漢検2級
淫
イン
みだら
小篆
+
形声。声符の
は、康煕字典に載る漢字。爪部4画、音イン。意味は「近づき求める」(説文解字)、「みだりにむさぼる」(字統)などという。構成は爪+
壬
②で、他の字では爪の部分が常用漢字で
となるが、淫は2010年に常用漢字に追加された字で、旧字体のままとなっている。
淫は、説文解字は「ものの筋目に沿って浸み込む」とするが、字統は「すべて邪悪の甚だしい状態をいう」とする。性的な事柄だけでなく、宗教などを妄信し、常軌を逸することもいう。
・水部8画。
使われる熟語の例:淫行 淫乱 淫靡