漢検3級


セン
ひそむ
もぐる


旧字体
moguru.png(1144 byte)
小篆

sanzui.png(329 byte)mogurumigi.png(671 byte)

 形声。声符のmogurumigi.png(671 byte)は、康煕字典に載る漢字(曰部8画、音サン)で、字統によると、祝詞の容器である曰(エツ)の上に二本のかんざしを置き、秘かに人を呪詛する意味という。  
 この声符は、[譖](シン、そしる)や[僭](セン、おかす)にも使われる。  
 「(←贊)」の上部も新字体では同形だが、旧字体では異なる。ただし双方とも「かんざし」の象形とされる。  
 潜は、説文解字に「渉水也」とあり、川を歩いて渡る意と解されるが、字統は潜行する意だという。また「一曰漢為潜」ともあり、字統はこれを漢水(河川名)に伏流するところがあるためと述べる。  
 新字体に含まれる「」や「」とは、成り立ちの上で無関係。
・新旧字体とも、水部12画。