1 | スタート〜第1章(シェインガーン・ブリッジ) | このページ |
2 | 第1章(ゴブリン要塞) | 2ページ目 |
●はじめに(2007年11月9日) 前作、「アイスウィンド旅日記」の書き出しを読むと、「ホビー館開設3周年記念」だったりするんですね。
しかも、今は「バルダーズ・ゲート2」の終盤(より少し前^^;)の「アンダーダーク」攻略を始めたところ。地底世界の探索に疲れて、寄り道的にスタートしてみます。
始めたはいいけど、いつぐらいに終わるかなあ、と前作を見てみると、「2003年11月にスタートして、2005年5月に終了」しています。同じペースなら、「2009年5月」ですね(笑)。 こういう気まぐれなプレイ記事に、付き合ってもらってる読者さまには、誠にもって感謝あるのみです(m0m)。 その間の本サイトのD&Dプレイ経歴を見ますと、2005年に「プール・オブ・レディアンス」をクリアして(年内クリアとは奇跡に近い)、その後、始めた「テンプル・オブ・エレメンタル・イーヴィル」は、2年越しでクリア。 最近のD&D情勢としましては、オンラインゲームが主流のようで、それに合わせた「エベロン」という新世界が生まれているそうですが、そちらは、NOVAはよく知りません。 もっとも、D&Dなんて歴史のあるゲームを楽しむのに、いちいち流行を追わなければいけない、ということもありませんので、ここは悠久の時代の流れを疑似体験しつつ、プレイを続けて行くことにしましょう。 |
●2007年11月9日(金)・やっぱり、まずはキャラクター作り♪
BGと違って、アイスウィンドは、自分で6人パーティーを作らなければなりません。 まず、主人公格ですが、前作のフレイとカイヴァンの後継者ですね。 「Seedデスティニー」から採用は、シン・アスカ。 ●マユ・アスカ(HP4):ハーフエルフのソーサレス。ニュートラルグッド。 次に、小説「アイスウィンド・サーガ」から、ブルーノーに引き続いて、キャラを引用。 ●ウルフガー(HP14):人間のバーバリアン。ニュートラルグッド。 4人めは、「先生」の後継者です。カルト時代劇「翔べ! 必殺うらごろし」から、和田アキ子演じる「若」に登場してもらいました。ええと、一応、女なんだけど、そうは見てもらえない長身僧形のキャラです。必殺武器は、「拳」(笑)。悪人どもを、殴って、殴って、殴り殺します。そういうキャラですから、筋力18のモンク(拳で戦う修道士)を選択。 ●若(HP12):人間のモンク。ローフルグッド。 そして、イルメイター絡みですと、BG2で、「ヨシモの心臓」イベントがございます。 ●ヨシモ(HP8):人間のローグ。トゥルーニュートラル。 最後に、まだいないキャラクタータイプですが、回復魔法の使えるプリーストは絶対必要。 ●イシュタル(HP8):ムーンエルフのクレリック。ケイオティックグッド。 |
●2007年11月19日(月)・タルゴス町内クエスト(プロローグ3) 領主と対面後、女魔術師でもある領主の奥方からも話を聞きます。 基本的に領主は、報告を聞いて、承認と命令をするだけで、役立つ助言とかは一切してくれません。 一方、奥方は、いろいろと専門分野からのアイデアを出してくれます。 「なるほど。宿屋に出没する女幽霊ですか。彼女の流す涙は、魔力を秘めているようですね。それを持ってくれば、魔法の品物を作ることができるかもしれません」 領主の命令よりも、奥方の示すクエストの方が面白く、そちらから解決に掛かります。 まず、裏切り者クエスト。 若「先生なら、哀しむ亡霊をそのままにしておくなんて、あり得ないさ。おいらだって、まだまだ未熟だけど、何とかしてやりたい、と思う」 シン「でも、早く、町を守る軍隊に合流しないと!」 