漢検2級
塞
サイ
ソク
ふさぐ
ふさがる
甲骨文
小篆
宀
+
+
土
会意。字統は
を初文とする。
は宀+
工
×4+
廾
の字で、建物の内部を呪具の工を重ねてふさぎ、邪霊を封じ込める意味という。土は土地の神。
説文解字も会意とするが、説文解字注は、
を声符とする形声字とする。
二とおりの音を持つが、康煕字典によると、「ソク」は「填也、隔也」、「サイ」は「辺界也」とのこと。
楷書では中央の
が「
寒
」と同形となるが、成り立ちの上では無関係。
2010年に常用漢字に追加された字。
・土部10画。宀が部首でないことに注意。
使われる熟語の例:塞翁馬 要塞;梗塞 閉塞