小学1年 | ||
犬 | 象形。甲骨文は、イヌを横から見た姿を縦にして描いたもの。偏の位置に来たときは(けものへん)の形となる。 甲骨文がどう変化して犬やの字形となったのかについては、落合淳思著「漢字の字形」(中公新書)が分かりやすい。 楷書で「大」を含む形だが、関係はない。 犬は嗅覚が鋭いこともあり、殷代には魔よけのための犠牲としてよく用いられた。そのためもあり、犬が使われた漢字は多い。 ただし、日本の新字体では、本来犬に従うべき字の点が省略され、大に従う形になってしまったものもある。 |
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ケン いぬ |
甲骨文 | |
・部首字(いぬ、けものへん) 犬部の字(けものへんの字を除く):状 獸 献 犬を部品とするその他の字:然 黙 壓(→圧) 伏 本来は犬を部品としていた字:器 類 突 臭 戻 関連する字:喪 ※「獄」はけものへんを含め二頭の犬に従っている。 |