漢検3級 | ||
潜 セン ひそむ もぐる 潛 旧字体 |
小篆 |
形声。声符のは、康煕字典に載る漢字(曰部8画、音サン)で、字統によると、祝詞の容器である曰(エツ)の上に二本のかんざしを置き、秘かに人を呪詛する意味という。
この声符は、[譖](シン、そしる)や[僭](セン、おかす)にも使われる。 「賛(←贊)」の上部も新字体では同形だが、旧字体では異なる。ただし双方とも「かんざし」の象形とされる。 潜は、説文解字に「渉水也」とあり、川を歩いて渡る意と解されるが、字統は潜行する意だという。また「一曰漢為潜」ともあり、字統はこれを漢水(河川名)に伏流するところがあるためと述べる。 新字体に含まれる「替」や「夫」とは、成り立ちの上で無関係。 ・新旧字体とも、水部12画。 |