White NOVAの気まぐれ更新日記
過去ログ集2004年5〜6月

(3周年記念後の雑多な更新記録)

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過去の清算の頃合いかも(2004年5月4日)

 3〜4月は、何も更新せずに、ずるずる来てしまいました。
 3月は、家庭の事情で身辺整理。
 4月は、3月にできなかったことをいろいろ消化して、日記に書いただけ。
 建設的に考えるなら、
ホームページの更新作業にとらわれることなく、自分の「すべきこと」「やりたいこと」「やれること」を幅広く行った、と言えるわけですが、
 だったら、
「ホームページの更新をしばらく中止します」とでも宣言すればいいものを、そういう割り切りもできずにズルズル来ている、という感じがします。

 一度、更新がストップしてしまうと、それが常態になってしまって、次の作業に移るまでには相当のエネルギーが必要なわけで、でも、やりたいことをいろいろ溜めてしまうと、何から手を付けるべきか定まらずに、作業そのものが億劫になりがち。
 こういうときは、一度状況を整理して、原点(ゼロ)からスタートしたくなるわけで、文字どおり、
「Gジェネ0」に走ったり(苦笑)。

 改めて、3月に書いたことを振り返ると、

>・
剣日記と、デカレン日記を立ち上げて軌道に乗せる。
>・
ファイズ日記と、アバレン日記を続けて、完成させる(ファイズ日記については、心理考察ページも作成する)。
>・パワレンページ。
ダイノサンダー日記と、基礎データをまとめる。そして、ロストギャラクシーについても、細部を仕上げる。
>・
バルダーズゲートを終わらせる。その他ゲーム日記を進める

 何一つ、行えていません。まあ、アバレン日記については、番外編の「VSハリケン」や「CDドラマ」を書いていたし、剣日記デカレン日記も、専用記事ではなく、トップの日記で書いていることは書いている。
 後者については、日記の再編集と、怪人データの追加だけでもまかなえるのではないか、なんて思ってます。正直言って、今年の作品よりは、昨年の作品の方が自分の好みで、
「ファイズ劇場版ディレクターズカット」のDVDに前後して、いろいろ振り返りたい気分は強く残ってますし。

 現在進行形の物を追いかけて、バタバタあくせくすることよりも、

 「Gジェネ0」
を終わらせたときみたいに、昔、やり残したことに一気に火をつけて、昇華させる方が、自分のスタイルにはかなってますんで、今年初めの「機転」という要領の良さにはこだわらず、どっしり自分のやりたいことを追求するつもり。

●2004年5月1日(土)

 一週間、ここへの音沙汰なしで「Gジェネ0」をぶっ通しで、やっていました
 おかげで、ようやく全シナリオを終了。MSプロフィールも、現在で95%達成しました。

 まだ、登録できていないMSは以下の通り。
ガンダムF90Uクラスターガンダム
GキャノンGキャノンマグナ
ゾディアックゾアン
ナイチンゲール
Hiνガンダム
FAZZ
ベルガ・バルス
ヤクト・ドーガ(ギュネイ専用)
V2アサルトバスター
FA百式改
リグ・シャッコー(近衛師団用)、リグ・リング

 ということで、後はこれらの機体を育てて、エース登録すれば、晴れてゲームクリアと。はあ、長かった。
 そもそも、この「Gジェネ0」、5年前のゲームなんですね。じっくりプレイすると、なかなか時間のかかるゲームなもので、中断期間が長かった、と。このサイトの立ち上げより前に中断していて、「いつかコンプリートしてやる」との希望を抱き続けていたわけです。
 ただ、大作だけに、プレイを始める糸口がつかめず、その間にも、集大成である「GジェネF」、心機一転の「Gジェネ・ネオ」、そして最新作の「GジェネSEED」と発売されています。あと、ワンダースワン版の「Gジェネ・ギャザービート」と、最近の「GジェネA」(これは一応、連載記事に書いている)がシリーズ作品になるか、と。

 今回、再開したきっかけは、「GジェネSEED」にあるわけですが、そちらをプレイすればするほど、
「生ぬるい!」という気持ちがほとばしるわけです。いや、確かに、グラフィックはすごいことになっていて、それでいて初心者向きと、マニアックさのバランスはきっちり取れていますよ。完成度からすれば、「SEED」は「ネオ」の発展形として、申し分ない出来です。
 でも、4月に入ってから2週間ほどのプレイで、MSプロフィール80%を達成してしまい、むなしさを覚えてしまいました。「こんな簡単に達成してしまって、『Gジェネ0』にあくせくしていた自分って何よ」と。その気持ちを払拭するために、マニア街道まっしぐらの封印していた『Gジェネ0』を立ち上げる、と。
 当時は逆シャアシナリオで「ジェガン」をGETした段階でストップ。MS達成率は60%代。そこから、一気にF91、そしてVガンダムまで駆け抜ける! プレイを始めると、もう他のことは考えにくく、MSの成長ばかりが気になります。何とか「ネオガンダム」「サイコガンダムMKV」を作って、「シャイニングガンダム」に設計できたときは、歓喜も一潮。「シャイニング」を作らないと、「W」も
「X」も「ターンA」も作れないわけだから、一つの大きな課題だったわけです。
 で、そういう時期を2週間ほど送って、ようやくクリア、と。2〜3月の鬱々とした気分も、おかげで完全払拭、いろいろ感慨深い思いです。

