●はじめに 「バルダーズ・ゲート」(以下BGと略)を始めてから1年以上が経過。 その間に、「D&D」も第3版が出て、シナリオ集などのサプリメントも順調に出版されています。NOVAは完全にコレクターと化していて、ルールブックを読むだけで、実際にプレイする機会もない状態と(誰かがDMやってくれるなら、喜んで飛びつきたいですが^^;)。 その分、BGでキャラを育てて、楽しんでいるわけですね。それに、BGは続編も多く、これらをプレイしているだけでも、たっぷり時間を使えそう。 で、BGもそろそろ終わりが見えたので、次に同様のシステムの「アイスウィンド・デイル」を立ち上げることにした次第。 一応、現在NOVAが入手しているシリーズ作品を挙げていくと(発売年度は英語版。日本語版は1〜2年後ぐらい)、 1.バルダーズ・ゲート(1998年発売):現在、終盤攻略中。AD&D第2版に基づくシステム。 3.シャドウ・オブ・アムン(2000年発売):BG2で、文字どおりの続編です。 4.スロウン・オブ・バール(2001年発売):前作の拡張シナリオにして、BG完結編。 5.プール・オブ・レディアンス(2001年発売):D&D第3版に基づくシステム。1989年ごろに同名の作品が出ていたが、ストーリーが同じかどうか、よく分からない。ルールブックの記述を読むと、どうも違う作品に思えるのだが。BGのシリーズとは製作会社も異なっており、D&Dという以外の共通点は薄そう。日本語版の発売も、ネバーウィンター・ナイツと同時期だったのが悪かったのか、とにかく話題性が薄いゲームに思える。 6.ネバーウィンター・ナイツ(2002年発売):D&D第3版に基づくシステム。BGのスタッフが作っているので、後継作品と見なされる。パソコンゲーム雑誌でも、よく見られる。 これらを順にプレイしていくのが、NOVAの野望(の一つ)。 |
●2003年11月16日(日)・まずはキャラクター作り♪
バルダーズ・ゲートの次は、「アイスウィンド・デイル」だな、と考え始めてから、数ヶ月。 で、まずは主人公の設定。 次に、パーティーメンバーです。 次に、小説「アイスウィンド・サーガ」から、キャラを引っ張ってきます。そして、ドワーフファイターのブルーノーが誕生。でも、さすがに原作ファンに怒られそうなので、記憶喪失のドワーフ。自称・王族のブルーノー……だけど、本物かどうかは誰にも分からない(笑)。 最後に、BGで使わなかったバード(吟遊詩人)のキャラクター。主人公以外は男性ばかりなので、女性キャラクターにします。女性の歌姫だと、ラクスなんて出てきたけど、NOVAはあまり好きじゃないので、「マクロス7」よりミレーヌ。 ●フレイ・アルスター(HP7):エルフのメイジ/シーフ、女性。カオティックニュートラル。 ということで、以上の6人で、適度にプレイを進めて行きたいと思ってます。 |
●2003年11月24日(月)・激論!墓荒らしVS墓守り(第1章その2) 地下に潜って、トラップ解除にあくせくしているBGに比べて……あれ? アイスウィンド(以下IW)でも同じことをしている(爆)。 どれくらい、あくせくしているかと言えば、たった2日のプレイで、レベルが2つも上がってしまったほど。物語的には、ちっとも先に進んでいないのにね(苦笑)。要するに、ダンジョンで戦闘ばかりやってたと言うことです。 ●ブルーノー(HP60):ドワーフの4レベルファイター、男性。ローフルグッド。
●カイヴァン(HP52):4レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。
●先生(HP37):ハーフエルフの3レベルファイター/3レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル。 ●フレイ・アルスター(HP25):エルフの3レベルメイジ/4レベルシーフ、女性。カオティックニュートラル。 ストーリーとしては、クルダハルの村を脅かす闇の力の正体を探るべく、墓地だらけの「ヴェイル・オブ・シャドウズ(影の谷)」を探索中と。 そのまま勇み足で、大きい墓地に突入。 暗黒神官「わざわざ封印の扉を開けて、押し込んできた狼藉者は誰じゃ?」 ゲーム内メッセージ「あなた方は、極力、戦いを避けて話し合いで解決しようとしました。経験値を獲得」 ということで、相当なアレンジが入ってますが、話し合いが決裂して戦闘開始です。暗黒神官は「金縛り(ホールド)」の呪文を唱えてきますので、その前に、戦士勢が切り込んで行って、叩き斬ってしまいましょう。配下のアンデッドが壁になる前に、集中攻撃を浴びせれば、あっさり撃退できます。 さて、暗黒神官を倒して事件解決……と思いきや、それで終わったわけではありません。どうやら、墓地の奥には、まだまだいろいろと隠されている物があるみたいです。ダンジョン探索はなおも続く、と。 |
