小学2年 | ||
東 トウ ひがし |
甲骨文 小篆 |
上下を縛った袋の象形だが、仮借で「ひがし」の意に専用された。部品としては、「陳」などは本来の袋の意味で用いられている。量・重・曹などの甲骨文では、部品として原義で使われたが、後に形が変わった。 甲骨文発見以前は、説文解字の「(東方の)木の間から日が昇るさま」との解釈が信じられた。小篆の字体は、逆にこの解釈から作られた可能性もある。 部品としては、新字体で「柬」が東に改められたものが多い。 木部に属するが、木との関係はない。 ・木部4画。 東を部品とする字(柬に由来するもの(東②)を除く):陳 凍 棟 関連する字:重 量 曹 |
部品8画 | ||
東② 柬 (カン) 旧字体 |
金文 |
旧字体で「柬」を部品として持つ字が常用漢字となった場合、この部品が「東」の形に変えられた。東は上下を縛った袋の象形だが、柬はふくろの中にものがある形とされる。 詳細は「柬」参照。 使われる字:練 欄 錬 旧字体が柬と関連する字:勲 薫 |