小学2年 | ||
台 ダイ タイ 臺 旧字体 |
「台」金文 「臺」小篆 |
旧字体と新字体が大きく異なる字である。上記は新字体による分解。 字統によれば、臺は高の省略形と至に従う会意文字で、陵墓の上に高堂あるいは楼を立てる形であるという。 台は、古くからある別の字で、耜(すき)の象形であるムと祝詞の器からなり、耜を清める儀礼が原義だが、「よろこぶ」という意味を持ち、一人称としても使われるようになった。音はイであったが(例:怡)、タイ・ダイの音も持つため(例:胎・怠)、臺と通用して臺の持つ意味も持つようになったとされる(説文通訓定声)。 したがって、臺と台は、一部に意味の重複があるにせよ別の字と考えられるので、臺は台の旧字体ではなく、常用漢字表に掲載する必要もないものと思われる。 ・臺は至部8画、台は口部2画。 台を部品とする字:始 治 怠 胎 |