 という事情で、一週間分の特撮記事が残ってしまいましたが、次回の分も含めて、明日に感想を書く予定。

PS:ただ、今朝のセラムンとグランセイザーを寝坊で、見事に見逃してしまいました(爆)。ということで、掲示板の皆さんの感想を堪能させてもらいます。

●2004年5月3日(月)

 「Gジェネ0」を完全攻略……と言いたいわけですが、MSプロフィールが99%にしかなりません。未登録のメカは、全部エース機にしたんだけど、
 なぜか、ゾアンだけが、「この機体は登録できません」とメッセージ。あと、「Vガンダムのコアファイター」「アンナマリー専用ダギ・イルス(連邦カラー)」が足りないようです。
 まあ、自分の中では、もう十分なので、続いて「GジェネF」に突入。最初のシナリオは、「1st」からとも思ったんだけど、それよりこだわりのある「Gガンダム」に入りました。「0」では、おまけ的なシナリオで、しかも上位機種のゴッドガンダムも登場しない作品ですが、「F」ではたっぷり堪能できます。
 スパロボではさんざん楽しませてもらった、新宿シティでの師弟再会のあいさつも声入りで再現(「流派・東方不敗は……」って奴ですな)。もう、この掛け合いがなければ、「Gガン」とは言えません。惜しむらくは、スパロボと違って、人間ユニットの東方先生が登場しないことですが、「超級覇王電影弾」はきちんと披露。
 一方で、もう一度、一から育成しなければならないプレイヤー部隊。61式戦車やティンコッド、ザニーといった弱小ユニットから、ガンダムを作成するまでが、最初の課題です。ちなみに、現状で自軍のエース機は、ネオジャパンの量産MSブッシ! さらに、1年戦争のMSとして、ザクより先にアッガイが完成してしまいました。ブッシアッガイに愛着を持つ、これこそGジェネ魂! と思ってしまいます(笑)。

 さて、Gジェネの話題は置いておいて、2週間分の特撮です。

●セーラームーンうさぎは死なず。そして、正気に戻った亜美ちゃんとの逃避行です。
 亜美ちゃん、正気に戻ったのはいいけど、自分の悪事に心を痛めており、その心を癒すのに一話が使われました。亜美ちゃんが仲間との信頼を取り戻すための物語を、オープニングの変化といった独自の演出も見事に、示してくれた感じです。
 友情復活を記念して、ヴィーナスも交えた5人での合体攻撃シャッフル同盟拳を披露……って技の名前が違っているし(苦笑)。
 そんなわけで、主役のパワーアップはなしですが、十分、満足できる1話……続いて、NOVAは見逃しましたが、新たなライバル・黒木ミオの登場ですか。思わず「エコエコアザラク」と言いたくなる名前だと思いつつ。キャラへの感想は、次回。

●グランセイザーユウヒの活躍! 光学合成主体の超星神に対し、実弾兵器主体で初陣を盛り上げてくれました。重量感溢れるロボの勇姿は、いつ見てもいいなあ、と思いつつ。
 その次の「ヴェルソー暴走」は、残念ながら見逃しました。う〜ん、ヴェルソーが拘束具を外して、敵の宇宙人をガツガツむさぼる様子は、是非見たかったんだが……って、そういう映像は放送されていないはず(^^;)。
 その後は、ロギアの復活があるみたいですが、果てさて。

●デカ:エリートゆえの心の弱さを露呈しつつ克服するブルーと、人以外の者への愛情を示すピンク、二人の個性をさらに深めた回と言えます。
 悪に転向した旧友を自らの手で倒すクールな二枚目。これがレッドだと、相手を必死に説得して、死の間際に改心する旧友とか、改心した旧友が命を掛けて主人公の危機を救うとか、なんでしょうけど、ブルーの場合はドライに敵を倒す、と。王道話だけあって、これだけでキャラ描写をしっかり見せることができます。
 ピンクの方も、特にコメントを入れる必要もないくらい王道話。ただ、巨大化した赤ちゃんに対して、いつもと勝手が違う巨大ロボ特撮。何だか、ジェイデッカー「巨大化したパンダに対して、攻撃できないブレイブポリス」って回を思い出しました。警察は軍隊じゃないんだから、悪を倒すだけでなく、保護活動までしないといけないと感じたり。
 さすがに、ロボ戦がないのは問題なのか、デビルキャプチャー3が登場(あっさり撃退されたけど)。どうやら、この機体、量産されているみたいですが、いくつまで登場するかな? 
 あと、イーガロイドとのバイク&カーチェイスも、この手の話にしては意外だったり。
 そして、来週は、ボスが変身するデカマスターVRVマスターに続いて、「どうやって、その着ぐるみが、そのスーツを装着できるんだよ!」戦士の登場です。う〜ん、戦隊用語で、「○○マスター」ってのは「着ぐるみ宇宙人が装着するヒーロー」って意味なんだろうか、とも思ったり。
 その後、デカベースが、変形する戦車デカベースクローラー、そしてデカベースロボまでが登場するそうです。やっぱり、カーレンジャー(ビクトレーラー)、そしてゴーゴーV(グランドライナー)の系譜かなあ、と。

