部品6画 | ||
艮① (コン) (うしとら) |
小篆 |
会意。字統は目と退く人に従うとする。目は呪的な「邪眼」で、その目で侵入者を退ける意という。 漢字源は目とヒ(小刀)からなり、小刀で目の周りに入れ墨をすることを意味するという。 康煕字典に漢字として掲載。 ・部首字(こんづくり)。 艮部の字: 艮部だが成り立ちの上で無関係の字:良 艮①を部品とするその他の字・部品:銀 根 眼 限 恨 痕 ; |
部品6画 | ||
艮② | 「食」 甲骨文 |
「食」の下部に使われる部品で、食器に食物を盛った形。皀(キュウ)という漢字が変化したものである。皀は、「即」や「既」の左部の元の形でもある。 皀は康煕字典に漢字として掲載。白部2画。 使われる字:食 同源の部品:(即、既、郷) |
部品6画 | ||
艮③ | 「退」 甲骨文 |
上部は艮②と同じく食器に食物を盛った形。下部は夊(夂②)で後ろ向きの足。字統は神に供えたものを引き下げる意といい、退の初文。 が変化したものとの説もある(落合淳思「漢字の音」)。 使われる字:退 |