ヨシモ「いや、死者の尊厳は守ってやらないといけないアル。呪われた魂は、解放してやらないと……」 シン「ずいぶん、必死だな、ヨシモ。若はとにかく、あんたがそんなに死者の尊厳にこだわるなんて、思ってもいなかった!」 ヨシモ(だって、他人事に思えないアル。このヨシモだって、前世では制約の呪文(ギアス)に縛られた挙句、命を落としてしまったんだからネ。転生はしたけれど、まだ魂の一部は呪縛されたまんま。早く、何とかしてほしいアルよ) いや、まあ、そのうちに、ね(苦笑)。 イシュタル「とにかく、この亡霊は、何かを訴えたがっているようです。まずは、亡霊自身の悲しみの源を解消し、霊界からの予言となるメッセージを聞き届けるよう、我が月の神が命じております。それは、このタルゴスの平安にも関係するような気がします」 何だか電波巫女なイシュタルさんですが、とにかく、女亡霊の悲しみの源が「難破した夫の船乗りの消息」ということで、それを示す「船の残骸」を探し求めます。 シン「女亡霊の件は、当面、これで解決だな。じゃあ、急いで軍隊の方に行くぞ!」 戦いのないクエストは、シン君の好みではない様子。 |
●2007年11月19日(月)・防衛戦の準備(プロローグ4)
シン「よし、戦いだ!」 シン「司令官! 俺たちが来たからには安心です! 命令してください! すぐに最前線に向かいます!」 司令官「おお、元気のいい若者だな。だが、戦には十分な準備というものがいるのだ。これは町を守るための防衛戦だ。いたずらに突撃を繰り返して、戦力を消耗するわけにはいかん」 シン「ハッ、もちろんです、司令官! では、至急、準備に取り掛かります!」
原作以上に好戦的で、仲間相手にはやたらと突っかかるけれども、 司令官「まず、町の防壁を補強しなければならん。だが、木材の輸送が滞っているのだ。技師のところに行って、何が問題なのか確認してくれ」 シン「そんな! 俺は戦士です! 技師じゃありません! そんな仕事を命じるなんて、バカにしないで下さい!」 あ、こういう反抗の仕方は、シンらしい(笑)。 ウルフガー「自分の武器や鎧の手入れは、戦士の仕事だ。防衛戦なら、陣の構築にも目を配ることが、指揮官には求められる。そうした役目を任されるのは、名誉なことだぞ」 シン「わ、分かっている! しかし、だな……」 司令官「すまない。本来なら、防壁の補強など、普段から心がけておくべきことだ。しかし、ゴブリンの攻撃が急だった上、タルゴスの兵士は未熟だ。戦の段取りというのも、よく分かっていない。その割に、互いの縄張り意識だけは強くてな。上からの命令が、スムーズに届かんのだよ。ここは、君たちのような実戦経験と機転を身に付けた優秀な冒険者に、 活を入れてもらいたい、と思っている。君たちなら、ただの兵士には気付かないような問題点をも指摘できるはずだ。私も、そして領主も、そういう期待を、君たちに向けているのだよ」 シン「ハッ、わかりました、司令官! 俺が浅はかでした! 期待に応えられるよう、全力を尽くします!」
言葉巧みな上司のおだてに弱いシン・アスカ(笑)。 現場に行くと、城壁工事主任のドワーフが「木材が来ない」とボヤいています。 技師「この機械の修理が終わらないと、木材は運べねえよ。主任にはそう伝えてくれ」 シン「だったら、早く修理しろよ!」 技師「分かっているよ。しかし、工具がないとなあ……」 シン「ハンマーなら、持って来たぞ! どこを叩けばいいんだ? 人手が必要なら、手伝ってやるぞ!」 技師「ええい。素人が余計な口出しをするんじゃねえ。機械のことは、俺たちに任せて、とっとと去りやがれ!」 