漢検3級 | ||
乙 オツ |
甲骨文 |
十干の二番目(きのと)にあたり、古くから使われる字だが、原義については定説がない。甲骨文字辞典は、仰韶(ヤンシャオ)文化の陶文にある記号に由来するものかもしれないとする。 説文解字は、春に草木が屈曲しながら伸び出す形とする。 字統は、「乱」の右側がこの字であるとして、もつれた糸を解く「骨べら」の形とする。 の形をとる部品に、乙が変化したものが他にもあるかもしれないが、不詳。 ・部首字(おつ、おつにょう)。 乙部の字:乱 乙部だが成り立ちの上で乙と無関係の字(字統による): 九 乳 乾 乞[也] |