
原作を知る者としての気持ちかな)、
次週から、「オリオンの光」エピソードのまとめに入ります。
敵側も「シントー」と「トラキーナ」の確執が始まった感じですね。
2001年11月25日(日)・第12話・希望の光
今回はアメリカのTVドラマに多いネタの一つ、
「本人には秘密の誕生パーティー」です。
過去、パワーレンジャーでは秘密のために、
仲間がブラックレンジャー・ザック君を仲間外れにしてしまい、
ザック君がすねちゃう話がありました(第1シーズン)。
今回は、誕生日のグリーンレンジャー・デーモン君のストーリー……ではなく、
彼のために誕生ケーキを作ったケンドリックスと、
そうとは知らずにケーキを食べちゃったマヤちゃんのケンカがメインテーマ。
最初はケンカしていてチームワークが崩れた二人の女戦士が、
仲直りした後、友情パワーで怪人に立ち向かうという展開ですが、
その中で、市民の迷惑省みず、ブルゾードで暴れようとするマグナガーディアンと、
それを止めようとするレッド・グリーン・ブルーの戦いやら、
いよいよ現れた「オリオンの光」……と、目まぐるしくストーリーが流れていきます。
次週で、「超装光パワーレンジャー」が見られ、
シントー編もクライマックスに入ってきます。
それにしても、今回登場しなかったシントー。
原作のブドーみたいに「俳句」詠むシーンがないためか、印象薄くなってますね。
敵のスコーピウスも、
「魔獣ダイタニクス」を求めるバルバンみたいな長期的戦略がないせいか、
何だか、頭の悪い連中にしか見えないし、
娘のトラキーナも、ただのわがまま年増姉さんでしかなく、
シェリンダさまみたいな妖艶さ、可憐さを期待したNOVAは、ちょっと失望気味。
やっぱ、パワレン最高の悪役美女はアストロネマかなあ。
2001年12月2日(日)放送分・第13話・オリオン再び
今回は、「オリオンの光」をパワーレンジャーがGETする話。
前回、宇宙に飛び去った「オリオンの光」が、また戻ってきて、
メガシップやジェットスライダーを駆使したスペースバトルが展開。
こういう海外オリジナルのシーンは新鮮味があって、いいです。
その後、テラベンチャーに再度、落ちた「オリオンの光」を巡って、
シントーとパワーレンジャー、マグナガーディアンの3つ巴の争奪戦。
さらに、シントーが手柄を立てるのを快く思わないトラキーナが、
シントーを陥れる陰謀を企んで……結局、シントーは牢屋送りに。
トラキーナが原作ギンガマンの「イリエスの役割」を演じた形になりますね。
で、この後、14話はシントーの最終作戦、
15話はマグナガーディアンの最期と、
レオの兄マイクの復活となります。
その後は、トラキーナの行動が目立ってきて、
パワレンオリジナルの展開も多くなってきそうです。
2001年12月9日(日)放送・第14話・五人で一つ
今回は、トラキーナの謀略にはまったシントーが、最期を迎える話。
原作の「イリエス」よりも、わがまま娘ぶりが目立ち、
シントーばかりか、マグナガーディアンにまで殺されそうになったトラキーナ。
どうにもこうにも、この娘、好きになれません。
で、トラキーナに逃げられたシントーはパワーレンジャーを倒して、
自分の忠誠を示そうとしますが、結局返り討ちに。
その後、敵討ちを挑む巨大化した怪人兄弟を、
ギャラクシーメガゾード・オリオンパワーで撃退すると。
サブタイトルは、「オリオンパワー」が5人いないと使えないということ。
レッドレンジャーが負傷したので一時戦線離脱してピンチだったけど、
兄マイクのビジョンに激励されて復活。
それによって形勢逆転したわけですね。
そして、最後にレオはマイクの生存を確信するわけです。
一方、トラキーナは自分の弱さを実感し、
自分を訓練してくれる者を求めます。
これが、ヴィラマックス(原作のサンバッシュ)が登場の伏線ですね。
何話に出るかは不明。遅くとも21話。
まずは、15話から、マグナガーディアンの死と、マイク復活&活躍編が続き、
その後、19、20話で「鋼星獣」が登場。
Stratoforce, Centaurus, Zenithという名前で、
順に「ギガフェニックス」「ギガライノス」「ギガバイタス」です。
でも、英語では「空の力」「ケンタウルス」「天頂」って、意味不明な名です。
きっと、日本語では名前が変わることでしょう。
事態急展開で、一話も見逃せない話が続く感じです。
2001年12月16日(日)放送・第15話・正義の心
最近のヒーロー物では、あまり「正義の心」って言わなくなりましたね。
元のギンガマンでは、「星の命を守る」のが目的で、
「正義のために戦う」なんて、言ってなかったような気が。
で、ギンガマンの「地球の命を守る」のに対し、
ロストギャラクシーでは「テラベンチャーという移民コロニーを守る」。
明らかにスケールダウンしております。
オリオンの光が、パワーレンジャーの物になったため、
敵の目的もいまいち不確かなものに。
今回は、敵の宇宙船の燃料補給のために、テラベンチャー襲撃って、
何だか小悪党的になってます。
ダークスペクターという巨悪のいた前作「イン・スペース」に比べ、
敵組織が行き当たりばったりの小物に思えてきます。
スコーピウスも、トラキーナも、魅力がないんだよなあ。
で、魅力ある第3勢力として登場したマグナガーディアンも
今回で姿を消します。
この辺は、原作ギンガマンとまったく同じなので、
とりたてて書くこともない。
(ギンガマンで初めて見たときには、とても感動したけど)
マイクが復活したので、今後はその活躍編。
サスケ(レオ)&サイゾー(マイク)の
カクレンジャー声優コンビの復活には期待。
敵ボスのスコーピウスも、もうすぐ死ぬらしいし、
その辺りのパワレン・オリジナル展開にも期待してます。
2001年12月23日(日)放送・第16話・それぞれの運命
今週から、マイク復活に合わせて、オープニングが変わりました。
鋼星獣やら、レッドバトルアーマーやらが先取り登場しています。
で、ストーリーは、レオと兄マイクの微妙な関係を主軸に展開します。
他のレンジャーが敵に捕らえられ、その救出に赴く2人。
しかし、「ギャラクシーサーベル」を抜いたのはマイクだということで、
レオの心には、「兄の方がレッドレンジャーにふさわしい」という思いが
のしかかってきます。
そして、サーベルを返そうとしますが、
マイクは「お前にサーベルを託すのが、オレの運命だったんだ」と説得。
その後、マグナガーディアンに導かれ、その力を引き継ぐことになるわけです。
ちなみに、変身の掛け声は「マグナパワー!」
ダイレンジャーの変身ブレス・オーラチェンジャーを改造した変身装置で、
変身します。
「騎士転生」でも「気力転身」でもないのが残念なところ(笑)。
さて、ドラマの大きな流れは原作と同じですが、細部が違います。
ギンガレッド・リョウマは、星獣剣を返すかどうかいろいろ悩みますが、
「すまない、兄さん。俺は星獣剣の戦士として戦い続けたい。
兄さんの剣を、これからも使わせて欲しい!」と言います。
それに対して、兄のヒュウガは、
「お前が剣を返すと一言でも言ったら、無理にでも奪うつもりだった。
だが、お前は自分から戦い続けることを誓った。
立派な戦士になったな。星獣剣はお前のものだ!」と認めるのです。
「未熟だった戦士の成長」というテーマでは、原作の方に軍配が上がるでしょう。
また、原作では炎の兄弟戦士による「ダブル炎のたてがみ」が見られますが、
パワレンでは、「炎のアース」は設定されてないですからねえ。
それでも、大筋においては、見応えのある一話でした。
ラストで、長期失踪していたテラベンチャーへの帰還が認められた際、
「ヒャッホー」と叫ぶマイクがちょっと違和感あり。
こんな軽いキャラだったの?