●剣ブレイドカリスの間に絆が生まれ、無意味に争っていた関係が解消。
 一方、ギャレンは、小夜子さんをフッた直後に、小夜子さんを殺され泣き崩れる。クールにもなれず、だからと言って、協調性も示せない、中途半端状態を継続。一応、「伊坂に対する復讐鬼」という新たな属性を獲得……したと思ったら、あっさり伊坂(ピーコックアンデッド)を撃退。あまりにも、早すぎます。こうして、また、橘さんは戦う理由を失ったわけだけど、今後、どうするんだろう? 
 そして、第4のライダーレンゲルのベルト完成。金の縁取りと紫の目はカイザをイメージし、錫杖が武器って点は王蛇を連想。カラーリングは黒っぽい緑で、バイクの名前もグリンクローバーだけど、緑よりは紫の印象が強いです。
 目下、橘さんに目的が出来るとしたら、伊坂の遺産であるレンゲルを倒すことぐらいかなあ、と。
 ちなみに、NOVAの現在の各ライダー評価は、「無個性ヒーローなブレイド」「王道なロンリーライダーのカリス」「何をするか分からない無軌道なギャレン」といったところ。これに「悪のプリンス(王者?)レンゲル」が絡み合って、どうなるかなあ、と。

●ウルトラQ:「脳髄が作った仮想現実」の話。
 第2話の「落書き」の話と同じ、「個人の妄想が具現化した恐怖」のようなテイストなんだけど、こちらはP・K・ディックを思い起こさせる「どれが本物の世界なのか?」というSFパラレルワールド感覚が楽しめました。新鮮さよりは、懐かしさを感じさせるストーリーかと。
 ただ、やはり「ウルトラQ」じゃないんだよね。土曜の深夜に見続けるには、デメリットの方が大きいと判断して、4話からは視聴をやめました。
 SF小説を読む者には、ありきたりの話だけど、SFに興味のない者にはマニアック。SFには興味があるんだけど、あまり知識がない人が対象なら、いい感じ。でも、それにしてはレギュラーキャラに魅力が欠けるなど、いろいろと「帯に短し、たすきに長し」的な作品と判断。

●鉄人28号:特撮じゃないけど、まとめておきます。戦時中に作られたフランケンシュタインのような人工生命体が出現。その開発を知った正太郎くんは、鉄人もフランケンも「化け物呼ばわり」します。巨大ロボットをモンスター扱いする感覚は、やはり60年代のテイストかと。
 70年代の「スーパーロボット」時代以降だと、「ロボット=兵器」という感覚になりそうで。
 前話で、鉄人がブラックオックスに敗れたのは、「リモコンからの電波を妨害する仕掛け」のせいで、電波の力を強力に改造したので、大丈夫、とは敷島博士の弁。
 次回は、ブラックオックスとの決着編らしい。

●2004年5月6日(木)

 久々の本格的更新です。とりあえず、の扉に「サブタイトルと登場アンデッド」を追加しました。機械的な作業なら、文章と違って、それほど考え込まなくて済みますからね。
 アンデッド名だけを列挙するのも芸がないので、の目玉である「カード」リストも追加。

 そして、改めて見てみると、各ライダーの所有カード枚数から推測して、各人が倒せるアンデッドの数がおおよそ決定されるんですね。
 ブレイドギャレンは残り5体ずつ、カリスは残り4体となります。レンゲルは、初期所有カード枚数が不明ですが、他のライダーと同じ3〜5枚は持っている、と考えると、8〜10体を封印可能ということになります。これは単純に考えて、初期に活躍すればするほど、後半は封印回数が減るという可能性を示唆していますね。
 そういう状況を一変させるのは、一度、封印されたアンデッドが何らかの事情で解放された場合です。こうなると、「再生怪人大集合」みたいな派手な展開が期待できそうです。あるいは、Aのカードの封印が解けてしまい、変身不能……という展開も、期待したいところ。
 何はともあれ、アンデッドを封印すればするほど、使える技が増えるということで、伊坂(ピーコックUD)を封印したギャレンが、強力な(と思われる)ダイヤの11で、どんなコンボ技を見せてくれるかは気になります。絵札の技だから、やはり相応に派手であって欲しいです。
 そして、今後、絵札のアンデッドが続出することも考えられるでしょうが、その中に、どんな役者がゲスト、あるいは準レギュラーで出演するかも、注目材料かと。

 さて、と並行して、555も書く手はずになっているのですが、とりあえず、手を付けやすい作業として、雑誌から判明したシナリオサブタイトルを追記してみました。まあ、できるところからコツコツ進めながら、作業グセを付けていけば、いずれ終わるだろう、と。今月は、劇場版のディレクターズカットも発売されるので、それに向けて、モチベーションを高めていきたいです。

●2004年5月24日(月)

 今年のジンクス。
 月初めに、「さあ、がんばって更新するぞ!」と決意すると、何だかんだとあって、結局、ほとんどネットに入ることすらできなくなってしまう……そんな気がします。

 今月、ネットに入れなかった理由は、以下の3点。重要度の低い順に並べて……。

@ネット以外の趣味(GジェネFや、京極夏彦氏の小説)にハマッていた。
Aパソコンの調子が悪く、ネットにうまくつながらなかったり、作業途中で落ちることがしばしば。
B引っ越しのための打ち合わせ。

