小学3年





旧字体
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小篆

予②+

 形声。常用漢字の「予」は「豫」の新字体であるが、古くから「予」の字は別に存在し、「豫」の部品(声符)としても使われた。この字書ではこの字を「予②」とする(下記参照)。
 予②は織機の杼(ひ・シャトル)。豫が「あらかじめ」の意を表す理由はよくわからないが、字統は「象(ぞう)によって予占する方法があったのかも知れない」という。
・旧字体は部9画。新字体(=予②)は部3画。
  形として予を含むが成り立ちの上で無関係の字:


部品4画


(ヨ)
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小篆
 常用漢字の「予」は「豫」の新字体であるが、古くから「予」の字は別に存在し、「豫」の部品(声符)としても使われた。ここではこの字を「予②」とする。
 予は杼(ジョ、ひ)の初文とされ、機を織るときに、横糸をつけて縦糸の間を左右に滑らせる「ひ(シャトル)」を意味する。小篆で、下に垂れているのが横糸。
 のちに仮借の用法で一人称として使われるようになった。また、「」に通じて、「あたえる」の意でも使われた。
 康煕字典に漢字として掲載。部3画。
  使われる字:豫(→予)   
  関連する字: