漢検準2級


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小篆

+二+

 会意。上記は小篆による分解で、尸(しり)と二(布の象形)と火と寸(手)に従う。
 現在、左下は二と火が合わさって「」の形になっているが、成り立ちの上で示との関係はない。
 上から押さえつけ、下から火を当てて布を伸ばすことを意味し、「火のし」(アイロン)のことである。
 のちに、敵や反徒を鎮圧する武官の官名となる。また心を平静にする意味で「慰」の字が作られた。
・寸部8画。
  使われる熟語の例:尉官、大尉
  尉を部品とする字: