White NOVAの気まぐれ更新日記
過去ログ集2004年10〜12月

(4周年記念前後の雑多な更新記録)

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転居して再出発(2004年10月3日)

 この3ヶ月は、公私共にバタバタしていました。
 よって、ここで振り返ることは、あまりありません。
 あえて言うなら、
「新スーパーロボット大戦」記事を書いたぐらい。この続きは、「魔装機神」を考えております。「F」は、再プレイを始めたりして、記事にまとめるのは当分先。それよりは、「コンパクト」「64」を先に書くことになりそう。メジャーな作品よりは、マイナーな方が書き甲斐があるなあ、と思ってます。

 さて、再出発と言うことで、最初に悩んだのは、容量の問題。
 2002年の年末に、プロバイダー無料提供の10MBじゃ少なくなったので、有料にして20MBにしていたのが、今回の転居で10MBに戻ってしまったため、一部の記事がアップロードできず、結局、過去作品の日記記事をカットした始末。
 で、この機会に、どこか
「他の無料HPを利用して別館を作ろう」と思ってましたが、そのためのトップページ作成など、いろいろ計画立てていた段階で、プロバイダーから通知が。
 ええ、このたび、プロバイダーが事業拡張のために、別の業者と合併して、そのおかげで
「無料提供のHPが20MBにUP」したとのこと。
 よって、慌てて別館を作る必要がなくなりました。まあ、カットした記事は、もはや不要と思い切ってカットしたため、リクエストでもない限りは復刻せず、と。

 で、やり残した過去は清算していきたいわけで、
 今年年内の目標として、
「ファイズ」「アバレンジャー」「バルダーズ・ゲート」「パワーレンジャー」の4つを仕上げていきたい、と思っています。どれも、昨年末から、手を付けようと思いながら、ズルズルと引き延ばしていた記事群。そして、好きな作品群でもありますので、こだわっていきたい、と再度表明。

 何はともあれ、一先ずの目標は、11月の4周年記念
 今月いっぱいは、しっかり更新して、年末を悔いなく迎えたい、と思います。

●2004年10月1日(金)

 10月に入ったので、久々に本格的な更新をしました。
 というか、新番組開始時期にするべきことを今ごろやったわけですが。
 それでは、明日は「ウルトラマン・ネクサス」なので、もう寝ます。そちらも、追記しないといけないなあ、と思いつつ(ところで、「ウルトラQダークファンタジー」とか「ウルコロ」も、ウルトラ関係にリストアップしないといけないんだろうなあ。「ノア」とか「ダーク・ザギ」とか、年末の劇場版「ネクスト」の扱いも戸惑うし……)。
●2004年10月5日(火)

 先週分の特撮感想です(今回は土曜日放送の分)。

●ウルトラマンネクサス:ウルトラマンよりは、防衛組織のTLTをメインにした第1話です。
 秘密組織のTLTは、戦闘機もステルス機能搭載で、隠密行動の中で怪獣退治をします。でも、これって、いつまで続く設定かな。今後、怪獣が巨大化していけば、隠せなくなるだろうしね。
 防衛組織に所属しないウルトラマン……という設定は、藤宮アグルを受け継いだ設定で、魅力的。しばらくは「TLTと謎の光の巨人の対立」もドラマの焦点になるのでしょうね。
 あとは、今回、ウルトラマンが魔空空間というか、MAXフィールドを作り出して、その中で怪獣と戦うそうですが(おかげで、都市への被害が少なくなるとか)、それがどういう映像で描写されるかにも、期待してみる。ただし、派手な都市破壊が期待できない分、怪獣物としての魅力に欠けやしないか、と不安も感じますが。

●エンジェル:裏エンジェルのアンジェラスが解放されて、暴れまわってます。
 おかげで、エンジェルの仲間たちが、困惑状態に。
 その中で、「コーディリアが実は、野獣の主(ビーストマスター)だった」ということが(視聴者に)判明し、ストーリーも混迷状態に。
 「バフィー」のキャラであるヴァンパイアスレイヤー、フェイスも登場し、ストーリーは加速度的に盛り上がっているのですが、その分、勉強も必要、と(「バフィー」は映画版を見ただけで、時おり、「エンジェル」の前に放送されているTV版にも目を向けているのだけど、どうも「エンジェル」ほど興味を惹かない)。
 で、フェイスは「野獣」を倒そうとスカウトされるのですが、とてもかないません。ただ、フェイスを追いつめた「野獣」に対して、観戦していたアンジェラスが「野獣の角製ナイフ」を使った必殺の一撃を食らわせ、あっさり抹殺。
 配下を倒されたコーディリアは、次の計画を発動するという展開でつづく。

 もう、善悪、敵味方が非常に混迷した状態で、非常に面白いです。でも、ストーリー紹介するのは、非常に困難なんですね。分かる人だけ、楽しんでってことで。

●ジャスティライザー:もう、古き良き特撮っぽいドラマと、派手な怪獣大暴れ特撮で、王道路線まっしぐらというのが小気味良いです。
 とりあえず、主人公のライザーグレンは、セイザータリアスの後継者的な単純明快な熱血漢の高校生。それに、女子高生のライザーカゲリと、クールな大学生のライザーガントが参入する予定だけど、それらは10月いっぱいを掛けてじっくり描かれるそうな。
 熱血
ヒロインクールとは、3人組の王道ですが、メンバーの役割としてはブルースワットも連想します。ヒロインも単なる守られ役ではなく、戦えるヒロインになるみたいだし(戦えて、なおかつ可愛い、という条件を満たすとなると、難しいのですがね)。前作は、女性キャラが4人なので役割分担が可能でしたが、今年は一人で複数の役割をこなさないといけないので、どうなるか不安かつ期待。
 ロボットの幻星獣ライゼロスは、いろいろなサイトで「メカゴジラ+ガイガン」と感想が語られていまして、NOVAも同感。あの目の形と、胸部の「ダブル回転ジェットカッター」がガイガンっぽさを演出。手の爪もロケットパンチみたいに発射されるのは、前作のガントラスの後継者として合格点。前作では合体して怪獣型になったけれど、今作は最初から怪獣型。3体の幻星神と合体することが予想されるんだけど、今度は合体して人型かなあ、と。
 幻星神は、まだオープニング画面に出ただけだど、鳥型四足獣型甲虫型と前作を踏襲。ヒロインの機体が四足獣型というのは、なかなか珍しいかな、と(ダンクーガ、ガオレンジャーぐらい)。どちらかというと、鳥型、魚型が多いと思う。まあ、ガンシーサー好きのNOVAにとっては満足。あ、それと追加ロボとして、やはり魚型が出てくるのかなあとも予想。

 最後に、元締め的立場になる天堂家については、忍者キャプターとの接点を妄想しつつ。

PS:グランセイザーの最終回、結婚式を挙げていたのは、誰だろうと思っていたんですが、タウロン直人と、ヴェルソー涼子さんだったんですか。まあ、戦いバカと、それを理解しつつ癒せる姐御ということで、納得できるカップルかな、と。

