●はじめに このゲームは、元祖テーブルトークRPG「AD&D」(アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ)のシステム&世界観に基づくゲームです。 もっとも、最近は、基本ルールの「D&D」と上級ゲームの「AD&D」が統合されて、「A」を付けなくなっているんですけどね(だから、これ以降はAを外します) テーブルトークRPGの「D&D」の歴史について語り出すとややこしいですが、極力、簡単に話しましょう。 アメリカのTSR社から、「D&D」が発売されたのは1974年。その後、「AD&D」に分化したり、コンピューターRPG「ウィザードリィ」のルールに流用されたりするなどの発展を経て、徐々に人気を集めてきました(ヒットポイントという言葉や、回復メインの「僧侶魔法」と攻撃メインの「魔法使い魔法」という分け方など、D&Dが作ったゲーム設定は数多し)。 日本語版では、最初、新和から「赤箱」「青箱」「緑箱」「黒箱」のボックスタイプのゲームが発売され(1985年)、翌年、「ロードス島戦記」のRPGリプレイ記事などで人気を集めました(NOVAもその頃からプレイを始めた)。1987年には「ドラゴンランス」などのAD&D小説も訳され、次第に高まるAD&D人気。 そして満を持して、1989年に「AD&D」日本語版ルールブックが出ましたが、値段が高すぎて、ついて行けないファンも多かったんじゃないかな。何しろ、基本の「プレイヤーズハンドブック」がハードカバー本で7000円だったりしますからねえ。その頃は、文庫本タイプRPGの500円ぐらいのルールブックがまかり通っていたし。 その後、「D&D」は一時期、出版が止まっていましたが、1994年にメディアワークス社から、文庫本スタイルで登場。でも、これも展開が続かず、上級ルールは出ずじまい。 そして、最近のニュースとしては、TSR社から、トレーディングカードゲームの「マジック・ザ・ギャザリング」で有名なウィザーズ・コースト(WC)社に版権が移っています。「D&D」と「AD&D」が引っ付いたのはこの時。 で、来年どうやら、「WC版D&D」が日本語になるようで、いろいろ期待もしていたり。 それはともかく、コンピューターゲームの方では、1989年に日本で最初のAD&Dゲーム「プール・オブ・レイディアンス」が発売され、ファミコン版にもなりました(NOVAは、ファミコン版をプレイ。なかなか楽しかった)。 そして、パソコン版では、続編の「カース・オブ・アジュア・ボンド」「シークレット・オブ・シルバー・ブレイド」「プール・オブ・ダークネス」などが出ましたが、パソコンを持っていないNOVAは情報だけ知って、指をくわえて見ている状況。 その後、D&Dはアーケードゲームでの展開を経てから、セガから「バルダーズ・ゲート」が出たわけですね。2002年現在は、続編の「シャドウ・オブ・アムン」、完結編の「スロウン・オブ・バール」まで日本語版が出ております。 ともあれ、「D&D」シリーズには深い思い入れがあるということで、この攻略記にも、熱がこもるというものです。ではスタート! |
●2002年9月24日(火)・レベル1の新人を加えて(第2章)
お気に入りのレンジャー・カイヴァンと泣く泣く別れて、仲間にした二人連れですが、レベル1なので、即戦力とは言えません。パーティーのHPが30以上の中で、レベル1だと弱々です。 女魔法使いのダイナヘールはHP6。はっきり言って、流れ矢が当たっただけで、十分死ねます。それでも、CON(強靭度)の能力値が高いから、マシなんだよな。魔法使いって、レベルごとのHPが最大4だったりするから。 そして、彼女は普通のメイジではなくて、物理的エネルギーの専門家(インヴォーカー)だったりします。専門家は、魔法の使用回数が多い代わりに、使えない呪文分野があります。彼女は攻撃魔法が得意な割に、精神系と召喚系の呪文が使えなかったりします。 