サンダーゾードパワー今だ!→ (第2シーズンへ) |
1.あらすじ 宇宙の悪の魔女リタの封印が解かれ、地球に危機が訪れた。 度重なる敗北の末、リタは、エンジェルグローブ高校の転校生トミーに目をつける。ジェイソンに匹敵する空手の技量を持つトミーに、リタは邪悪な魔法をかけて、その心を操る。そして悪の戦士グリーンレンジャーとして、パワーレンジャーを襲撃させる。グリーンレンジャーと、彼の操るドラゴンゾードの前に、パワーレンジャーは窮地に立たされるが、苦闘の末に、リタの魔法からトミーを解放することに成功。グリーンレンジャーは、強力な助っ人として仲間に加わった。 トミーとドラゴンゾードが加わったことにより、メガゾードも更なる強化合体が可能になり、最強のメガウルトラゾードが誕生する。しかし、悪に基づくグリーンレンジャーの力は強力な反面、不安定で、次第にパワーの枯渇に悩まされることになる。 6人のレンジャーとリタの戦いは、その後も続いていくのだった。【ページの頭へ】 |
2.解説 パワーレンジャー第1シーズンは、アメリカ版「恐竜戦隊ジュウレンジャー」である。変身後のアクションやロボットバトルは、日本の映像が使われ、それ以外のドラマ部分や変身前アクションに、アメリカ独自の映像が新撮されている。 ストーリー設定としては、悪役は名前以外、日本の「ジュウレンジャー」とほぼ同じ。違っているのは、スコルピーナ(和名ラミィ)がゴルダー(和名グリフォーザ)の妻ではない点と、ローカー(和名・大サタン)がただの強力なモンスターでしかない点(日本では、首領的存在)。 よく、パワーレンジャーのギャグにされているのが、アメリカのはずの「エンジェルグローブ市」が、しばしば東京に似た地形を持っている点である。 パワーレンジャー第1シーズンは、日本語版になった際に、微妙に本国放送時と話数がずれているため、混乱を招く要因になっている。 |
3.レンジャー | |||
変身後 | 変身前の名 | 日本版キャラクター | |
レッドレンジャー | ジェイソン Jason |
ティラノレンジャー・ゲキ | |
ブラックレンジャー | ザック Zack |
マンモスレンジャー・ゴウシ | |
ブルーレンジャー | ビリー Billy |
トリケラレンジャー・ダン | |
イエローレンジャー | トリニー Trini |
タイガーレンジャー・ボーイ | |
ピンクレンジャー | キンバリー Kimberly |
プテラレンジャー・メイ | |
グリーンレンジャー | トミー Tommy |
ドラゴンレンジャー・ブライ |
レッドレンジャー・ジェイソン フルネームは、ジェイソン・リー・スコット(Jason
Lee Scott)。 「ティラノザウルス」の力を宿した戦士で、ジェイソン自身も、空手の達人である。正義感が強く真面目で、非常に頼りがいのあるリーダーとして、仲間を率いる。逆に言えば、面白みがない性格といえるかもしれない。 日本版のゲキとは、ほぼ同じような役割。より頼りがいがあるリーダーに見えるが、やはり「トミーの助けが必要だ」発言は、減点対象かな。 ジェイソンは、第2シーズンまで活躍。その後、ZEOに再出演してゴールドレンジャーとなる。また、劇場版ターボにも出演した。 |
ブラックレンジャー・ザック フルネームは、ザック・テイラー(Zack
Taylor)。 「マンモス(英語ではマストドン)」の力を宿した戦士で、ダンスのリズムを生かした敏捷な動きで敵と戦う(まるで「バトルフィーバー」みたい)。陽気な黒人の若者で、ダンスの他に、手品などのパフォーマンスが得意。また、知恵がまわり口達者。チーム内では、ムードメーカー的存在。 日本版のゴウシとは、「知恵の戦士」という点で共通点があるが、彼がパワーファイターであるのに対し、ザックはパワーより素早さ優先の戦闘スタイル。 ザックは、第2シーズンまで活躍。 |
ブルーレンジャー・ビリー フルネームはビリー・クランストン(Billy
Cranston) 日本版のダンは、若さあふれる猪突猛進の戦闘スタイルで、ビリーはある意味、対極に位置するキャラクターである。 ビリーは、第2シーズン、第3シーズンまで一貫してブルーレンジャーを務め、初期メンバーの中では最も長い在籍期間を誇る。その後、ZEOで前線を退き、後方支援役を担当するようになった。 |
イエローレンジャー・トリニー フルネームはトリニー・カン(Trini