PS2:セラムンは、最終回スペシャルで、うさぎと衛の結婚式とか? すると、セーラー戦士ならぬウェディングピーチじゃないか、とツッコミを入れたり。

●2004年10月6日(水)

 今日は、深夜を楽しみにしていました。
 鉄人が終了した後も、水曜の夜は楽しみな番組が始まる……はずでした。

 「リングにかけろ」!
 10月6日からテレビ朝日の深夜に放送する……それを楽しみにしていたのに……シクシク。

 今日の今日まで気付きませんでした。
 「テレビ朝日」であって、「テレビ朝日系」ではないことに。
 
ちなみに、関西では「朝日放送(ABC)」です。これって、結構、まぎらわしいんですね。当然、関西でも放送すると思っていたのに、関東限定なんてねえ。

 そんなわけで、ブーメランも、ギャラクティカも、スペシャルローリングサンダーも、JETアッパーも、ハリケーンボルトも、遠くで響き渡るのを、寂しい気持ちで感じるNOVAでした。
 聞こえるのは、秋の夜に鳴く虫の声音のみ。

PS:デカと剣は、明日に感想書く予定。今夜はBGに専念。

●2004年10月7日(木)

 日曜の特撮2本です(この後、10月から、NOVAはチャンネルNECOで「ファイヤーマン」を視聴するようになっていることも補足)。 

●デカ:どんどん弱くなるデカブレイクです。戦隊6人目の原則として、「出番の多いキャラは弱くなる」というのがあります。強さと威厳を維持しようと思えば、病気だの、アースを失っただの、レッドと反りが合わないだの、いろいろな理由を付けて、戦隊仲間との距離を置かなければなりません。
 しかし、テツのヘタレっぷりは異常です。これでは、彼にやられたヘルズ三兄弟のボンゴブリンが浮かばれません。
 一方、ボスことデカマスター。ヘルズ三兄弟の兄ブリッツに勝てなかったとき以来、前線に立たなくなりました。それが、久々にテツと出陣。そして……たちまち人質にされるテツに大爆笑。「特凶」って一体……(;;)。
 まあ、テツが捕まったおかげで、ボスの威厳は保たれたのかな、と。「部下を守るために、やむなく武器を収める上司」の役でいられたのですから。ただ、ボスもこのまま弱いキャラでいるのは、もったいないというか、実はまだ公開していない「戦闘モード」があってほしいなあ。ただ、その「戦闘モード」を使うと肉体に大きな負担を及ぼすから、めったに使わない。しかし、部下の最大のピンチを前に、「究極の戦闘モード」を発動させて、ボス殉職! そして、怒涛の終盤戦に突入……なんて、妄想を抱いております。果てさて……。

 で、今回の目玉は、SWATモード
 ええと、この前日に、ネクサスで、リアルなSWAT風の描写で活動しているTLT隊員を見て、「先にやられた!」なんて思いまして、
 また、ジャスティライザーが割と燃える王道路戦を披露してくれたんで、
 下手なパワーアップは興醒め、と考えていたわけですが、まあ、SWATモードの映像描写のメカニカルさは、素直に格好いい、と思えました。
 次回のデカウイングロボも期待です。とりあえず「シューティングフォーメーション! ビッグマグナム!」とツッコむのはお約束ってことで。

●剣キングフォーム。キンキラキンがゴージャスすぎて、カラーリングも、そして全身にカードを貼り付けたデザインも好きになれません。せめて、角がぱかっと割れるギミックでもあれば、良かったんですが。
 自分的には、ワイルドカリスに期待ですね。やっぱり、赤い仮面緑の目ってのが、Vスリャーしていて、いいです。ギャレンのパワーアップには期待したんですが、橘さん、ヘタレてますし、せっかくのジャックフォームもほとんど見せ場がないし、カラーリングも地味な赤キンキラをあしらっただけ、と。ピーコック(孔雀)の羽根を活かすなら、もっと派手でも良かったのに、と思います。
 ともかく、NOVAの頭では、ワイルドカリス一押しです。敵になろうと、一向にかまいません。ジョーカーになりかけた今のカリスには、「不完全な良心回路のために、ギルの笛に苦しむキカイダー・ジロー」の危うさも漂っていていますしね。

 さて、ブレイド・キングフォームや、剣崎のドラマ自体は、もうどうでもいいです。
 橘さんをコピーした「トライアルE」と、ブレイドの対決に加え、ジョーカーVSカリス(マンティスアンデッド)という夢の対決に、思わず睦月(スパイダーアンデッド)偉い! と言いたくなりました。いや、こういうショーマンシップなところは、嶋さんのセンスが働いているのかな?(それはそうと、もうナチュラルは出てこないの?)
 ともあれ、戦いを演出してくれるといえば、やはりマッドギャランこと広瀬父にも期待するわけで。もう、NOVAとしては、広瀬父がライダーシステムを装着して、しかも、そのデザインが劇場版ライダーのデザインと近ければ、主役絡みの不満は全て解消するつもり。

 あとは、睦月を踏んづけたお姉さんとか、ウルトラセブン森嗣さんとか、いろいろとネタは豊富そうなんで、楽しむことは楽しめている状況(森嗣さんと言えば、昨年の555が序盤、平成セブンゆかりの人たちの登場で話題になったので、そのとき以来の企画だったのかなあ? と勘繰ったりも)。

●2004年10月12日(火)

 休日の間に専念していたBGが終わったので、気持ちをいったんテレビ番組に向けて。

 「SEED DESTINY」が始まったおかげで、土曜日に見る番組が増えたなあ、と思いつつ。今夜は新番組について書くことに専念。

●ネクサス:怪獣巨大化の第2話。
 しばらくは「ウルトラマンに変身しない主人公」を中心に描くことで、「ウルトラマン=謎の超人」という位置付けを強調している、と。
 でも、防衛組織自体の存在が世間には「秘密」なので、ドラマ的に「主人公が秘密を持っている」という設定は変わらない。
 果たして、どこまで続く設定なのかな。新しいことをしている、ということで評価はしたいけれど、今のところ、分かりやすいカタルシスを感じられないのも事実。そういうのを求める作品ではないのか(まあ、そういう要素はジャスティライザーが満たしてくれるので、しばらくは冒険的な設定の行き着く先を冷静に見届けるつもり)。