 
@については、まあ、楽しんでいるんだから自分はいいんですがね。
 ええと、GジェネFは順調です。
 「Gガン」クリア→「1st」(ジャブローまで)
「08小隊」クリア→「0080」クリア→「0083」(1面のみ。GP01GET)
「コロニーの落ちた地で」クリア→「Zガンダム」(2面のみ、MK2GET、ハイザックなどGET)
「1st」(宇宙戦。現在ソロモンをクリア)

 以上のようにシナリオを進めて、最新MSは、Gガンを除けば、「プロトZ」という状況。

 その過程で、専用機を作成するためにレンタルしたキャラを使って、「ランバ・ラルVSノリPのグフ対決」とか、「専用のザクに乗って肩を並べて、味方機のはずのドップを撃墜するガルマ&ドズルのザビ・ブラザーズ」「荒野の迅雷ヴィッシュ・ドナヒューVS真紅の稲妻ジョニー・ライデンのライトニング激突」などを堪能。
 何よりも盛り上がったのは「サイド6に対して核攻撃をもくろむキリング艦隊(0080)」に対して、そうはさせまい、と立ち塞がる「アナベル・ガトー」!  「核を撃つなら、連邦艦隊に撃つが良かろう。それをあろうことか、中立コロニーを狙うとは、ジオン軍人の大義にもとる行為!」と言ったか言わないか、ソロモンの悪夢の駆るゲルググが、グラーフ・ツェペリンに猛攻。
 おまけとして、オーストラリア大陸の特殊部隊「ホワイト・ディンゴ」と、共同作戦を展開する白狼シン・マツナガなんて遊びも。

 その一方で、京極さんの小説は、「続巷説百物語」を読了(BGMは必殺シリーズ)。続は、映像化もされた「七人みさき(死神)」やなど、いかにも必殺的な要素が堪能できました。北町奉行所同心・田所真兵衛なんて、いかにもあの人ですし(まあ、独り身という点は大違いですが)。凄腕の浪人・東雲右近も、何だか畷左門とかを連想します(奥さんと子供の悲劇とか尚更……)。
 で、現在は「後巷説百物語」を読んでいる途中。こちらは、時代が経過して、明治時代になってます。裏稼業の目撃人である百介が、老人となって若者に昔語りをする展開に、新鮮なものを感じます。
 そのシリーズとは別に、読み進めていた京極堂の文庫本シリーズも、現時点で最新作の「塗仏の宴 宴の始末」に入りました。続きが気になるので、文庫になる前の新書シリーズ(外伝とも言うべき「百鬼夜行」とか、正伝最新作の「陰摩羅鬼の瑕」とか)も購入して、まだしばらく堪能できそうです。

 で、これらを堪能しつつ、更新作業しようと思っていたら、Aにあるように、パソコンの調子が悪くなったりします。原因は、おそらく、ファイヤーウォールを入れたことで重くなって、CPUに負担がかかり過ぎたことだと思っているのですが、立ち上げ時に「不良セクタがあります」などと言って、毎回スキャンされるし、最適化プログラムなどで調整しても、うまく行かない。それに、ネット接続自体も、うまく行かないことが時おり……。
 そんなこんなで、パソコンの問題で、更新作業そのものがわずらわしくなることも、しばしば。余計に、パソコンとは関係ない趣味に走ってしまう日々だったりします。
 まあ、今のノートも2000年9月に買って、もう4年目になるので、そろそろ新しいのを購入する時期かもしれない……と思ってます。

 そして、一番大きなお知らせが、Bの引っ越しの件
 今年の3月に家庭の事情があって以来、いろいろ話し合いもした挙句、結局、この9月に今の住処を移ることに決定しました。まあ、同じ市内なので、仕事などには影響ないわけですが、ネット環境は今のまま、という訳に行かず、おそらく8月をもって現状のURLでの「ホビー館」は一時閉鎖ということになります。急なことなので、自分でもすごく残念なんですが……。
 とは言え、自分もHP作りには、まだまだ情熱が多々ありますので、9月の引っ越しを終えて落ち着いたら、10〜11月にでも「ホビー館
」を再開するつもりでおります。

 言い訳になるんですが、「ホビー館を閉鎖しなければならないかも……」と思ったとき、更新作業そのものが空しくなったのも事実です。おそらく、更新ができない一番大きな理由は、そこにあった、と思います。それまで作ってきたものが崩れるような不安定な気持ちというか……。まあ、今年はすでに空科研の件で経験済みなんですがね(^^;)。でも、まさか、2月の時点では、3月以降の件は予想もしてなかったです。こうなると分かったら、空科研で悩む必要はなかったような気がする……。

 まあ、何はともあれ、決まったものは仕方ありません(決まるまでの方が、いろいろ動揺した)。
 後は、いかに上手く、終わらせて、そして次に引き継げるか、と言うことですね。
 とりあえず、8月までは現状維持です。ただ、まあ、引っ越しの準備で、書籍整理などに時間を費やすことになるでしょうから、更新ペースも悪い意味で現状維持になりそうです(苦笑)。
 一応、それまでは自分も楽しみたいんで、できるだけ書き込みや更新のために、ネットに入りたいとは思っています。9月以降のブランク期間も、できるだけ短くできるように考えてみる次第。