魔法使いは「ファイヤーボール」が使えればOKなんて思うけれども。ただ、テーブルトークRPGのD&Dや、以前ファミコン版でやった「プール・オブ・ザ・レイディアンス」なんかで「魔法使いの1レベル呪文はスリープ(眠り)が定石」と思っていると、なかなか辛いです。スリープは精神系ですから。とは言え、スリープも、ザコ戦でしか役立たないし、今のパーティーだったら、スリープで眠る敵なんて、簡単に倒せますからね。問題なし、と割り切ります。 で、ダイナヘールはマジックミサイルを撃ちながら、呪文が切れると、スリングで石を撃ってます。マジックミサイルのダメージは2〜5点。スリングのダメージは1〜4点。あまり、魔法の有り難味はないですが、1レベル魔法使いなんて、そんなもの。将来を楽しみにするってことで。 問題は、もう一人のミンスク。こいつは実はレンジャーです。でも、カイヴァンと違って、弓よりも接近戦が得意なバーバリアン(蛮族)。一応、レンジャーって「野外生活が得意な戦士」ってことだから、間違っちゃいないけど、少し違和感があります。 筋力が非常に高く、さほど敏捷じゃないので、射撃よりも接近戦が得意なのは明らかなんだろうけど、いかんせんレベル1。HP11では、今のパーティーの前衛は任せられません。仕方ないので、とりあえず弓矢を渡して、援護射撃してね、と。 逆に、もう一人の戦士、ハーフエルフのカリードは、筋力が少なくて、敏捷。ただ打たれ強いので、前衛に出てもらってます。ミンスクが順調に育ったら、役割交替を考えてもいいですね。 とりあえず、強力なカイヴァンを捨てて、将来性に賭けて未熟な二人を選んだわけですから、順調に育って欲しいものです。 |
●2002年9月25日(水)・鉱山探索(第2章)
今日は、新人二人を連れて、本格的にストーリーを進めることにします。 |
●2002年9月26日(木)・気の狂った僧侶(第3章) 新人のレベルアップを兼ねて、南でのクエストを行います。 |
●2002年9月29日(日)・幕間(第4章) PS2で、「バルダーズ・ゲート ダークアライアンス」というゲームが発売されました。が、パソコンの原作とは異なる作品みたいです。 さて、他のゲームの話題は置いておいて、今の冒険を進めましょう。 この6人に経験点を少しでも稼がせるため、現在、南部地域のやり残したサブクエストを追っている最中です。 |
●2002年10月2日(水)・荒野にて(第4章) ストーリーを進めず、ただひたすら南の荒野を歩き回って、地図の空所を埋めている最中です。 |
●2003年1月21日(火)・久々のプレイ再開(第4章) 3ヶ月と20日ぶりに、「バルダーズゲート」をプレイしてみました。 この間に関連事項で、変わった状況が2点ばかり。 さて、今日は再開したばかりで、書くことはそれほどない。 で、翌朝。どうやら賭けは成功したみたいです。おかげさまで、ゆっくり休むことができて、鋭気を養うことができたとさ。 |
●2003年1月22日(水)・クラウドピークマウンテンズ(第4章) 昨日から歩いているのは、クラウドピークマウンテンズ(雲峰山脈とでも訳すのか)ってところ。 安全な野営地探しの勘も取り戻して、徐々にマップの空白を埋めていきます。 1つは、樫の木に宿る精霊(ドライアード)との遭遇。ドライアードは、「樫の木を守って欲しい」と訴えてきます。そこに、ならず者風の2人連れが「樫の木に宝が隠されている」と言って、木を倒す協力を要請してきます。 ええい。話が固くなったので次。 そして、3つめ。何だか、「イライラするぜ」みたいなことを言っているノールに出くわす。で、その理由を聞くと、「西の城砦(ン?)で、女を一人捕まえたんだけど(ンン?)、仲間たちはすぐに殺そうとしない」そうな。で、そのイライラノールは、「さっさと殺して食ってしまおうぜ!」と強硬に主張したところ、仲間のところから追い出されたそうな。 |