 ただ、一つだけ気になるのは、サイジョウ・ナギ副隊長。主人公の孤門くんと意見対立する女性ってことは、ダイナのリョウ隊員の後継者ということなんだけど、どうも「副隊長による新人イビリ」というのが、TLTナイトレイダーという組織の印象を悪くしてます。
 いや、プライドの高いプロ集団だから「甘い考えの素人上がり」を鍛えるってドラマなら納得するんです。
 でも、唯一の証人による「銀色の巨人を目撃した」という情報を、見間違いの一言で却下し、じっさいに自分が「銀色の巨人を目撃」したら、いきなり攻撃を始めるのは、どういうことか。何だか、うがった見方をしたら、自分の判断ミスの証拠を消すべき行動にも思えてきます。
 サイジョウさんが、プロのクールで的確な判断をしてくれるならいいんだけど、今のところ、そういう言動が感じられず、「単に主人公とウルトラマンに対して必要以上の敵意をむき出しにするだけの感情的な女」にしか見えません。
 そして、その彼女が副隊長という立場なのが、なかなか厳しいと。副隊長なら、個人的な意見よりも、組織としての和とか、隊長のフォローとか、もっと大きな視点を持つのが理想なんだけど、副隊長自ら組織の和を乱す発言をしてどうする? なんて思ってしまいます。
 「副隊長が主人公と対立」という点について、主人公の組織内での孤立化を目指す、なら作劇上、正しいのだろうけど、だったら、それをフォローする隊長のリーダーシップが求められるのに、今のところ、隊長があまり目立っていない。
 ちょっと、ナイトレイダーという組織の方向性が心配になってしまいます。まあ、これについては、3話の「主人公と副隊長の正面衝突後のドラマ」を見てから、さらに考えてみるつもり。

●ジャスティライザー:特撮ヒーローの王道ってことで、高評価。次週のライザーカゲリ登場が楽しみ。安心して見られる作品なので、特にツッコミ点はなし。
 和風ってことで、登場時の「見参!」「参上!」「推参!」って3人のセリフがいいなあ、と思ってます。「参上」は、忍者の決め文句で、最近でもハリケンジャーの「シュシュッと参上」が挙がるけど(元祖は赤影?)、他の2つも、「ライオン丸」とか「タイガージョー」を連想して、三人三様の格好よさが感じられるセリフ。
 あと、変身直後のマントも格好いい。もう少し、戦闘時にも活用して欲しいなあ、とは思いますが(今のところは、ハリケンジャーの傘状態で、名乗りのときのみ着用)。
 それと一番、楽しめたのが、グレンの必殺技「レイジング・フレイム」。一度、刀を鞘に収めての居合抜きなんですが、その際、鞘の中でエネルギーをためている様子が、ピピピっと段階的に点灯していくのが、分かりやすくていい! いかにも玩具チックですが、ハマる描写です。

 ところで、前回、ガントの幻星神ジュウライザーを甲虫型と書いてしまったのですが、もしかして亀かな? と思い直したり。
 朱雀玄武白虎(白くないけど^^;)という組み合わせなら、4体目は魚じゃなく、竜かもしれないなあ、と思いつつ。

●SEED DESTINY:30分前のSEED再放送はちょうどオーブ戦。で、新しいDESTINYのスタートがちょうど、そのオーブ戦とリンクしていて、いい感じでした。
 オープニング主題歌は、前作もそうだったけど、登場キャラについての情報がいろいろ分かるので、楽しいです。前作キャラだと、マリューさんやミリアリアは出そうだけど、サイの姿は見つけられず。イザークとディアッカとか、いろいろと気になります。
 で、シャアみたいな仮面キャラがまた出てくるみたいですが、それよりも、やはり元祖シャアの声優が演っているデュランダルに注目でしょう。
 アスランとカガリは、いきなり第1話から登場。デュランダルの「オーブの技術を活かした軍事拡張政策」に対し、カガリは感情的に反発していますが、当然、デュランダルの理路整然とした話術に反論できません。
 で、そんな状況下で、またしても起こるガンダム強奪事件。今度は、ガイアアビスカオスの3体。ガイアはバクゥに変形する地上戦用、アビスは水中戦用、カオスは前作のイージスの発展型みたいですが、ガイアはともかく、他の2体の「いかにも悪役でござい」ってネーミングは何よ。「深淵」と「混沌」って、デビルガンダムと大差ないなあ、と思いますね。強奪されて、当然と。

 戦火の中をカガリとともに逃げ惑うアスランは、新型MSを発見、そして乗り込みます。
 ザク、大地に立つ!
 これは、ナイスなパロディ演出でした。SEED第1話と、ファースト第1話の両方を融合させた秀作と思います。当初、新MSとしてザク登場、と話を聞いたときは、微妙な気持ちでしたが、じっさいに見てみて、OKと。少なくとも、スパロボでのバーニィは喜ぶでしょう(笑)。
 さあ、ザクとは言え、パイロットは歴戦のパイロット・アスランです。大活躍か? と思いきや、やはり慣れないMSだからか、性能差からか、不利な感じです。
 今回のザクは、ガンダムザクジンという微妙な位置付けの量産機ですが、このままアスランが乗り続けるなら、活躍も期待できるかな? と思ったり。

 さて、ピンチのザクを助けに飛んでくるのがコアスプレンダー、後続のチェストフライヤー、レッグフライヤー、そしてシルエットパーツと合体して、赤い接近戦仕様のソードインパルスガンダムの登場です。この空中合体は、素直に格好いいと思います。
 パイロットのシン・アスカも、優柔不断気味で周囲に流されがちだった前作主人公に比べ、オープニングでえげつない戦う動機(オーブ戦争で家族を失う)が提示され、「熱血漢な戦争反対論者」として期待できそうです。

 とりあえず、前作の「1対4の圧倒的有利なパワーバランスなのに、アークエンジェルを落とせない、へたれな敵役」よりは、「2対3のやや有利な戦況で、一進一退の見どころある戦闘」を展開してくれるなら、問題なし、と。

PS:条約により、「Nジャマーキャンセラー」は使用禁止。
 そして、登場した新装備が「デュートリオンビーム送電システム」。母艦の周囲でエネルギー供給が可能ってことは、ナデシコのエステバリスですね。ってことは、母艦ミネルバの周囲で戦えるインパルスガンダムが有利になりますね。
 とりあえず、ガンダム強奪側が、「DB送電システム」を備えた母艦をGETできるか、が、戦闘バランスの均衡維持のため、必要かと。

●2004年10月14日(木)

 今日の朝刊で、SF翻訳家の矢野徹氏の逝去を知りました。
 この人の翻訳本だと、何よりもまずハインラインの『宇宙の戦士』が出てくるんだけど(他には『デューン』シリーズと、ムアコックの『火星の戦士』シリーズなど)、
 自分にとって大きいのは、『ウィザードリィ日記』。自分の知るかぎり、コンピューターゲームのプレイ日記として草分け的存在。今、書いている「BG攻略記」と、その前に企画を立てていた「ウルティマ日記」も、氏の『ウィザードリィ日記』を多少とも意識した部分があります。

 SFファンとしても、RPGファンとしても、重要な方ですので、この場で、つつしんで哀悼の意を表明したいと思います。

●2004年10月18日(月)

 土曜日は、目覚ましの時間セットを間違えて、ネクサスエンジェルを見逃して少々、ヘコミます。
 よって、感想はジャスティライザーSEEDデスティニーのみ。

 日曜日は、いつもどおりデカを視聴。先週分と合わせて、今週中に感想書くつもり。
 それと、デビルマン見に行きました。ということで、それも感想をば。

●ジャスティライザーカゲリ参上の回。機敏な動きで、敵の攻撃を全て回避するカゲリのアクションが面白いです。
 ドラマ的には、「力を手に入れることで、日常生活が崩れる」ことを心配するヒロイン話を引っ張ってくれています。
 序盤で敵がライザーグレンの正体を分析し、ヒーロー抹殺を主目的にしていますから、どうしても巻き込まれ型のドラマになっていきます。そこから、主体的に行動するヒーローチームに成長していくまでが、序盤のポイントかと。

●SEED DESTINY:仮面の人(ネオ)は、フラガさんですね。声優だけじゃなくて、話し口調もそっくり。まあ、クローンの可能性もありますが。それにしても、ガンバレル付き戦闘機に搭乗する辺り、前作を意識するな、という方が無理ですね。
 声優つながりだったら、味方にもクルーゼ声の隊長がいて、仮面の人とニュータイプシンクロしちゃってます。まるで、前作のパロディに思えてきます。仮面の敵キャラと、主人公をフォローする先輩としての役柄が入れ替わっていて、他にも前作と対比できそうなポイントは挙げていけそう。
 それと、ガイアのパイロットの金髪娘は、情緒不安定ですが、声優はやはりフレイ。やっぱりクローンとか、そういう特別な設定でしょうか?(笑) 案外、ナタルさんの血縁という線もありかも。とりあえず、強化人間ッポイ言動なり、と言うことで、オルガたちと同じブーステッド・マンという設定なのかな?
 1stファンとしては、ミネルバの艦長がキシリア様声なのにも注目したいです。裏切ったデュランダルに狙撃されなければ、OKなんですが。

 ストーリーとしては、敵味方ともに、MSの実戦配備が進んでいるので、前作の序盤よりも派手なMS戦に期待できそう。まあ、やっていることは、「ガンダム強奪」→「コロニー損壊」→「母艦の出港」と同じなんですがね。
 前作は、敵の戦力の方が上だったので、ホワイトベースみたいな逃避行だったんですが、今回は、味方戦力が充実しているので、奪われたガンダムの追撃になりそう。その意味でも、前作と対になっているなあ、と。

●実写デビルマン:とりあえず、「牧村美樹の生首」と、ラストの「不動明の胴体切断」を映像化している点で、原作デビルマンのエッセンスを映像的には取り入れている、と言えます。その他のSFXやCG描写も良質の作品と言えます(役者の演技や、演出面には触れない^^;)。

 物語的には……大枠は原作どおり(細部について書くなら、いろいろツッコみ点はある)だけど、二つの改変が致命的

 一つ。
 原作では、人類の自滅がサタンによる画策(自身が人間として感じた恐怖を、デーモンが具現化した)だったのに対し、
 本作では、サタンは人類をどうやって破滅させるか分からず、人類の自滅はサタンすら考え及ばなかった人類の愚かさによるもの。これって、サタンの評価を貶めているんですね。そもそも、サタンが飛鳥了になっている意味がない、ということにもなります。
 原作の了は、サイコジェニーによる催眠で、自分がサタンであるという記憶を失っているのですが、本作では、そういう描写がなく、了はサタンとして行動している。そして、「人類の中で不動明だけを生かそうとした」というのは、原作同様なのですが、その理由が原作なら「人間時に感じていた明への好意が大きく影響しており、しかもサタンは両性具有だったため、それが愛情にまで転化した」とありますが、映画では「最初からサタンだった了がどうして、明だけに好意を持ったか」全く不明です。
 幼なじみとして一緒に育ってきて、自分を理解してくれる優しい明が好きだった? そういう人間の感情に、サタンが影響される理由が不明、と。
 序盤で「笑わない」とされた了が、ラストのシーンで「明が微笑んだ」のを見て、笑い始めるのも、何だかなあ、と(一応、伏線を回収したということになるのでしょうが、原作のしみじみとした厳かな雰囲気を崩すだけ)。

 二つ。
 原作では、人類の滅亡と、その後の「悪魔人間(デビルマン)軍団VSデーモン軍団の最終戦争(ハルマゲドン)」、そしてラストの「明を失ったサタンの述懐」で幕を閉じるのですが、
 本作では、人類は滅亡しておらず、「世界が崩壊しても、私たちは生きていこう」という人間側のセリフで幕を閉じています。
 映画のラストとしては、悪くないとは思うんですが、崩壊した世界を見る限り、生き残った者にはさほど希望が感じられないんですね。あるいは、生き残った者による崩壊後の世界でのサバイバル、あるいは復興の物語を夢想してもいいんですが、それだと、「デビルマンの最終戦争」を描いた意味がないような。
 やはり、「もはや人類は滅亡してしまい、世界はデーモンの物となった。しかし、サタンの心は晴れない。自分は、『醜いデーモンを嫌って抹殺しようとした神』に反逆したのに、『醜い人類を抹殺した』のだから、結局、神と同じ過ちを犯したのではないか?」という問題提起と、その後の神々の降臨まで予感させる神話的ラストを再現せず、
 ただの人間的希望で終わらせた映画版は、原作のテーマを矮小化させた、とも言えます。

 原作テーマ的な部分を考えず、エンターティメントとして考えるなら、映画独自の展開として、原作キャラのミーコちゃん(デーモンに合体される少女)と、ススム君(デーモンになった両親に襲われる少年)の二人のドラマは、一応、評価したいです。
 二人の関係って、劇場版アギトの超能力者姉弟(厳密には血縁じゃないけど)に通じるかな、と。
 ミーコちゃんは、原作で死ぬはずだったススム君をデーモンの力で助け、ススム君ミーコちゃんの正体(悪魔人間)を知りつつも、自分を助けてくれた恩人として付いていく。デビルマン本来の物語と並行して、二人の悪魔狩りからの逃避行が描かれていく……。
 NOVAとしては、原作物としての評価は減点だけど、ミーコちゃんのエピソードが「外伝としてスピンオフ」できるなら、高評価をあげたいです。デビルマン不動明ではなく、ミーコちゃん主役のドラマとしてなら、いろいろな可能性を感じます。
 逆に言えば、途中で物語が分化してしまった点で、全体の構成面では失敗作かな、と。

PS:上映前に結構、期待していた「シレーヌVSデビルマン」の戦いは、中途半端に終わりました。シレーヌが明を追いつめて、明が気を失った場面で終了。その際、了が現れたわけですが、シレーヌがその後、どうなったかは不明。やはり、サタンの了に殺されたのかな? 
 何はともあれ、不満材料はいっぱいあって、原作ファンとして怒れる気持ちはよく分かるんだけど、
 とりあえず、「ミーコちゃんという素材で新しいことをしたい」という脚本家のクリエーター気質にも、共感はできます。

PS2:イジメられっ娘が超能力を得て、強く成長する……これって、長田結花なんだよね。そういう点でも、ミーコには「平成ライダー」の要素を強く感じて、結構、好みのキャラに仕上がってます。

●2004年10月21日(木)