●2004年5月25日(火)

 昨日は近況と、大事なお知らせを書いたので、今日は、たまっている3週間分の特撮、およびロボットアニメの感想です。

●セーラームーンまこちゃんパワーアップ回は見逃して、見たのは、その前と後の黒木ミオの暗躍回。ええと、黒木ミオ悪美ちゃんの後継者の「悪の華」要素を期待したんだけど、ちょっと陰湿さが強すぎかな。
 まあ、美奈子ちゃん「プリンセス……と言うより、うさぎ本人を守らなきゃ」と考えるようなストーリー展開だとは思いますね。
 それはともかく、今回、うさぎをたばかった男性アイドル(妖魔の化身)って、仮面ライダーガイですか。久々に顔を見たと思ったら、またもそういう役なんですね。
 次回、亜美ちゃんの転校とか、レイちゃんも合わせて、家族関係の波乱が描かれる模様。
 (なお、「帰って来たタキシード仮面」がどうこう、というストーリーの中核は、自分的には興味ないのでノーコメント^^;)

●グランセイザー:「宇宙飛行士の悪夢」は寝過ごして、見たのは、神谷さんと女性博士の交流話と、ロギア復活回。前者は、きちんとドラマしていて良い雰囲気。後者は、グランビークル登場などのイベントもあって、なかなかボリュームたっぷりに楽しめました。ゴルビオン誠と、先輩カメラマンの意見対立など、ドラマも入ってるしね。次回の後編にも期待できます。

●デカデカマスターの登場編(カウンター付きの100人斬りがナイス)と、ボスに頼る5人の弱さを叱咤する話と、仙ちゃんとアンドロイド少女の交流話前編(加えてデカベースクローラー登場編)。次回の、後編(デカベースロボ登場編)まで、イベント続出が楽しいです。
 ついでに、ジャスミンに「シオマネキ君」呼ばわりされているデビルキャプチャーも順調に4号機が登場しました。
 噂によると、今後、更なる新戦士デカブレイクの登場もあるとか。名前から想像すると、アバレキラーの系譜かとも思うけれど、白バイ乗りという話も聞く……って、またも昨年同様、ブルーとキャラがかぶったりしないか? と気になったり。

●剣:戦う理由を失った橘さん、本当にギャレンのベルトを捨てました。そんな彼を叱咤するべく登場したのが、プロトギャレンの桐生豪。迷走しまくりの橘さんを「腰抜け」と切り捨てることのできる強者です。しかも、睦月を差し置いて、レンゲルのベルトを装着するとは……面白すぎる。
 これはレンゲルが登場したから面白くなった……と言うよりも、手慣れた井上敏樹脚本だから、と考えるべきですね。「ブレイドが万引きで報道される妄想」も、いかにもなノリの小ネタだし……(龍騎とか、ファイズでも、主人公が何故か警察のお世話になる話があった)。どうも官憲とゴタゴタを起こすのは、平成ライダーの伝統らしい(序盤のクウガとか、アギトギルスも警察と複雑な関係で描かれていたり……)。
 一方で、レンゲル効果はREMOTEカードによるアンデッド解放で、ライダーとアンデッドが入り混じる乱戦を提示してくれました。これまた、バトルアクション物としては、楽しすぎな展開です。でも、現在のカードがどうなってるか、追跡するのが大変そう(苦笑)。
 ともあれ、次週は、橘さんの(4度目の)復活です。彼が頼れる先輩ライダーとして睦月を引っ張ってくれることを期待します。剣崎に対しては……もう先輩面できる立場じゃないでしょうしね。

 おまけ:の挫折・迷走・復活の経緯
※1度目:ボード壊滅の元凶と誤解されたまま、失踪。再会した剣崎ブレイドに事情を尋ねられ、「オレの体はボロボロだ!」と答えつつ暴走、アンデッド退治に邁進する(ただし、結果はなし)。意識を取り戻した烏丸所長により、「恐怖心」が原因と諌められて、ようやく少し冷静になる。
※2度目:恐怖心の克服……ができずに、ギャレンを捨てて、恋人(予定)の小夜子さんと平和な生活を志す。でも、ゼブラアンデッドの襲撃に際して変身し、敗北した後、自暴自棄に。伊坂(ピーコックアンデッド)による薬物効果の影響で、恐怖心を克服したかに見える。
※3度目:伊坂の走狗として、スパイダーアンデッド獲得に走り回る。その過程で、ブレイドカリスと衝突。ただ、スパイダーGET後、突然、伊坂に反抗したはいいが、あっさり敗北。見せしめのためか、小夜子さんまで殺される。その怒りを原動力に、伊坂に雪辱戦。ようやく勝利して、ヒーローらしさを示す。
※4度目:一時的な怒りの衝動が解けた後、小夜子さんを死なせてしまった後悔の果てに、またもギャレンを捨てることに。そして先輩である桐生との再会によって……復活予定。

