部品4画 | ||
曰①(エツ) (いわく) |
甲骨文 |
象形。字統は、口②(祝詞の容器)の蓋をすこし開けて、中の祝祷の書を見ようとする形という。他に、口を開けてものをいう、とする説がある。 「音」については、下部の曰は「言」下部の口に由来するものだが、ほぼ同様の字源であるので、この部品を使った字とみなす。 また、「旨」の下部(肉を入れた器)についても、字統は「祝祷を収めた器の曰(えつ)と字形が少し異なる」というが、ほとんど同形であるので、この部品とみなす。 康煕字典に漢字として掲載。部首字(いわく、ひらび)。 曰部の字:書 替 曹 曰部だが成り立ちの上で無関係の字・部品:曲 最 會(→会) 更 曽;曼(慢 漫) 曰を部品とするその他の字・部品:音 者 香 壓(→圧) 旨 ;昌 本来は曰を部品としていたとされる字:習 皆 ※字種とフォントによっては、形では「日(ひ)」と区別しがたい場合があるので注意。 |
部品4画 | ||
曰② (ボウ) 元の形 |
小篆 |
象形。帽子、頭巾などかぶせるものの形。 部品として使われる場合、曰①と同形となり、曰部に入れられる場合もある。 元の形は康煕字典に漢字として掲載。冂部2画。 使われる字・部品:最 冒(帽);曼(慢 漫) |