●2004年10月26日(火)・再開前のキャラ雑談(第2章予告 本記事を読む前に、こちらを参考にして下さい) フレイ「遅い!」 プレイヤーNOVA「すまん。まさか、1年近く放ったらかしにするとは、こちらも思わなかった」 フレイ「おかげで私の名前も、ずいぶんと時代遅れになったじゃない。この機会にステラって改名させてほしいくらいだわ」 NOVA「いや、悪いが、このゲームにはキャラ名を変える機能は付いていないんだ」 ミレーヌ「(フレイをなだめるように)まあまあ、別に、元ネタのアニメが終了しても、名前を変える必要はないじゃない。私だって、10年近く前のアニメが元ネタよ。最近、スパロボDでやっと登場できたけど。元ネタと、ゲームのキャラは別物と考えた方がいいわ」 NOVA「その通りだ。君たちが時代遅れなら、先生はどうなる? 元ネタなんて、25年以上前の番組だぞ。和田アキ子が悪人を殴り殺していたカルト時代劇なんて、普通はゲームのネタにしないだろう。まあ、このプレイを始めた時期は、パワーレンジャーでも、ハムスター館長にSenseiなんて名前が付けられていたので、なかなかタイムリーだったんだが」 先生「そもそも、お前は時代の流れを気にする男ではないだろう。さもなければ、1年も前の特撮番組の記事を完成させようと、ビデオをあれこれ見たりはしないはずだ」 NOVA「……う、どうしてそれが? いやあ、『555』や『アバレンジャー』を録画したビデオを探しているんだけど、何故か、『必殺からくり人』とか『新からくり人 東海道五十三次殺し旅』を発掘してしまってな……ついつい見入ってしまって……おかげで、まだ引っ越し荷物の入った段ボール箱の整理もできていない。もちろんBGとBG2のプレイにハマッていたのも確かだが」 フレイ「BGはともかく、そんな古い時代劇なんて、どうでもいいでしょうが!」 NOVA「どうでもいいとは何だ! 『ガンダムSeeD』はさっさと消してしまっても、『からくり人』は消さないぞ。『からくり人』のラストは、『新仕置人』と並んで、殺し屋が壮絶に討ち死にしていく珠玉の名品だ」 フレイ「……私だって、ラストで一応、壮絶に死んだんだけどな」 NOVA「……確かに。まあ、死ねばいいってものでもないんだが、それについての議論は控えよう。 ぼくは、君のことはキライじゃないんだ。少なくとも、『GジェネSeeD』で最強キャラに育てようとしたものの、途中で中断してしまった……ぐらいの愛情はある」 ミレーヌ「それって、フォローになってないよ」 NOVA「……ついでに言えば、『GジェネA』が中断したきりなのも、フレイとイザークの出ない『SeeD』に魅力を感じないからだ。いや、東方不敗の弟子になって黄金に輝くザクを駆るククルス・ドアンはなかなかの見物だと思うが……ともかく、NOVAは本放送中から、フレイのことは気にしていたよ。それだけは間違いない」 フレイ「あなたに気にしてもらっても、嬉しくも何ともないんだけどね。でも、放ったらかしにされたことは許してあげるわ」 NOVA「ああ、そう言ってくれると助かる。さて、そこで黙って聞いているカイヴァン。君には特に謝らないといけないんだ」 カイヴァン「BGでの俺が実は人間ではなく、エルフだったという件だな」 ブルーノー「何だと! わしはこの男を信頼できる戦友だと見なしていたんだが、実はエルフだったと言うのか!」 NOVA「エルフとドワーフ……確かに仲は悪そうだな。でも、ここは一つ、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』DVD発売を記念して、レゴラスとギムリみたいな友情を披露してくれないか?」 ブルーノー「何を言うか! あの作品は、我々ドワーフ族の尊厳を踏みにじっている。レゴラスとギムリの『オークの首級獲得競争はドワーフの勝ち』だと、わしは主張するぞ。それなのに、エルフの小僧ばかり、見せ場をさらいおってからに……(延々とグチをつぶやく)」 NOVA「(同感だが、ドワーフの不平不満に付き合うと話が進まないので、放っておこう)ともかく、カイヴァン。君は元エルフだったんだが、どうして人間になったんだね?」 カイヴァン「って、俺に考えさせるのか? こういうのを考えるのは、ゲームマスターの仕事ではないのか?」 NOVA「いや、一応、ぼくってプレイヤーだし(責任逃れ)。