小学1年 | ||
王 オウ |
象形。大きな鉞(まさかり)の刃の部分を玉座の前に置き、王が持つ権力を象徴したという。 古くは、横三画が天地人を象徴し、これを貫く者が王であるという解釈が主流だった。左上の図は鉞に見え、下の図は現代の王に近い。 |
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甲骨文 | ・玉部に属するが、成り立ちとしては無関係。
王を部品とする字:往 皇 形として王を含むが成り立ちの上で無関係の字:主 全 寶(→宝) 旺 |
部品5画 | ||
王② (テイ) 康煕字典 |
甲骨文 小篆 |
会意。人+土で、人が土盛りの上に乗った様子(甲骨文字辞典)。伸びあがって遠くを見たり、神に近づこうとしているさまを表す。 康煕字典に漢字として掲載。土部1画。同字典では1画目を右から払っていることが分かるが、新字体では王(オウ)と全く同じになった。 使われる字:望 聖 徴 聽(→聴) 呈 同源の部品:壬② |
部品5画 | ||
王③ (オウ) 康煕字典 |
甲骨文 |
古くは+王の会意文字で、説文解字は「草木がはびこる」意とするが、字統(狂字条)及び常用字解は、は之(足の形)であり、王の使者が出発にあたって神聖な鉞(王)の上に足を置いて清める儀礼をいうのであろうという。 康煕字典に漢字として掲載。部4画。 のちに上部が省略されて王と同形となった。 使われる字:狂 [旺 匡 枉] 同源の部品を使う字:往 |