Kwan)。 「セイバートゥースタイガー(サーベルタイガー)」の力を宿した戦士で、素早い身のこなしと中国武術を得意とする少女。また、知識も豊かで、ビリーの話について行き、その難解な言葉使いの解説を他の仲間に分かりやすく伝えるだけの聡明さを持つ。ビリーの発明のサポートを行うこともしばしば。また、生身の戦闘ではしばしばピンチに陥るビリーをフォローするのも、彼女の役割となっているようだ。 日本版のボーイは、彼女とちがって男性。忍者のような戦闘スタイルを持っているが、アメリカ人にとっては、忍者も中国武術も似たようなものらしい。ボーイが小柄なため、NOVAはさほど気にならないが、見る人が見れば、トリニーが変身した途端、体格がゴツい男性のそれになってしまうのが違和感あるそうである。 トリニーは第2シーズンまで活躍。 |
ピンクレンジャー・キンバリー フルネームはキンバリー・アン・ハート(Kimberly
Ann Hart)。 「プテロダクティル(翼竜)」の力を宿した戦士で、体操で身につけたダイナミックかつ、しなやかな動きで戦う少女。 日本版のメイ(演じるは千葉麗子)は、唯一のヒロインとして人気も高かったが、キンバリーの人気もそれに匹敵する。さらに、トミーとの絡みがある分、ドラマ部分での役割は原作以上。原作では、ブライの話になると、ゲキ以外のキャラクターが割り込む隙がなかったからなあ。 |
グリーンレンジャー・トミー フルネームはトミー・オリバー(Tommy
Oliver)。 「ドラゴンゾード」の力を宿した戦士で、ジェイソンに匹敵する空手の達人。エンジェルグローブ高校の転校生であり、当初は、リタに操られた悪の戦士として、パワーレンジャーと敵対する。 日本版のブライは、ゲキの兄であり、また、寿命に制限があるため、中盤〜終盤で、視聴者の気持ちをハラハラさせながら、最後にはゲキに全てを託して散っていった。 |
変身方法と、ゾードの召喚 変身の掛け声は、「変身だ(女性の場合、変身よ)!」 ゾード召喚の台詞は、「ダイノゾードパワー今だ!(We
need Dinozords Power now!)」。個別に召喚する時は、「I need
Tyrannosaurus Dinozord Power now!」などとなる。 |
4.脇役キャラ
「イン・スペース」までの、パワーレンジャーシリーズで最も重要な存在の一人。 ゾードンとレンジャーのサポートロボット。外見は、ブリキでできた感じ。チープなC3POといったところか(色は赤と黄色が主体)。 一般人(=「レンジャーの正体を知らない人」の意)。 Cアップルビー先生とキャップラン校長 エンジェルグローブ高校の先生たちで、一般人。 エンジェルグローブ高校近くのユースセンターにあるジュースバーのオーナー。 アーニーは太った、人好きのするオーナーで、レンジャーたちとも相当親しい一般人である。ただし、しばしば施設の器具を壊している、バルクとスカルには厳しい目を向けている。ここのジュースは、しばしばバルクとスカルの頭に飛んでいくが、アーニーもよく二人のドジの巻き添えを食らって、ジュースまみれになっている。 Eアンジェラ ゲスト高校生の多いパワレンだが、その中でも登場回数の多いのは、ザックが恋している彼女だろう。ザックと同じ黒人の女の子である。 |
ゾード解説 ゾードとは、パワーレンジャーが操る巨大メカの総称である。 @ティラノザウルス レッドレンジャーの操るダイノゾード。 Aマンモス ブラックレンジャーの操るダイノゾード。 Bトリケラトプス ブルーレンジャーの操るダイノゾード。 Cセイバートゥースタイガー イエローレンジャーの操るダイノゾード。 Dプテロダクティル ピンクレンジャーの操るダイノゾード。 Eドラゴンゾード グリーンレンジャーの操るダイノゾード。 Fタイタヌス ブラキオザウルス型の無人大型サポートメカ。 Gメガゾード ダイノゾード合体ロボの基本形。 Hメガドラゴンゾード ドラゴン、マンモス、トリケラ、タイガーの4体合体。 Iウルトラゾード メガゾードに、ドラゴンゾードが合体した6体合体。 Jメガウルトラゾード ウルトラゾードがタイタヌスに騎乗した7体合体。 |
敵役解説 基本的に「第1シーズン」の敵役は、原作の「ジュウレンジャー」と名前以外、まったく同じである。 バンドーラとほぼ一緒ですね。 Aゴルダー ラミーとのアツアツ夫婦描写があって、まだ、憎めないグリフォーザーと違って、パワレンのゴルダーは、嫌らしい敵役です。 Bバブー この2体は、いつも一緒にいるので、同じに扱いましょう。 Dフィニスター 粘土から、モンスターを作る大切な役どころ。 Eスコルピーナ 原作では、グリフォーザーの憎めない奥さんで、またプテラレンジャーのメイちゃんと仮装合戦を繰り広げたりで、視聴者の目を楽しませてくれました。 Fモンスター 粘土から、作られる怪人。 Gゴーレム 粘土から作られる、灰色のザコ怪人集団。 Hローカー リタが異次元から召喚した強力な魔物。 |