●鉄人28号:ブラックオックスおよびフランケン博士との決着の後、アメリカのマフィアが、村雨健二の協力を得て、鉄人のリモコンを奪うことに成功。でも、アメリカマフィアは「鉄人を国外に運び去る」との村雨との約束を破って、鉄人で日本を荒らし回る。
 一方、鉄人を奪われた正太郎は、鉄人に対する複雑な感情を処理できないまま、悩み続ける。アメリカ製ロボットのバッカスも鉄人を止めることはできず、結局、警察は「鉄人捕獲から破壊に方針転換」。それを聞いた正太郎は、単身、マフィアの元に向かう。戦争の兵器と憎みながらも、自分の分身のように思え始めた鉄人を奪還するために。
 ……といった感じで、当初は、「鉄人に対して否定的な思いを抱いていた」正太郎の気持ちが、愛情に転化していく様子が描かれて、いい感じと思ってます。一方で、最近読んだ「長谷川裕一版のコミック」の暗さを伴わない、陽性ロボットバトルのノリも好き。

 ついでに

●劇場版Zガンダム:今月の重大ニュースですね。来年から3部作上映ってことで、TV版の再編集を越えた作品に昇華されることを期待です。
 自分としては、ちょうどGジェネFを堪能している最中なので、改めて、Zのストーリーもやり直せる、いいタイミングと思ってます。
 とりあえず、分けるとしたら、
 「第1部:最初から、香港でのフォウとの出会いと最初の別れ(灼熱の脱出)まで」「第2部:Zの鼓動からキリマンジャロでのフォウとの死別まで」「第3部:ロザミィ編」という、女性キャラ中心の分け方と、
 「第1部:ジャブロー攻防戦まで」「第2部:ダカール演説まで」「第3部:ゼダンの門の最終決戦まで」という、戦い中心の分け方ができそうです。
 第2部は、キリマンジャロとダカールに物語的な距離はさほどないのですが、第1部にフォウを登場させるか否かが、大きな差と言えそうです。あと、毎回のラストを別れとか悲劇で終わらせるのもどうか、と思うのですが、Zって最後は「カミーユの悲劇」で幕を閉じますからねえ。

 あと、劇場版オリジナル要素を、いろいろ期待したい部分もありますが。
 MSでは、序盤にジム・クゥエルを登場させるとか、アムロ専用Zプラスとか。ストーリーでは、0083のデラーズ・フリートへの言及があると嬉しいですね。一番、ありそうなのが、「めぐりあい宇宙」のラストに、「ア・バオア・クーを脱出するシャアの影」が見られたように、百式大破後のクワトロ脱出が暗示される、とか。
 とりあえず、Zガンダムにいつの間にか装備されていたバイオセンサーの説明は、きっちりなされて欲しい、と思います。

●2004年6月7日(月)

 2週間ぶりの顔見せです。
 先週は、「ファイズ劇場版ディレクターズカット」を見たり、「スパロボMX」をプレイしまくったり、それに感化されて、「グレンダイザーDVD−BOX2」を見たりしていました。そこで、長年の謎が一つ解けました。
 それはデューク・フリードの妹マリアのフルネームについて。
 昔の資料だと「マリア・グレース・フリード」表記が多く、NOVAもそう記憶していたのに対し、最近のスパロボ関係の資料だと、「グレース・マリア・フリード」となっている点。一体、どちらが正しいのか気になっていたんだけど、今回分かったこと。
 彼女の初登場回である49話では、「グレース・マリア」と呼んでいるが、その後の話で、「マリア・グレース」と名乗っていたりもするので誤解が生じたらしい。公式設定では、「グレース・マリア」が正解。なお、兄のデューク・フリード自身、「グレース・デューク・フリード」がフルネームである、という資料もあり、「グレース」という言葉は、ミドルネームのような個人名ではなく、「フリード王家の者に付けられる敬称のようなもの」と推察されます。
 ちなみに、英語での「グレース」は、「Your Grace」のような形で、公爵や公爵夫人などの貴族に添えられる敬称だったりします。で、公爵は英語で「デューク」なんだよね。念のため、「デューク・フリード」の名前の元ネタに、ゲルマン・北欧神話の英雄「ジークフリード」があることは、基礎知識だと思ってます。

 さて、2週間分の特撮感想・前編。

●セーラームーン亜美ちゃんレイちゃんの主役回前後編。レイちゃんのお父さんが、アギトの美杉教授だったりするなど、キャスティングネタもあり。
 前編を見た段階では、重い話だなあ、と思いつつ、それをどうまとめるかと思っていたら、後編は亜美ちゃんの方は、「母親の言いなりだった子供」から、「互いの信頼を確認しつつも、対等な立場に一歩踏み出す」ことができて、ハッピーエンドな展開。一方のレイちゃんは、娘にどう接していいか分からない不器用な父親の気持ちを初めて感じつつも、「きちんと話して、自分が納得し、互いに理解し合うには時間が必要」との結論で、保留状態(ただし、自分と母親を捨てたと思い込んで、父親をひたすら拒否していた状態からは前進)。
 思春期の娘と親の微妙な気持ちを描いたドラマとして、悪くはない、と思いました。

 なお、セーラームーンのパワーアップについては、以前、ここで予想した挙句、空振りしてしまいましたが、「プリンセス・セーラームーン」という名称で近日登場するとのこと。使用アイテムは、短剣に変形するハープ