 延び延びになっている日曜特撮の記事の前に、「デビルマン」について追記を。

●実写デビルマン:この数日、いろいろなところで酷評されているのを見ました。しかも、納得できる批判意見ばかり。
 原作を読んでいないとストーリーがよく分からず、原作ファンにとっては、原作のテーマとか大事なシーンがすっ飛ばされている……そういう点では、対象の定まらない作品になっている。
 その中で、原作の本筋とは関係ない部分(ミーコちゃんとススム君関連)が比較的、高評価なのは同意を得たり。原作の本筋は大枠の背景描写だけにして、最初から、この2人の視点で通した方が良かったのかも。

 改めて、考えてみるに、「デーモンが恐ろしく描かれていない」のは問題だなあ、と。
 デーモンが人を襲うシーンが直接、描かれているのは、「明がデビルマンになる寸前」と、「ジンメンが人を食おうとするところ」「明をいじめた不良たちが襲われて、デビルマン明に助けられるシーン」、そして「ボブ・サップの報道映像」のみ。
 デーモンの怖さがほとんど描写されていないので、人間が勝手に暴走しているようにしか見えない。デーモンが弱者になり代わった時点で、もはやデビルマンとは別物。
 それでいて、大筋だけは原作を追おうとしているから、細部の設定に矛盾が生じまくりなんだよね。

 もはや、原作との比較を述べても仕方ないけど、監督や脚本家が「デーモンの何たるかを分かっていない」と思われる最大のシーンは、デーモンハンターに追いつめられて覚醒したミーコちゃんが反撃する際、銃を乱射する点。あと、どこからか刀を手に入れていたっけ。銃と刀を振り回して戦う「デビルマン少女」ってイメージは、どう考えても違うでしょう。
 サタンだって、デーモンハント(弱いものイジメ的描写)を繰り返す人間に対して、激怒した際、変身せずに銃を乱射していたし。あの世界では、デーモンの力って銃器よりも弱いものみたいです。
 はっ、もしかして、あの銃や刀は、「ストームブリンガー」みたいにデーモンの力が封じ込められた魔性の武器だったりするのか? それならそれなりに、もっと禍禍しくCG合成してくれないと(笑)。

 で、ミーコちゃんは好きだけど、納得いかないのは、覚醒した瞬間、デーモンとの合体による醜い腕(胸ではなく)の突起物が消えたこと。つまり、外見は全く人間の少女に戻ったんですね。これだと、「体は醜く変わっても、心は人間のデビルマン」の根本テーマが崩壊するわけで……。
 やはり、あそこのシーンは、牙とか、触手とか、異形の体を駆使してデーモンハンターを惨殺し、ハッと我に返って涙を流すなり、醜い姿に変貌してもなお、それでも「お姉ちゃん、きれいだよ」とススム君に言わしめるなりしないと……。じっさいの映像では「光の翼で浮遊するミーコちゃん」へのセリフなんだけど、はっきり言って、テーマも何もこもってない。まだ、シレーヌみたいに「異形だけど美しい姿」になったなら、納得できるんだけど。

 ということで、「異形のドラマ」という点では平成ライダー以下のできばえで、原作の表面的な映像だけなぞった作品と結論づけます。
 ただし、「デーモンと合体しつつも、人間の心を持ったミーコちゃんが、デーモンの力を宿した魔剣と魔銃を駆使して、悪魔や邪悪な人間と戦う話のプロトタイプ」として、続きを見たかったり(どこか、「さくや妖怪伝」に通じる設定だったり……)。

●デカ:こちらも、この2週間の話の酷さに、書く意欲が消えていたわけですが……。

 デカウィングロボ登場回は、ドラマ部分と、新ロボ登場話がチグハグです。
 後者の「敵飛行ロボに対してピンチの状況で、飛行能力を持った新ロボ登場」というネタはかまわないのですが、だったら、敵にそれだけの威厳が欲しかった。今年は、どうも新ロボ登場回に外れが多すぎです。緊張感も、盛り上がりもない(一番マシだったのがデカベースロボ)。

 前者のドラマ面では、「怒りの仙ちゃんが、法で裁くのが困難(と思われる)金持ちのボンボンに、私的制裁を加えるかどうかの葛藤」がポイントだろうに、あっさり「X」判定で進行。その際、せめてテツ辺りが一言、「ナンセンス。宇宙裁判所は、誰が相手でも公平に審判します」とでも言えば、「父親の力で宇宙裁判所を動かせると思ったバカなドラ息子」の思い上がりが露呈されて、ストーリーと設定の矛盾が解消されるのに。
 あるいは、もっと話をふくらませるなら、なぜか「○」判定が出て「どうして?」と悩む仙ちゃんに、ボスから連絡。「犯人を生きたまま護送して、父親の悪事を白状させる」との上層部の判断に、葛藤する仙ちゃん少なくとも、父親の圧力でないことを提示。現場の感情とは別に、上層部の見解もあることを描写。それに証拠確保のためにデリート不許可のネタは、第1話でも使用しており世界観を崩さない)。しかし、悪党の父親が、アブレラさんに「証拠封じのため、息子の殺害」を依頼。アブレラさんは、飛行巨大ロボを操り、ドラ息子を抹殺。怒りの持って行き場を敵ロボに定めた仙ちゃんは、デカウィングロボで勝利するも、心は晴れない。でも、実は死んだと思っていた子は生きていて……NOVA的には、これができるだけ少ない変更で、一番納得できる展開。
 でも、じっさいの話だと、宇宙裁判所の判定基準に疑問符が突きつけられ、仙ちゃんは私情で犯人を裁きそうになります。公務と私情の衝突は避けられたものの、裁きの後で、「私情の原因(知り合いの子の死)」が解消。一応、ハッピーエンドに見せかけてはいるものの、結局、提示された公務と私情の衝突は何だったの? ということになります。
 デカレンジャーが公務として処罰するなら、判断基準のデリート許可に疑念を持たせるようなストーリー展開は禁じ手だろうし、処罰に私情を交えるなら、私情の原因があっさり生き返ったら「おいおい」となるわけで、どっちに転んでもスッキリしない。

 ちょっと微妙な話だと思いつつ、まあ、新ロボ登場がメインイベントだから、多少の問題点は看過しようか、と思っていたら、次の「ジャスミン主役のチョウさん話」で同じ矛盾が、より明確な形で発生しています。
 それは「個人の復讐は、公務に優先すべきか?」という命題。ここでジャスミンははっきり「否」の立場を採って、ドラマを進めています。そして暴走したチョウさんを止めようとするのですが、それなのに「チョウさんが死んだ」と思った瞬間、仙ちゃんのときよりも過激に復讐優先の態度を採っている。同じ物語内でも、自己矛盾が甚だしすぎです。
 自己矛盾を防ぐなら、暴走しようとしかけたジャスミンに、「お嬢ちゃん、復讐はいけないんじゃなかったかい?」と、チョウさんの声が聞こえてくる。その後、「刑事は、やはり筋を通さないとな」とのつぶやき声にうなずき、ジャッジメントに委ねるジャスミン……といった感じでしょう。
 でも、じっさいにはDリボルバーを連射してカ・イ・感! ギャグにしては、ドラマ部分の心情とのズレが大きすぎ。
チョウさんの死で暴走しているはずなのに……葬式の場面で、「笑点」の曲を聞くような違和感でした。