キャラの設定は、そのキャラ自身が責任を持って考えないと」 カイヴァン「転職した……っていうわけにはいかないな」 怪しい影「おお、盗賊から戦士に転職することはあっても、エルフから人間に転職することはできないネ」 フレイ「あんた誰よ」 ヨシモ「私はヨシモ。せっかく腕利きの賞金稼ぎだったのに、とあるプレイヤーの陰謀で、強引に戦士にされて修行中の身ヨ」 NOVA「……何で君がここにいるんだ?」 ヨシモ「さあ。気付いたら、次元移動装置で飛ばされた、って設定はどうヨ?」 NOVA「同じネタの使い回しをするか! とにかく、お前はとっととアムン(BG2)に帰れ(肩をドンと押すが素通りして、ヨシモ消失) 幻かよ!」 フレイ「ところで、あの自称天才神官は何してるの?」 ミレーヌ「さっきから眠っているわ。変な寝言を言ってる。弟子のエアリーがどうの、サーカス団がどうのって……」 クァイル「ふあー(目覚めて)ムムムムム、さすがは、天才のわしじゃ。夢の中で未来の自分に関する啓示を受けたぞ」 NOVA「もしかして、夢の中に怪しい東洋人は出てきたか?」 クァイル「おお、おぬしはあの聖騎士の中の人か。もちろん、あの、よく喋る男のことも出ていたぞ。その男は、わしの冒険談に聞きほれて、この世界に来たいと言い出しての。偉大な魔術師のわしが、チチンプイプイと送ってやったわい」 NOVA「(小声で)どうやら、さっきのヨシモは、幻影魔術師のこいつが夢を見ながら、無意識に作り出した幻みたいだな。(クァイルに)とにかく、さっきの夢の内容は忘れてくれ。あれが本当に君の未来になるのかどうか、ぼくにも確定できないからな」 カイヴァン「ともかく、次元移動の影響で、いろいろとややこしい事態になっているようだな」 NOVA「まったくだ。後から新事実が発覚すると、つじつま合わせが大変だ。何だか、いい方法はないものか」 先生「今、大地母神の啓示があった。その昔、とあるAD&Dゲームブックでは、『スヴァーフネブリン(ノームの一種)に種族転換したエルフ』がいたという」 NOVA「! 確か、『魔法の王国』3部作だったな。そういう前例があるなら、使わせてもらおう。それに、性別転換のマジックアイテムとか、他者変身(ポリモーフアザー)の魔法のある世界だ。今さら、エルフが人間になったって、おかしくない」 カイヴァン「いや、おかしくない、と言われても、当の本人である俺は納得できないんだが……」 NOVA「(肩をポンと叩いて)カイヴァン、RPGで後からキャラに追加設定が付くのは当然のことなんだよ。君は今回の冒険を通じて、故郷のバルダーズ・ゲートに戻る道とともに、失われた自分のエルフとしての属性を取り戻さなければならない。ここまで重い使命を担った以上、今後、この物語の主人公は君に決定だ。よろしく頼むよ」 こうして、1年近いブランク期間を経て、突然、新設定を押し付けられたカイヴァン。果たして、本当にアイスウィンドのゲームの中で、自分の失われた故郷とアイデンティティを見つけ出すことができるのか? それは、プレイヤーのNOVAにだって分からない(つづく) PS:自分で書いていて思うが、ずいぶん、いい加減な話である(^^;)。 |
●2004年10月28日(木)・テンプル・オブ・ザ・フォーゴトンゴッド(第2章その1) 久々再開のIWです。 今回の探索の舞台は、「忘れられた神の寺院」。クルダハルの街の東にある異教の神の根拠地です。目的は、「クルダハルの街を脅かす邪悪を突き止めるための儀式に必要なハートストーンを取り戻すため」ということですが、はっきり言って回りくどい使命です。 それでも、IWはBGと違って、一本道のお使いシナリオ中心らしいので、回りくどくても、コツコツ決められた場所に行かないと、物語が進みません。そういうゲームでは、ストーリーの進め方をあれこれ考えるよりも、キャラの成長を楽しんだ方がいいですね。 ともあれ、今回はブルーノーの「失われた記憶」も、カイヴァンやクァイルの「次元移動ネタ」も(ついでに、新設定のカイヴァンの「失われた種族属性ネタ」も)、NOVAのオリジナル設定に絡んでくるストーリーはなし。 簡単に言ってしまえば、「寺院に行きました。寺院は何者かに襲撃された後でした。寺院の生き残りの神官たちは、冒険者一行も襲撃者だと誤解して、問答無用で攻撃してきました。攻撃を退けながら、寺院の奥につくと、ハートストーンはすでに襲撃者に略奪された後でした」って展開。 仕方なしに、クルダハルの大ドルイド僧アルンデルさんに報告に戻ると、「襲撃者の残した怪しい薬ビン」から、「この薬の材料となった薬草は大変珍しい。それが生えているのは、南東のドラゴンズアイと呼ばれる場所だ。襲撃者の手掛かりは、そこにあるにちがいない」と推理します。 