漢検3級 | ||
敢 カン 本字 |
金文 「」 小篆 |
説文解字の小篆は左の本字の形。古を声符とする形声文字とし、意味は「進取也」とする。 大書源に掲げる字体は、三国以降の楷書はほとんど敢の形となる。 康煕字典には敢も親字として載せるが、を本字とする。 字統は、金文の字について、全体で象形とし、神事に用いる鬯(チョウ、においざけ)を汲み取り、儀礼の場を清めることを示し、神事を行うときの慎んだ心情を意味した字だという。 形として「耳」を含んでいるように見えるが、無関係。 ・攴部8画。 敢を部品とする字:厳 |