 この2つの話の共通点は、「知り合いの死に際し、個人の感情で暴走しかける(暴走する)刑事」と、「ラストで、実は生きていたことが分かる知り合い」
 ドラマとしては、「感情による暴走」を描くのは悪くありませんが、だったら、それを抑える冷静なキャラ(ボスなりホージーなり)を配置して、組織としてのバランスを示さないと、「法で処断する刑事もの」としての体裁を崩すことになりかねません。
 刑事が怒りで動いてはいけないし、ジャッジメント・システムを「怒りを正当化するお墨付き」に貶めてもいけない。ましてや、「怒りの原因となったキャラが、実は死んでませんでした」なんてオチを二連続で見せられては、怒りのドラマとしても大失態なわけです。

 最後に一つ。
 「個人の怒り」をストーリーの核にするには、時期があまりにも悪すぎ。
 というのも、直前のSWATモード登場の回で、バン「独断専行よりも、チームワークの大切さ」を学んだ成果として、強化装備の使用が認められたのだから、その直後に独断専行的な暴走エピソードを連発してどうするの? 何だか、「感情的に未成熟な人たちが強い武装を与えられた」ようにも思えてきます。しかも、仙ちゃんジャスミンも、本来冷静なキャラだったのに。それとも、「SWATモード」には、感情を制御できなくさせる副作用でもあるのかな?(苦笑) 
 まだ、「感情が暴走しているから、SWATモードの使用が認められず、ピンチに陥る」展開なら、納得できるんだけど。

PS:スワンさんの変身は楽しみ。はまた明日にでも。

●2004年10月22日(金)

●剣:最近は、主人公の剣崎がドラマの中心に位置付けられているので、いい感じです。
 一時期は、剣崎以外のキャラばかりドラマがあって、剣崎はアンデッドと戦っているだけでしたから。
 その剣崎の関心の的は、始くんにあって、劇場版との共通性が心地よいです。さらに、剣崎キングフォームの異常性が、の暴走の契機になり、橘さんの懸念にも通じ、さらには強さに固執している睦月の嫉妬をも招く……すべてが剣崎を中心に回っているドラマ。こういう当たり前のシチュエーションが、序盤から中盤にかけて、ほとんど描かれておらず、一時期、無個性主人公とまで揶揄されていたんですが……今なら、安心して見ていられるなあ、と。

 ともあれ、次週はワイルドカリスと、モロボシさんの活躍を楽しみに待つ、ということで。

●2004年11月2日(火)

 TV感想は、大体、2週に1度のペースになってます。
 「SEED DES」は、新潟中越地震で延期された第3話。再放送したものの、録画のチャンネル設定をまちがえて、結局、見られず。

●ウルトラマンネクサス:いろいろと盛り上がらない作風と思ってます。
 ナイトレイダーの面々にも、感情移入できるキャラがいないし、主人公もまだ傍観者的立場で、アクティブさが足りない。
 だからと言って、大人向きの「クールでリアルな設定のドラマ」ってわけでもない(そういうのだったら、まだ「ミラーマン」とか最近CS放送中の「ファイヤーマン」に軍配を上げたくなる)。
 とりあえず、斬新な設定自体は評価するけど、それが映像作品としての面白さに直結していないと思う。一応、悪役ウルトラマンが新たに登場するみたいだけど、それでストーリーが盛り上がることを期待してみる。

●エンジェル:「バフィー」のキャラであるフェイスと、もう一人、魔法使いのウィローのおかげで、アンジェラスエンジェルに戻った話。これを見逃したために、よく分からない状況になりました。
 とりあえず、悪役となったコーディリアが妊娠して、お腹の中の子を守るため、コナーをたぶらかした挙句、エンジェルたちの所から逃走。その後、誘拐した処女を殺害して、胎児の急成長の儀式を敢行。
 それを止めようとしたエンジェルですが、間に合わず、コーディ出産。生まれたのは、女神のような威厳を持った美女で、エンジェルはその神々しさの前に膝まづく。
 1話見逃した後の、たったの2週で急展開したために、自分でも書いていて、うまくまとめられない、と思っています。それでも、見ていて面白いと。

●ジャスティライザー:主役3人がそろったけれど、まだチームワークは未完成。
 敵幹部ドクターゾラが挑戦してきて、グレンの必殺技で、あっさり倒されたのはビックリしましたが、復活して安心。とりあえず、キバ男爵やツバサ大僧正をしのぐ短命幹部にはならない模様(短命幹部と言えば、組織崩壊によって出番を失ったデッドライオンが、某ライダーコミックで話題をさらっています。ブラックサタンが忘れ去られたわけでないことを知って一安心)。
 話を戻して、次回はいよいよ幻星神の登場で、巨大戦にも期待が持てます。
 
 ここまでの話で、「怪人や戦闘員に追いかけ回されて、逃げる主人公」ってパターンに、未成熟ヒーローっぽさを感じております。それに「変身アイテムを落として、変身できずにピンチ」ってパターンも、何だか「ベーターカプセルを落としたハヤタ隊員」的な雰囲気が(笑)。
 ちょっとドタバタコメディ的な、古き良き特撮ヒーローの匂いが、自分にとっては心地よいです。

PS:某匿名掲示板で盛り上がっている、「新ライダーとか新戦隊の情報」は、ネタバレを避けるため、場違いな場所に書きました。来年はファンタジー風味が味わえそうだと、期待です。

●2004年11月10日(水)

 先週、書けなかったアニメ&特撮作品についての感想をば。

●SEED DESTINY:第4話は、なかなか楽しめました。
 MSを囮にして、母艦を叩くって作戦は、前作でフラガさんが実行して、アークエンジェルの窮地を救った経緯があるんですが、今回、ネオ・ロアノークも同じ作戦を採っていました。
 ブラストインパルスと、ルナマリアの赤ザクらが、カオスガイアアビスの3ガンダムに釘付けにされ、一方でミネルバが奇襲攻撃を受けるという展開。
 地上用のガイアが、宇宙でどのような運用をされるか気になっていたんですが、コロニーミラー上を4つ足で走るのは絵的に楽しかったです。4つ足獣型になるリアルロボットというのは、ダンクーガのランドクーガーを思い出します。アグレッシブ・ビーストチェンジ! って感じ。
 映像を見る限り、遠距離砲撃型のブラストインパルスは、3ガンダムに対して、あまり有効に機能していなかったようですが、これはまあ、仕方ないかな。前話を見ていないので断言できないのですが、本来は敵艦狙撃を目的に出撃したわけで、そのための装備。でも、敵艦の位置捕捉がうまくいかずに、想定外の対MS戦を余儀なくされた、と。
 結局のところ、アスランの機転で、絶体絶命のミネルバが窮地を救われた形ですが、戦術目標としては、敵艦の追撃に失敗したわけで、ネオ・ロアノークの作戦勝ちだったと。

