小学1年


 オウ
ou1.png(787 byte)

ou2.png(751 byte)
 象形。大きな鉞(まさかり)の刃の部分を玉座の前に置き、王が持つ権力を象徴したという。
 古くは、横三画が天地人を象徴し、これを貫く者が王であるという解釈が主流だった。左上の図は鉞に見え、下の図は現代の王に近い。
甲骨文 部に属するが、成り立ちとしては無関係。
  王を部品とする字: 
  形として王を含むが成り立ちの上で無関係の字:  寶(→) 


部品5画



tei.png(1671 byte)
(テイ)
康煕字典
niwanakamikoukotu.png(493 byte)
甲骨文

niwanakamisyouten.png(539 byte)
小篆
 会意。人+土で、人が土盛りの上に乗った様子(甲骨文字辞典)。伸びあがって遠くを見たり、神に近づこうとしているさまを表す。
 康煕字典に漢字として掲載。土部1画。同字典では1画目を右から払っていることが分かるが、新字体では王(オウ)と全く同じになった。
  使われる字:   聽(→) 
  同源の部品:


部品5画



kuruumigikouki.png(1970 byte)
(オウ)
康煕字典
kuruumigikoukotu.png(589 byte)
甲骨文
 古くはtetu.png(213 byte)+王の会意文字で、説文解字は「草木がはびこる」意とするが、字統(狂字条)及び常用字解は、tetu.png(213 byte)(足の形)であり、王の使者が出発にあたって神聖な鉞(王)の上に足を置いて清める儀礼をいうのであろうという。
 康煕字典に漢字として掲載。tetu.png(213 byte)部4画。
 のちに上部が省略されて王と同形となった。
  使われる字: [旺 匡 枉]
  同源の部品を使う字: