小学3年 | ||
童 ドウ わらべ |
金文 |
形声。声符の重は省略されて里の形になっている。説文解字によると、意味は「男子の罪有る者」。字統によると、金文は辛(入れ墨の器具)+目+東(袋)+土で、現代の字体は、辛は略されて立②となり、目は消え、東+土が重になりさらに里になったもの。 入れ墨をされ労役に服する受刑者をいう。 受刑者は結髪できないため、おなじく結髪しない子どもも童と呼ぶようになったという。 甲骨文字辞典によると、童の甲骨文は「望」に似た成り立ちとされるが、現代の字体の根源は金文にあるものと思われる。 また、部品としての童には、「撞く」の意があるとされる。 ・立部7画だが立(たつ)との関係はない。 童を部品とする字:鐘 憧 関連する字:衝 |