 次週は、新展開のようで、イザーク&ディアッカコンビも登場するのが楽しみ。キラ&ラクスは、12月までお預けとのこと。

●デカ:デカスワン登場の回と、ホージーのハードボイルド回、それとバンの自転車激走回。
 スワンさん活躍の回は、一種のお祭り回ということで、デカレンジャー5人およびブレイクは、ほとんどいいとこなしだったけど、「真白き癒しのエトワール」だけでお腹いっぱいになれました。
 ホージーの回は、もう変身しての派手なアクションも、ジャッジメントタイムのお約束儀式もない異色作。こういう話ばかりだと疲れるけど、基本的にノリと勢いで突っ走りがちなデカにおいては、ハードな世界観を取り戻させてくれた貴重な一編だと思います。
 で、バンの主役回。新しい要素は何もありません。まあ、バンらしさには溢れているので、大きな問題はありませんが。ゲストヒロインの覚醒というご都合主義的展開が納得できるかどうかが、評価の基準と思います。自分としては、同じバンが体を張った話でも、バン自身の機転で状況を解決した20話「ランニング・ヒーロー」の方が好み。

●剣:駅伝で1週飛んだので、2話だけ。
 ワイルドカリスの登場と、暴走したキングフォームの制御は、なかなかいい感じでした。
 その後、モロボシさんこと天王路・元ボード理事長の出現によって、広瀬父の正体がトライアルBだと判明する怒涛の展開を経て、トライアルBとの決着編に至る、と。
 今後は、落ちぶれがちな橘さん睦月の再覚醒エピソードになるみたいだけど、ライダー4人の力を結集させるべき巨悪の登場にも期待ですね。まあ、天王路さんがラスボスでもいいんだけど、もう一つ上がいそうな気がします。でも、彼の言う「神」って何なんだ? トライアルAが天王路さんで、トライアルCが烏丸所長という根拠レスな想像もしたんだけど。

●2004年11月16日(火)

 4周年記念です。
 といっても、何か企画を立てているわけでもありませんが。
 少しぐらいの変化は必要かな? と思って、背景カラーを暖色系にしてみただけ。
 10月からずっと、「バルダーズゲート」「シャドウ・オブ・アムン」「アイスウィンド」とプレイしてきて、そちらは順調に進んでいるんですが、それ以外の記事書きは皆無(トップでの感想日記を除いて)、という現状。自分自身は楽しんでいるからいいんだけど、この現状がお客さんのニーズに応えていない、という気もしています。

 今年はこのまま、ゲームに流れて終わりって気もしてきました。月末にはドラクエ8が出て、仕事の合間を縫って、専念しちゃいそうですし。ただ、ドラクエ8もイヤな時期に出るなあ、と思ってます。これって、絶対に受験生泣かせです(時期的に期末テストの直前)。せめて、一週間遅れてくれればなあ、と教師心として思っています。
 前作のはプレイに100時間を費やしたわけで、「ゲームをやりたければ、1週間で終わらせて、あとは勉強に専念するように」などとも言い難い。1日10時間プレイしても、10日はかかります。中学生が平日にゲームをプレイできる時間が3〜5時間と計算した場合、1ヶ月近くは終わらない、と。
 RPGゲーマーとして、面白いゲームが出てくれることを歓迎する一方で、仕事の面で心配する気持ちは消せません。

 それはさておき、年末と言えば、「スパロボGC」「OG2」も出ますし、「新世紀勇者大戦」にも期待したい。ゲーマーにとっては、至福の時期です。したいことを全てしようと思えば、時間が足りないのは明らかで、また「つんどくゲーム」が増えちゃうのかなあ、と。

PS:現状のNOVAは、「特撮追跡<ゲーム」という比重になってます。よって、サイトの方もしばらく、そういう展開になっていくだろう、と考えてます。
 ただ、昨夜、久々にNHK・BS2で「キングコング対ゴジラ」を見て、楽しみました。8時からは初代「ゴジラ」も、やっていたんですね。ビデオを撮るべきでした。
 今夜は、「3大怪獣地球最大の決戦」「怪獣総進撃」。どちらも好きな作品です。特に後者。ムーンライトは、ゴジラ映画で最も好きなメカです(2位の機龍から見てもダントツに格好いいと思う)。東宝特撮では、ムーンライトと海底軍艦が好きなメカの双璧ってことで。

●2004年11月23日(火)

 先週は、BS2のゴジラを見たことがきっかけで、深夜のTV視聴や、ビデオ視聴、ついでにPS2のプレイがメインになって、パソコンにはあまり触らず。
 よって、「アイスウィンド」のプレイは、完全に止まっちゃいました(ブルーノーには悪いけど^^;)。

 で、先週のホビーライフを列挙すると、

・ゴジラは、「キングコング対ゴジラ」「怪獣総進撃」「ゴジラ対メカゴジラ」のみ視聴。
 他にやっていたのは、「ゴジラ」「地球最大の決戦」「対ヘドラ」「ゴジラ(84)」「VSビオランテ」「VSデストロイア」
 これらは、「ファイナルウォーズ」準備編という位置付けなんだろうけど、だったら、「怪獣大戦争」「ゴジラの息子」「ゴジラ対ガイガン」の3作を入れるべきでは? と思いました。X星人や、ミニラ、ガイガンが出る作品だからねえ。ついでに、エビラや成虫モスラのために「南海の大決闘」もあればOK。
 ともあれ、久々に、アンギラスの活躍が見られたので、OKと。「ファイナルウォーズ」も、難しいことは考えない「バトル怪獣祭り」として、楽しめたら満足です。

・撮りだめビデオ視聴。「マジンガーZ最終4話」「パワレンINスペース・終盤」を堪能。
 前者は、どうしても続編のグレートが見たくなりますが、深夜放送の後番組が「サスケ」だったことで、がっかりした記憶まで思い出したり……。
 後者は、サイコレンジャー編とか、いろいろと盛り上がったなあ、と。

・土曜日の朝は、目覚ましの電池が切れていて寝坊。ネクサスエンジェルを見逃す。でも、ジャスティライザーには間に合って、ジュウライザー登場編は楽しめました。
 そうか。ジュウライザーは、ライゼロスが逆立ちになるんだなあ、と。ガラットとか、カブタックを思い出しました。3体目のニンライザーは、どんな変形かなあ、と楽しみに待つことに。

SEED Dは、掲示板にて感想記す。

デカは、無難に楽しめました。
 前者は、バラ姉さんことデカブライトがいい感じ。無機質クールキャラが感情の強さを知って、「なんか……イイ」といったセリフが、ツボにはまりました。ネクサスの副隊長にも、こういう可愛さと冷静さがあればいいんだけどなあ。
 後者は、広瀬父の感動的な散り際の後で、睦月橘さんの覚醒編スタート。今だと、安心して見ていられます。ただ、トラ姉さんの怪人体のデザインが、もう少し女性要素を加味して欲しかったなあ、と今さらながら思います。
 いずれにせよ、今週の日曜の朝は、「クールな姉さんキャラに萌えられる人」には嬉しい1時間でした。