●2003年1月24日(金)・人呼んで、さすらいのヒーロー(第4章) 引き続き、クラウドピークマウンテンズをさすらいながら、地道に経験値稼ぎをしています。 そして、この山脈の南には、アムンという名の帝国があって、バルダーズ・ゲートへの侵攻を企てているという噂が漏れ聞こえます。もっとも、アムンは続編の「シャドウ・オブ・アムン」の舞台であって、現在は向かうことができないです。いわゆる伏線ってやつですな。 他にも小さなイベントがあるんですが、一番笑ったのは、山賊との遭遇。 |
●2003年1月28日(火)・クロークウッドの森へ(第4章) 荒地でのミニイベント&経験値稼ぎも一区切りついて、ようやく「クロークウッドの森」に向かうことになりました。ストーリー的には、「第4章」を終わらせる気になったところです。 ・第3章:ナシュケル鉱山で悪事を企んでいたムラヘイ撃退後、その背後にいた野盗のアジト(北のラースウッド)を攻略(9月26〜27日プレイ)。 ・第4章:野盗のボスが運営するクロークウッドの森の奥の鉱山の探索。それに備えてひたすら経験値稼ぎ(9月29日〜10月2日。1月21日〜現在)。 まあ、第3章までで一週間。第4章で実質プレイ日数は一週間ほどになります。 さて、クロークウッドは、毒グモがいっぱいいるので、解毒薬をいっぱい買っておく必要があります。「ニュートラライズ・ポイズン(毒中和)」なんて高度な魔法は、レベル7にならないと使えませんから(なお、このゲームの最大レベルは8〜10)。 |
●2003年2月10日(月)・飛竜の森を抜けて(第4章) 一週間に一度のプレイになってます。長かったクロークウッドの森も、ようやく抜けました。 さて、今回、初遭遇したモンスターは、飛竜と訳されることもあるワイバーン。こいつの巣が、近くにあるらしく、マップ移動のときに、やたらと奇襲されるんですね。 こういうイヤな相手との戦いは、とにかく避けるに限ります。出くわして毒を喰らったら、セーブデータをロードして、なかったことに(苦笑)。いわゆる、タイムベントです(^^;)。 結局、ワイバーンとの戦闘は避けまくり(毒消しの魔法を覚えてから退治するつもり)、途中で遭遇するザコ敵だけを退治します。それでも、レベルは上がるもんですね。 そうして、とうとう第4章のクライマックスとも言うべき、鉱山に到着しました。 PS:昨日の休みに、大阪の中古ゲーム店で「スローン・オブ・バール」をGET。これで、シリーズ全作を残らず、確保できました。しかも、中古ばっかり見つかったので、半額ぐらいで買えた。やっぱり、いろいろ回ってみるものだなあ、と思いつつ。 |
●2003年2月11日(火)・クロークウッドの鉱山(第4章) 長かった森を抜けて、ようやく敵のアジトを発見。 それと、今日のプレイで、ストーリー部分を一つ誤解していたことに気付きました。 今回の事件の裏は、「リエルタールからタヴァエロンに宛てた手紙」で、おおよその概要がつかめたと思います。 で、いよいよ敵の背後関係が分かってきたので、「バルダーズ・ゲート」の街に入るためのフラグが立ったわけです。 |
※鉱山攻略の顛末
ストーリー部分を先に書いたので、苦労した戦闘部分については、ここで補足。 さて、地下3階に下りる階段前に立ちはだかるのが、魔法使いのハレイシャン。こいつを倒すのが、大変でした。こいつの周りには、大勢の衛兵と弓兵がいて、一筋縄ではいきません。こういう時は、ファイヤーボールを放てばOKなわけですが、敵もその辺は心得て、こちらが姿を見せると、ライトニングボルト(電撃)を放ってくるんですね。それも、自分の部下ごと巻き込んで。 地下3階は、ホブゴブリンの兵舎になっております。敵はザコばかりなんだけど、異様に出現率が高く、休息をとって呪文の回復がほとんどできません。そこで、消耗したら、いちいち2階に戻って休息という手間を掛けてクリア。 最後の地下4階です。ボス敵タヴァエロンは、卑怯にも「飛び道具封じの魔法」を掛けております。仕方なく、全員、接近戦モードに切り替え。 |