●グランセイザー:ロギア復活の後編は、「ユウヒ対ダイセイザー」などのイベントもあって、楽しめました。
 ロギアの作戦を見ていて、「何だか姑息だ。キカイダーのサブローハカイダーが、01のギルハカイダーに堕落したみたいだ」と思ったのが第一印象。でも、考えてみると、ロギアって元々、勝つためには手段を選ばない狡猾な策士だったんだよね。最後に天馬と一騎撃ちして、自爆して散って行った印象が強くて、「正々堂々とした戦士」という誤解をしていたんだけど、実は「確実に勝てる算段をしてから、前に出てくる知略の達人」と。ルシアを失った直後は、自暴自棄になってたみたい。
 そんなロギアの不幸な点は、「グランセイザーが全部で12人もいて、圧倒的な数の力を誇っている」こと。ウォフ・マナフの中で、ロギアが現在、どのような立場なのかは分からないけど、あまり大した援助は望めない、と思う。その中で、少ない資源(戦力の低いギグファイター他)をやりくりして、最大限の戦果を発揮するために、じっくり作戦を練るロギアを、NOVAは応援したいです。

 なお、ドラマ面で、ゴルビオン誠と、先輩カメラマンの意見対立の結論には期待したんだけど、「先輩カメラマンは最初からギグファイターの化けた偽者」だったわけですか。本編を最初、見たときは、途中からすり代わられた、と誤解しており、「助けた先輩と、誠の和解」が描かれていないのが不満だったわけですが、結局、「先輩が誠を非難した言葉すべてがロギアの策」であって、本物の先輩は登場していない、ということでのジレンマは解消と。
 「戦士として戦わなければいけない立場と、自分自身の夢との矛盾」というドラマをせっかく用意したにも関わらず、「その矛盾が最初から、敵の仕向けた策でしかなかった」というオチで、強引に解決させた、という点が(特撮ヒーロー物として、痛快な展開を本義とするためには、やむを得ないこととは言え)若干の不満を感じました。
 でも、そういう気持ちを、その次の蘭ちゃん主役回が、吹き飛ばしてくれました。キャラに合わせた変化はあっても、「戦士として戦わなければいけない立場と、自分自身の夢との矛盾」というドラマの本質は、まったく変わりません。それを、他のイベントに邪魔されない、もっとストレートな形で示してくれたのが、35話の「ダンシング・ドリーム」。戦士として戦う自分を受け入れてくれ、「戦いが終われば、また共に夢を目指そう」と言ってくれる友人の理解があってこそ、理想的な形のハッピーエンドかな、と。
 逆に、そういう結論を示してくれる回があってこそ、問題提起(「ペンは剣よりも強し」を主眼とする報道カメラマンの信念と、戦士として戦わなければいけない立場の矛盾)だけ見せ付けて、結論は保留した前回のテーマも再考する余地がある、と思います。
 ヒーロードラマとしての爽快さを重視するなら、「戦いを否定したまま終わる」のは問題あり。すると、ドラマの帰着点は、どうしても「戦いを肯定する」形にならざるを得ない。の場合は、「矛盾を指摘した存在が偽者で、悩ませるための敵の罠」とすることで表面的には解決したものの、これは物語上の方便にすぎない。報道カメラマンの信念戦士の矛盾に、あえて解決を示さないことも、一つの正解かなあ、と考えました(これはもちろん、35話で矛盾を解決したドラマが示されたからこそ、言えることです)。

 デカは明日以降。

●2004年6月20日(日)

 2週間前に、「2週間分の特撮感想・前編」と書いておきながら、後編を書かずに停滞させてしまいました。
 その間に進んだのは、「スパロボMX」のプレイのみ、という状況。
 ちなみに、6月7日でシーン5、今でシーン9まで進行。1シーンが4〜5シナリオぐらいなので、1日1シナリオのペースです。

 さて、まずは2週間分の土曜日特撮について。

●セーラームーン美奈子ちゃん主役回と、プリンセス・セーラームーン覚醒回。
 エンディミオンとの恋愛の因縁話は、セラムンでは、重大なテーマなわけですが、自分としてはあまりハマれないので、ノーコメント。
 むしろ、覚醒して、自分を喪失したうさぎちゃんに「制御できない力の暴走」を感じました。クインベリルの攻撃を簡単に受け流して、背後で爆発! 後ろにいる仲間の安否を気づかうことなく、歩みを止めない無表情のセラムンが、ちょっと怖いです。これが仮面のヒーローなら、格好いい映像にも思えるのですが、素面の少女キャラクターって点で、異なる印象を受ける、と。

●グランセイザー仁(ダイル)主役回は、なかなか面白い話でした。
 犯罪者を追う宇宙刑事の身勝手な捜査に巻き込まれたってことで、デカレンジャーとの整合性なんかも頭をよぎったり。表面的には軽いプレイボーイに見えるが実は友達思いのいい奴だったり、SF映画「ヒドゥン」(人間の体を借りる宇宙刑事と、その相棒の絆がテーマ)を連想させる設定とか、いろいろ楽しめました。
 一方、辰平(ギャンズ)主役の、「イルカと心を通わせる女の子」の話も、ヒーロー物として及第点。イルカの持つ超音波を悪用する宇宙人が、イルカの逆襲を受けて、弱ったところをグランセイザーに倒される話……簡単に言ってしまえば、それだけなんですが、
 「これ以上イルカが人間を襲うなら、ユウヒで水族館を破壊する」
と宣言する御園木さんのセリフがいいです。いかにも、「個人の感情よりも、大局的な視点に立つ軍人の立場」って感じで。こういうキャラがいてこそ、辰平の人道主義というか、イルカへの愛が引き立つと思うし、それに今回、巨大戦はなかったにしても、セリフの中でユウヒが登場したことで、巨大ロボの一応の存在感を示せた、と。

 次に、ゴルフで一週飛んだけれど、3週分のデカについて。

●デカ:デカベースロボ登場編(アンドロイド少女後編)と、女戦士活躍編と、京都編。なかなかバラエティーに富んだ3話と言えます。
 とりあえず、デカベースロボについては、ギャラクシーメガに次ぐ「多数の職員搭乗ロボ」。起上時に、中の人が大変な目に合うことも、エンディング時のコントで紹介(笑)。アンドロイド少女フローラについては、悲劇に終わらなかった点がよかったな、と。
 女戦士活躍編については、専用のエンディングテーマまで用意するなどの凝り様。しっかり者のジャスミンと、計算外の行動になりがちなウメコの対比とか、酔拳で活躍したはいいけど、「飲んだら乗るな」の交通法規を守るため、ボスの代理出動→巨大戦とか、小ネタが笑わせてくれた回。
 そして、先週の京都編は、昨年に続いての太秦ロケが楽しめました。でも、昨年のブラキオ総帥の時間をかけての大移動に比べ、今回はデカベースクローラーの到着早すぎ(笑)。これが飛行メカなら、あまり気にならないんですが、やはり地上を走るとなると、どこの道路を通ったのか? とか、いろいろ気になって……。
 しかし、まあ、一番のネタは、ラストのスワンさん勢作の「中村座ロボ」かと(笑)。新兵器作りが趣味の人……なのかも。

●剣:桐生さんが死んだ回(井上脚本)と、女アンデッドが虎太郎をだます前後編(今井脚本)。
 桐生さんの回は、もう格好いいギャレンに尽きます。両腕を広げて、トーッと飛び降りながらの変身は、宇宙刑事ギャバンを思い出しました。レンゲルのREMOTEカード使用を、ギャレンラウザーによる銃撃でとっさに妨害してから、自分のカードを使用するなど戦闘描写もいいです。
 一方の今井脚本。これはドラマもさておき、何よりも戦闘が盛り上がってくれないのが悲しい。ギャレンレンゲルがサソリ退治に駆けつけたら、カリスが先に倒していて、にらみ合い。
 後編の最初は、カリスVSギャレン、そしてレンゲルなんだけど、盛り上がるかなあ、と思わせたところで、レンゲルの不調により戦闘終了。
 その後、虎太郎を人質にとった女アンデッドですが、はっきり言えば、あっさり正体を明かしすぎ。こういうのって、ギリギリまで正体を明かさず、だまし続けるのが面白いのに、つくづくネタを引っ張らず、さっさと伏線を消化してしまう人です、今井さんって。それでストーリーが盛り上がればいいんだけど、ブレイドを助けるカリス、でも共闘はなしって点で、いまいちかと。
 次は、會川昇脚本4本立てで、どう面白い流れを作っていくか、に期待。

 少なくとも、橘さん睦月特訓は、期待していたんだけど、「時速150キロで飛んでくるボールに記された数字を読む動体視力」ってのは、言っていることはスゴいんだけど、やっていることは地味なんで……次の特訓ネタに期待。

 最後に。

●鉄人28号:「鉄人」を奪ったアメリカギャングのスリル・サスペンス。声優は、東方不敗マスターアジアの秋元洋介氏だったんですね。この人の声で、「誰が言ったか、良いも悪いもリモコン次第!」と見得を切られたら、思わずハハアと土下座してしまいたくなります。
 で、「鉄人」を奪い返すために奮闘する正太郎くん。それまで、鉄人に対して否定的な感情を持っていた彼が、愛情に変わっていく様子が伝わってきて、ロボット者としては感情移入要素バッチリな展開。
 一方、アメリカ製ロボットのバッカスが暴走してしまい、かつての戦争と同様に、日本を火の海に変えてしまうのを見て、村雨健二が愕然とするのもいい。そして、それを止めるのが、村雨の忌み嫌った鉄人だという皮肉な展開に。
 結局のところ、「良いも悪いもリモコン次第!」ということは、「鉄人と正太郎のタッグ」こそ鉄人や他の兵器の暴走を止める最良の選択であることを、村雨自身に痛感させるきっかけになった、と思ったり。

 その後は、ドラグネット博士と、ギルバート、そして超人間ケリーの宇宙開発にまつわるエピソード3部作。最近になって、原作について少しずつ勉強中。そういう視点から見ると、原作そのものではないけれど、原作のキャラやロボをうまく換骨奪胎した話だったと思います。
 宇宙開発への情熱ってのは、やはりSF好きとしては、魅力的なエピソードと思いますし。
 鉄人世界におけるサイボーグ観も味わえたし。
 それに、殺人事件の解決ってネタは、正太郎の少年探偵というアイデンティティーを満たす要素ですし。そう、正太郎ってロボット操縦者である前に、少年探偵なんですね。今まで、あまり、そういう点を深く考えてなかったけれど、今回のエピソードで改めて、「ロボット物以外の鉄人ワールドの魅力」を感じさせられました。

「2004年7月につづく」