部品2画

(ホウ)
hougamae.png(513 byte)
甲骨文
 象形。体をかがめている人を横から見た形。体を丸く曲げて何かを包んでいる形とも。
 康煕字典に漢字として掲載。部首字(つつみがまえ)。
 甲骨文字辞典によると、kyuumotureru.png(358 byte)(丨部1画で音キュウ、「糾」の初文で「もつれる」という意味がある字)が囲いになると楷書では勹と同形になるといい、「句」を例に挙げる。
  勹部の字・部品:  匂[匍 匐];匈(「」参照) 
  勹部だが成り立ちの上で無関係の部品: 
  形として勹を含むが成り立ちの上で無関係の字:旬(勹②参照)
  形として勹を含むが成り立ちの上で疑問のある字:
  関連する字: 


部品2画
junjitukoukotu.png(768 byte)
「旬」
甲骨文
 象形。楷書では勹①と同形だが、旬の甲骨文(日は後で加えられた)は大きく異なり、これが何を象ったものか諸説ある。
 字統は「尾部を捲いた竜の形」とし、甲骨文字辞典は「腕を曲げて丸めた形であろう」といい、漢字源も「手をまるくひと巡りさせたさま」とする。
 しかし端部の巻き方がとても腕とは思えない甲骨文が多いため、ここでは字統の説を採る。
  使われる字:(殉)