体格的には、いかにもマグナガーディアンって感じで、ガッチリしているのにね。
次週は、トラキーナの主役編。バルクと教授が久々に登場するらしい。
2001年12月30日(日)放送・第17話・盗まれた美
自分の美しさを愛するトラキーナが、自分以外の美女の美しさを奪う怪人を派遣。
その成果を見るべく、自らもトレーシーという女性に化けて、
マイクを毒殺しようとする。
怪人は、ケンドリックスとマヤの美しさをも奪い、二人は昏睡状態に。
マイクは、トレーシーの毒にやられたように見せかけ、
怪人とともに正体を現したトラキーナの手から、
「奪われた美しさの粉」を取り返し、あとはお定まりの逆転劇。
ケンドリックスとマイクの攻撃で等身大戦を果たし、
マグナブルゾードの「ライトニングスピン」と、
ギャラクシーメガゾード・オリオンパワーの「オリオンソード」で、
巨大戦をクリア。
事件終了後、トラキーナは、
自分を虫のような姿に強化変態させようとする父親の手から、脱走します。
次週は、今後の伏線となる「失われた銀河の書」を入手する話。
どうやら、失踪した宇宙船が舞台の完全オリジナル話みたいですね。
PS:教授とバルクは、科学センターを首になって、ハンバーガー屋を経営していました。
2002年1月6日(日)放送・第18話・レスキュー危機一髪
今回のパワーレンジャーは、「宇宙モンスターホラー」的内容で、
戦隊のフォーマットからは、思いっきり外れた番外編みたいなものです。
異星人の宇宙船が救難信号を出して、
マイクとレオを中心とするレスキューチームが救助に向かう。
しかし、その信号は、遠い昔に送られたもので、
宇宙船には謎の宇宙生物が潜んでいた。
今、救助チームに危機が迫る! ってことで、
レンジャーに変身してのアクションがほとんどないという異色作で、
スコーピウス一味も全く出てきません。
救助活動の途中で「失われた銀河の書」を入手するのが、今後の伏線。
ということで、次週から「鋼星獣」こと「ロスト・ギャラクシー・ビースト」が登場。
ビズネラことデビオットに連れて来られるわけです。
2002年1月13日(日)放送・第19話・ロスト・ギャラクシービースト(前編)
デビオットの登場編。
意外だったのは、ただの商人だったビズネラに比べ、デビオットって強いでやんの。
ブルーとグリーンの二人のレンジャーを圧倒して、捕まえます。
で、コントローラーを付ける、と。
普通、こういう展開だと、他の仲間を襲撃させるってパターンだけど、
デビオットの場合、二人を戦わせて、その戦闘エネルギーを蓄え、
ロスト・ギャラクシーゾードのパワーにする計画らしい。
その間、ケンドリックスは、前回手に入れた「銀河の書」の解読作業中。
その過程で、自分たちのギャラクシービーストの他に、
3体のビーストの存在を知ります。
マヤの方も、ギャラクシービーストの異変を感じます。
その後、行方不明のカイとデーモンの存在を知ったレオたちは、
救出に向かう、と。
何とか、自分たちで脱出した二人が追いつめられたときに、
ご都合主義で飛んで来るジェットスライダーのレッドたち。
さらに救援に来るマグナガーディアン。
しかし、6人相手でも、余裕の風情のデビオット。
必殺技のエネルギーを吸収して、その力を利用して
ツエツエを復活させ……ンッ? いかん、ガオとごっちゃになった(苦笑)
……ロスト・ギャラクシービーストを起動させます。
意外と、ストラトフォースとケンタウロスのままですね、名前。
で、ギャラクシーメガゾードは、かつての仲間に対して、戦おうとしません。
その姿を見て、大満足のデビオットは、余裕を見せて帰還。
「銀河の書」に起死回生の秘密が書かれているかも、と
解読作業を続けるケンドリックスの姿、でつづく、です。
2002年1月20日(日)放送・第20話・ロスト・ギャラクシービースト(後編)
敵ゾードに対して、戦おうとしないギャラクシービーストに
業を煮やしたレンジャーは、3台のアストロサイクル(バイク)に爆弾を詰め込んで、
特攻を敢行しようとします。
でも、ギャラクシーブック(銀河の書)の解読作業の結果、
敵のゾードが実は、行方不明のギャラクシー・ビーストだと知った
ケンドリックスが、止めに入る。
で、デビオットの持つコントローラーを破壊し、説得すると、
無事、味方ユニットになりました。
説得されたストラトフォースとケンタウロスが大魔神みたいな手の動きで、
悪人顔から善人顔に変わるのは、原作同様、爆笑シーンです。
なお、ジーニス(ギガバイタス)だけは、
単にキャリアーゾードと呼ばれるみたいです。
あと、改造前の呼び名が、ライノス、フェニックス、シャークですね。
ライノスが足に、フェニックスが翼を持った上半身に、シャークが右腕になって、
ギャラクシーメガゾードと組み替え合体したりはしません(笑)。
彼らはパワーアニマルではありませんから。
ということで、無事、鋼星獣は味方になりました。
この後は、いろいろとオリジナル展開が楽しみですね。
まずは、敵ボス・スコーピウスの死を期待することにしましょう。