小学5年



あまる
あます

amarikouki.png(2059 byte)
旧字体
amarikoukotu.png(626 byte)
「余」
甲骨文

amari.png(1014 byte)
「餘」
小篆

syokuhenkyuuji.png(1123 byte)+余②

 常用漢字の「余」は「餘」の新字体であるが、古くから「余」の字は別に存在し、「餘」の声符としても使われた。この字書ではこの字を部品と見て「余②」とする(下記参照)。
 餘は、形声。声符は余②。説文解字で「饒也」とされ、原義は「食べ残し」とされる。
・旧字体は食部7画。新字体は人部(ひとがしら)5画とする辞書が多いが人との関係はない。


部品7画

(ヨ)

amarikoukotu.png(626 byte)
甲骨文

 字統は指事とし、把手のある細い手術刀の象形であるamarihari.png(928 byte)に、患部の血を示す二つの点が付いたものという。
 説文解字は形声とし、声符は「舎」の省略形、意味は「語之舒也」(ことばがゆるやかである)という。
 漢字源は会意とし、「スコップで土を押し広げるさま」で、「ゆったり」の意を含むとする。
 余は、仮借の用法で、一人称として広く使われた。
 部品としての余は、医療関係の字や、道路関係の字などに用いられる。
・康煕字典に漢字として掲載。人部(ひとがしら)5画。ただし人との関係はなく、説文解字は八部に入れる。
  余②を部品とする字・部品:    餘(←余) 
  関連する字: