漢検準2級 | ||
履 リ はく |
小篆 |
会意。説文解字の正字(左の小篆)は、上記のように分解できる。そのうち「舟」が、履物の形。尸が人の体で、彳と夊は歩行に関する部品である。 説文解字は「足所依也」、つまり「はきもの」だとする。 字統によると、新たに所領となった土地を履(ふ)むなど、履むことは儀礼として重要な意味を持っていた。そこから、「位を履む」という用法が生まれ、履歴などの語が生まれた。 のちに尸以外の部分が「復」と同じ形に変わったので、成り立ちが分かりにくくなっている。 ・尸部12画。 使われる熟語の例:履歴 履行 草履 |