小学2年 | ||
谷 コク たに |
小篆 金文 谷② 甲骨文 |
象形。左右から山が迫った谷の入り口の形。下部の口の形は、金文では別の形のものもあり、由来は不明である。 字統では、容・欲・浴・俗・裕などの字の従う谷は、「たに」ではなく別系統の字で、祝詞の容器(口②)から霊気が立ち上がる様子を象るという。この字典ではこの説に従うこととし、容などの谷を谷②とする。 ・部首字(たに)。 谷部の字は常用漢字では谷のみ。 ※筆者の論考 同じ形で別の漢字 谷の項 参照。 |
部品7画 | ||
谷② | 甲骨文 |
象形。字統では、容・欲・浴・俗・裕などの字の従う谷は、「たに」ではなく別系統の字で、祝詞の容器(口②)を供えて祈ると、それに応えて、神気が立ち上がってくる(八②)様子を象るという。 この字典ではこの説に従い、これを部品として掲げる。 左の甲骨文は「たに」だとされているが、のちの小篆の字形はこれとかなり異なる。 谷②を部品とすると考えられる字:浴 容(溶) 欲 俗 裕 ※筆者の論考 同じ形で別の漢字 谷の項 参照。 |