部品2画

(ヒ)
hihito.png(498 byte)

hisaji.png(581 byte)
甲骨文
 象形。字統によると字源に2系統あり、一方は右を向いている人、一方は「さじ」の象形とする。「北」の部品は前者、「匙(さじ)」の部品は後者である。
 「疑」の左上部は、右を向く人の顔の部分だけでヒの形となっている。
 別に、音カの字ヒ②(下記)があり、元は微妙に形が違ったが、今の活字等では全く同じ部品になっている。
 説文解字では、ヒ①ヒ②それぞれが部首字だったが、康煕字典ではヒ①の部にヒ②が編入されている。
 康煕字典に漢字として掲載。
・部首字(ひ)。
  ヒ部の字:
  ヒ部だがヒ②に由来するもの:
  ヒ①を部品とするその他の字・部品: 眞(→)     
  関連する字: 
※「眞」(→真)の上部の部品については、字統はヒ②とするが、ここでは甲骨文字辞典に基づき、ヒ①とする。
※筆者の論考 同じ形で別の漢字 ヒと匕 の項参照。


部品2画

(カ)

bakerunoka.png(2672 byte)
康煕字典
bakerukoukotu.png(644 byte)
「化」
甲骨文
 象形。人が上下逆に倒れて死んでいる形。説文解字では部首字で、「変也。从到人」とする。頃、匙、などがこの部に所属する。
 別に、音ヒの字ヒ①(上記)があり、元は微妙に形が違ったが、今の活字等では全く同じ部品になっている。
 康煕字典ではヒ①の部にヒ②が編入されている。
 康煕字典に漢字として掲載。ヒ部。
  ヒ②を部品とする字: 
※「眞」(→)の上部の部品については、字統はヒ②とするが、ここでは甲骨文字辞典に基づき、ヒ①とする。
※「卓」については、説文解字はヒ②の部に入れるが、字統は匙の象形とする。
※筆者の論考 同じ形で別の漢字 ヒと匕 の項参照。


部品2画

(ヒ)
mesukoukotu.png(742 byte)
「牝」
甲骨文
 象形。字統によると、メスの獣の性器の形。また、漢字源は、本来は「比」字が性器の形だとする。
  ヒ③を部品とする字・部品:[牝];