シン「あんたらの作業が遅いから、周りが迷惑しているんじゃないか! こんな機械、叩けば直るだろうに!」 技師「そんな簡単に片付くか!」 交渉技能のないシンは、現場でケンカを始めようとします。 マユ「もう、お兄ちゃんッたら! いいわ、私がやる! ハンマー貸して」 ヨシモ「ほい、ハンマーあるヨ。でも、本当に何とかなるアルか?」 マユ「簡単よ。この歯車のところが引っ掛かっているのね。ここを叩けば……って、私の力では無理みたいね」 若「だったら、おいらがやろうか?」 マユ「ダメよ。力任せじゃ、壊してしまうわ。やっぱり、こういう作業はプロの腕が必要よ。技師のお兄さん、ここを叩いてくれないかしら?」 技師「嬢ちゃん。素人に何が分かるってんだい?」 マユ「細かいことは、分からないわ。でも、プロの技師の方なら、この歯車の引っ掛かりを何とかすればいいことは先刻、ご承知のはずよね」 技師「も、もちろんだ。工具があって、余計な邪魔がなければ、すぐに修理してやるさ」 シン「本当に分かっていたのかよ?」 技師「あ、当たり前だろ。俺はプロだぜ。嬢ちゃん、ハンマーを貸してくれ」 マユ「はい、どうぞ(渡しながらウインク)」 技師「お、おう。任せてくれ」 こうして、魅力が高く、交渉技能を持ったマユのおだてに乗せられて、技師は機械を修理します。 ●シン・アスカ(HP27):ハーフエルフのレベル2レンジャー。ローフルニュートラル。 ●マユ・アスカ(HP8):ハーフエルフのレベル2ソーサレス。ニュートラルグッド。 ●ウルフガー(HP28):人間のレベル2バーバリアン。ニュートラルグッド。 ●若(HP21):人間のレベル1モンク/レベル1クレリック(イルメイター神)。ローフルグッド。 ●ヨシモ(HP16):人間のレベル2ローグ。トゥルーニュートラル。 ●イシュタル(HP14):ムーンエルフのレベル1クレリック(セルーネイ神)/レベル1バード。ケイオティックグッド。 レベルが上がったので、先刻、解決できなかった裏切り者クエストに挑戦し、魔術師を撃退してクリア。 いよいよ戦いの時が迫ってきています。(つづく) |
●プロローグ感想 BG2のプレイの途中で、こちらに切り替えてみましたが、最初はもう少し軽めのスタートだと思っていました。 前作同様、のどかな田舎町にやってきた自由人の冒険者が、密かに進行中の陰謀に巻き込まれて……ってストーリーパターンを意図していたら、「いきなり戦争」ってんでビックリ。 で、「戦争」って物語設定ですと、原作アニメよろしくシンが暴走しまくります(笑)。 ウルフガーも当初は、もう少しバーバリアンらしく、シンに負けないぐらい暴走するキャラの予定でしたが(前作のブルーノー程度を想定)、そうなると本当に
パーティーの歯止めが掛からなくなるので、シンの先輩戦士というポジションに落ち着きました。 このトダカ一佐も、もしヨシモ復活要望がなければ、代わりの「盗賊(戦士)」として登場させようか、と思っていました。 マユや若、イシュタルについても、まだ物語上の役割が確立されているわけではなく(現状は、やっぱりシンのフォロー役でしかない)、これからのストーリーイベントとの絡みに合わせて、どう動いてくれるかが楽しみです。 ともあれ、キャラ個人の大まかなイメージは原作に合わせてできていても、それらが原作にない組み合わせで結びついたとき、どう変化していくかに注目したいですね。 当面は、「第1章」までプレイして、それからBG2に戻ろう、と思っています。 |
●2007年11月20日(火)・新たな任務(第1章その1) 無事に、タルゴスの町をゴブリン軍の襲撃から守り通した冒険者たち。 領主ウルブレック「さすがは我らが見込んだ勇者だ。この度の働きは、ご苦労であった」 シン「いいえ! 戦火から町の人を守ることができて、何よりです! ですが、まだノースの地は、安泰ではありません! この機に、遠征軍を派遣し……」 ヨシモ(うわあ、どうして、こいつは身の程知らずに余計なことを言うアルか? まだ、どこぞの聖騎士には謙虚さが備わっていたアルね。直情的な自信過剰ほど、始末に終えない者はないアルよ) 領主ウルブレック「……ううむ、遠征軍か。しかし、わが町は今回の戦いで、結構な被害を受けた。とても、そのような余裕はない」 シン「では、他の町に連絡を回し、せめて、強固な同盟関係を……」 ウルフガー「おい、シン。どこまで出しゃばるつもりだ。たった1回の大規模な戦いに生き残ったぐらいで、のぼせ上がるんじゃない! 領主の決めることまで、口出しするなんて、何様のつもりだ!」 マユ「す、すみません、領主さま。兄が無礼な口を聞きまして……」 領主ウルブレック「……いや、構わん。こういう戦時下では、実戦を知る者の意見は聞くに値するものだ。建設的な提案なら、歓迎するぞ。しかるに、シンの提案した同盟関係だが、ネヴァーウィンターの町に、すでに打診している。また、周辺地域にも、いろいろと斥候を送って、敵の動向は探らせてあるのだ。そして、一つの問題が判明した」 ヨシモ(一つの問題アルか。本当は、もっといっぱいあると思うけどネ) 領主ウルブレック「南部に向かう街道沿いにシェインガーン・ブリッジという橋がある。そこがオークの軍勢によって制圧されているそうだ。仮に、ネヴァーウィンターから増援が来たとしても、そこを突破しない限り、タルゴスに到着することはできないだろう」 シン「なるほど! つまり、そのシェインガーン・ブリッジを確保すればいい、と!」 領主ウルブレック「うむ。正面から軍隊で突破するには、困難な要害であるが、少数精鋭で 隠密裏に奇襲攻撃を仕掛ければ、何とか落とせるかもしれない。ノースの未来は、諸君らの活躍に掛かっているのだ」 シン「分かりました! 任せてください!」 ヨシモ(小声でブツブツ)「やっぱり、おだてるだけおだてておいて、厄介な仕事をいろいろ押し付けてきたアル……。どうして、こういうパーティーに付いて来てしまったアルか?」 若(ヨシモの後頭部をドツキながら)「ええい、ブツブツぼやいてんじゃねえ。苦しんでいる者を助けるのは、イルメイター神の教えだろうが。てめえが突然、イルメイター神殿に現われて、呪縛がどうの、贖罪をしなければならないだの、言ってるから、旅に同行させたんじゃねえか」 ヨシモ「そ、そうアルか? やっぱり、これは贖罪の試練?」 どうやら、そういうことらしいです(笑)。 あと、通常なら、こんな戦争行為にわざわざ好きこのんで関わる冒険者は少ない、と思うのですが、 ヨシモ「う〜ん、贖罪なら仕方ないアル。この身は、若に委ねられたってことネ」 こうして、ブツブツぼやくヨシモにも、何とかパーティーで行動せざるを得ない動機ができたってことで。 シン「とにかく! シェインガーン・ブリッジに行くぞ!」
と言うことで、実際のゲームでは、タルゴスを出た冒険者がシェインガーン・ブリッジに向かうところで、プロローグは終了。 プロローグや各章の初めには、ナレーションが入りますが、 あと、前作の物語および、その後日譚(拡張シナリオ『ハート・オブ・ウィンター』と『トライアル・オブ・ザ・ルアマスター』)も、今作では歴史の書物に記述されておりまして、壮大な物語を紡いでいる感覚を味あわせてもらいました。 姪っ子の物語によれば、「傭兵たちを傷つけたのは、厳しい自然ではなかった」などと、なかなか意味深で凝った内容の記述が語られています。まあ、何だか装飾過多で分かりにくい文章だったりもするのですが。 |