何だか、NPC主導で話を進めるのは、よくある日本のRPG的ですなあ。 最近リメイクされるらしいスーファミRPGの傑作「ロマンシング・サガ」。あれのフリーシナリオなんか、BGの感覚に近いものがあります。一方で、IWは「ファイナルファンタジー」的。もっとファイナルファンタジーに近づけようと思えば、「実はパトロンのアルンデルさん自身が邪悪の黒幕で、冒険者を利用して、悪の儀式に必要なハートストーンを手に入れようとしている」といったドンデン返しを想像したりもするのですが、果たしてどうなるか。 根拠のない想像だけでNPCを疑っても仕方ないので、ワールドマップに表れたドラゴンズアイに向かいます。厳密には、ここから第2章がスタート。寺院のクエストは、まだ第1章のやり残しだったということで(物語的には、「ハートストーン探索編」ということでつながっているのですが)。 |
※現状確認も含めて、改めてキャラ紹介
●ブルーノー(HP75):ドワーフの5レベルファイター、男性。ローフルグッド。
●カイヴァン(HP65):5レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。
●先生(HP50):ハーフエルフの4レベルファイター/5レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル(今回、ドルイドレベルがアップ)。 ●フレイ・アルスター(HP32):エルフの4レベルメイジ/5レベルシーフ、女性。カオティックニュートラル(メイジ、シーフともにレベルアップ)。 |
●2004年10月29日(金)・リザードマンの洞窟(第2章その2) 奪われたハートストーンを求めて、「ドラゴンズアイ」という名のエリアにおもむいた冒険者たち。 そこは、火山の山肌に開いた多層構造の洞窟になっています。 中に入ると、襲ってくるのはトカゲ男のリザードマン。それと、ビートルとかスパイダーとか、虫系モンスター。どちらも、「雪の多い地方」では珍しい変温動物ですが、だからこそ、火山のそばが暮らしやすいんでしょうね。 それぞれ、1体1体は大したことない相手なんだけど、ザコがわらわら出てくるので、少し進んだら洞窟を出て、野営して回復を繰り返す……という地道な作業でダンジョンマップを埋めていきます。 ブルーノー「トカゲどもめ。わしの電撃斧を恐れて、寄り付きもせんわ」
カイヴァン「いや、その分、こちらに敵がいっぱい回ってくるから、俺の体はボロボロだ」 ということで、いまだパーティーとしての戦術を模索している段階だったりします。BGと違って、力技で乗り切る、ということが、まだできませんから。 それでも、地道なプレイで洞窟を探検していると、リザードマンに捕まった人々を発見。どうやら、リザードマンは人を食料にしようとしているらしいです。 PS:成長キャラは以下の4人。 ●ブルーノー(HP90):ドワーフの6レベルファイター。 |
●2004年11月2日(火)・ワイトの群れをけちらして(第2章その4)
ドラゴンズアイの洞窟の第3階層に突入。 以上、昨夜、手に入れた情報を場違いな場所で公表した挙句、話を本筋に戻します。 先生「どうして、魔法の剣や、魔法の斧や、魔法のハンマーは出てくるのに、ドルイドの使える魔法のシミターや、魔法の槍や、魔法の杖、魔法の棍棒は出て来ないのだ?」 一度、対ワイトシフトが確立すれば、あとは、さくさくとプレイが進……まないんですね、これが。 結局、ちまちまと探索と休憩を重ねて(このゲームでは、いつものことか^^;)、洞窟を進んでいると、ようやく巨大なテントを発見。そこには、アンデッドを操る女ネクロマンサー(死霊使い)がいました。 このネクロマンサーの日記から分かったこと。 PS:成長キャラは以下の4人 ●ブルーノー(HP105):ドワーフの7レベルファイター。 |
●2004年11月8日(月)・蛇人王国の末路(第2章その5)
ドラゴンズアイの洞窟探索もいよいよ大詰め。第4階層と第5階層をクリアしました。 第5階層の蛇人宮殿は、文字どおり、蛇みたいにくねくねと曲がった一本道構造。脇の扉を開けて、小部屋を探索しつつ、奥へ奥へと進んでいきます。 そして、とうとう最深部のズノメイの玉座の間に到達。 報酬は、ズノメイの持つ「ハートストーン」の他に、玉座の間にたくさんあった宝の数々。豊かな収穫に満足顔で、ようやくクルダハルに帰還することになりました。 PS:成長キャラは以下の5人 ●ブルーノー(HP120):ドワーフの8レベルファイター。 ●フレイ・アルスター(HP49):エルフの7レベルメイジ/7レベルシーフ(メイジレベルが2アップ、シーフは1レベルアップ)。 |