小学6年
密
ミツ
金文
宀
+
必
+
山
字統は会意とし、部品の「山」は本来は「
火
」だとする。宀は廟屋の屋根の形。必は、戈や鉞の頭部を柄に装着する部分の形で、密は廟中で戈・鉞などを呪器として、これに火を加えて祓い清める儀礼だとする。「この儀礼はおそらく他見を許さぬ秘儀として行われたのであろう」という。
字統は「火の形は山や土と誤られることが多」いといい、この字や「
」などを例に挙げる。
説文解字や漢字源は、
(フク)を声符とする字とし、「建物のような山」「人を近づけない山」と解する。
・宀部8画。