小学1年
inu.png(662 byte)  象形。甲骨文は、イヌを横から見た姿を縦にして描いたもの。偏の位置に来たときはkemonohen.png(730 byte)(けものへん)の形となる。
 甲骨文がどう変化して犬やkemonohen.png(730 byte)の字形となったのかについては、落合淳思著「漢字の字形」(中公新書)が分かりやすい。
 楷書で「」を含む形だが、関係はない。
 犬は嗅覚が鋭いこともあり、殷代には魔よけのための犠牲としてよく用いられた。そのためもあり、犬が使われた漢字は多い。
 ただし、日本の新字体では、本来犬に従うべき字の点が省略され、大に従う形になってしまったものもある。
ケン
いぬ
甲骨文
・部首字(いぬ、けものへん)
  犬部の字(けものへんの字を除く):  
  犬を部品とするその他の字:  壓(→) 
  本来は犬を部品としていた字:    
  関連する字:
  ※「」はけものへんを含め二頭の犬に従っている。