・で、今週末のドラクエ8に備えて、久々にPS2を起動させます。ウォーミングアップとして、まだ2時間程度しかプレイを進めていなかった「FF10」をプレイ。ドラクエ8までに終わるかどうかは、微妙なところ。

●2004年12月6日(月)

 日曜に、「ゴジラ ファイナルウォーズ」見に行ってまいりました。
 いやあ、今年は上映が早かったので、仕事が本格的に忙しくなる前に見られて幸い、と。
 「ウルトラマン(ネクスト)」の方は、年末か年始に見ることになりそう。

 ともあれ、今夜はドラクエ記事に時間を費やしたので、ゴジラ感想は明日以降ってことで。
●2004年12月10日(金)

 予定どおり、仕事でバタバタしてきたので、今週はあまり更新できず。
 ドラクエのプレイは進んでるんですけどね(^^;)。

 今日はとりあえず、「ゴジラ ファイナルウォーズ」の感想。
 怪獣バトルはお祭り気分で楽しめましたが、それ以上に、ミュータント兵士VS宇宙人の等身大バトルアクションの時間が長すぎて、ダレました(^^;)。
 今年はハム太郎が犬夜叉とセットだったので、たっぷり2時間以上の超大作だったわけですが、そのうちの半分近くが「怪獣物とは違ったアクション物」に仕上がっていたんですね。それはそれで、悪い出来ではなかったんですが、純粋な怪獣バトル物を期待していたNOVAにとっては、ゴジラの戦いが「刺身のつま」扱いされて、ちと残念に思えた、と。

 で、怪獣バトルですが、アンギラス大活躍が素晴らしかったです。凄いぞ、アンギラス、必殺の「暴竜怪球烈弾(通称アンギラスボール)」で、ラドンやキングシーサーを撃墜。久々に見せたゴジラとのタッグは最高でした。……って、タッグじゃない? ゴジラに向けて放った必殺技がそれたり、撃ち返されたりして、味方にヒットしただけ? うむ、「味方殺しのアンギラス」と呼んであげよう(笑)。
 キングシーサーは、目でレーザーを吸収して撃ち返す独特の技が見られなくて残念。相手が、ゴジラではなく、ガイガンだったら良かったのになあ。
 ヘドラは、扱いが少なく、かなり残念。出てきたと思ったら、ゴジラに焼かれて終わりだもんなあ。
 アメリカゴジラこと「ジラ」と、ゴジラの対決は、当然、本家の勝利。素早い動きで飛び掛かって行ったジラを、尻尾の一撃であっさり弾き飛ばし、放射能火炎で始末と。やはり、「マグロばかり食べてる奴はダメ」です。こういうセリフには拍手喝采ですね。
 そして、謎のモンスターXですが、隕石に乗って飛来し、両肩に存在する首と、武器が引力光線ということで、大方の予想どおり、その正体は例の「三つ首竜」なわけです。が、一応、上位バージョンということで、枕言葉が「王様」から「皇帝」に格上げとなっています。
 今回は、モスラ以外は、ゴジラと次々に戦っていくわけですが、できれば「ゴジラ率いる地球怪獣軍団」対「宇宙怪獣軍団」の戦いも見たかったなあ、と思いつつ。
 最後に、ミニラですが、役どころは「ラストで、ゴジラの人類に対する敵意を和らげること」。それ以外は、シリアスな怪獣激闘や対宇宙人戦とは別の世界で、本編中の空気をなごませる存在となっています。割と、重苦しい展開が続く今回の映画で、貴重ななごみ系キャラとして機能していました。

 次に、NOVAが期待していたのは、轟天号によるメカアクションなんですが、こちらは思ったより、出番が少なかったです。格納庫からの発進シーンとかは良かったのですが、ゴジラとの戦いで、あっさり不時着したり、宇宙人の要塞に特攻後、あっさり乗員が人質にとらわれるなど、「強いぞ、ぼくらの海底軍艦!」と燃える演出が行われなかったのが残念。でも、ゴードン艦長がいいキャラだったので、OKと。

 何にせよ、ゴジラ映画最大の等身大バトルアクション物であることは、間違いなし、と。この調子で、ゴジラとは無関係な、「SFバトルアクション大作」を続けて欲しいなあ、とも思います。「地球防衛軍」や「宇宙大戦争」のノリでね。

●2004年12月10日(金)・その2

 ゴジラだけで長くなったので、分けますね。しばらくサボっていた特撮感想をば。

●ウルトラマンネクサスファウストは、どうも格好いいと思えません。
 ただ、最近、ようやくナイトレイダーの隊長さんが存在感を示してきて、いい感じ。副隊長があれなので、やはり隊長がしっかり孤門くんを支えてくれないと、見ていて痛々しいです。
 ストライクチェスターの合体や、ウルトラマンを助ける防衛チームといった要素など、ようやくNOVA好みのシチュエーションが見えてきて、ちょっと一安心。
 とりあえず、朝っぱらから重くするのだけは勘弁して欲しい、と思いつつ。

●エンジェル:終わっちゃいました。
 とりあえず、コナーとコーディの間に生まれた女神の名はジャスミン。で、彼女が人々を洗脳し、女神のように崇められる影で、実は人を喰っている化け物ということに気付いたエンジェルたちの活躍。そして、ジャスミンを倒し、自分の生まれた理由を喪失したコナーに対し、記憶を封じて新たな人生を送らせるなどといった強引な解決を示して、終了。
 ちょっと終盤は付いていけない展開だった、と思ってます。

●ジャスティライザー:現在、NOVAが最も安心して見ていられる特撮作品になってます。
 敵の狙いが、「カイザーハデスを封印しているステラプレートの破壊」という一種の巻き物争奪イベントになっており、実に古典的。この「ステラプレート」を見るたびに、とっとと「FFX」を終わらせて、「X2」をプレイしたい、と思わせてくれました(「X2」でドレスフィアをセットするリザルトプレートが、ステラプレートにそっくりだもん^^;)。まあ、結局、今は「FF」よりも「ドラクエ」を優先させているわけですが。
 ともあれ、今の期待は、「早くユカの星神獣ランガと、幻星神ニンライザーが動いているところを見たい」ということです。

●デカ:アブレラさんの大掛かりな計画発動……よりも、来年3月に「デカVSアバレ」が出ると分かったことの方が、大きいですね。
 とりあえず、クリスマス決戦で、果たして「ブラストバギーが出るか?」に期待。
 それと、終盤で誰か殉職しないか、と今だ不安に思いつつ。死ぬとしたら、やはりボスかなあ。ボスが死んで、地球署が一時機能停止した状況での最終決戦……以外の、うまい終わらせ方が思いつきません(で、当然、再来年のVSシリーズで、「アバレキラー」同様に復活と^^;)。
 あるいは、実はヌマOがラスボスで、宇宙警察の組織そのものが悪に乗っ取られて……と強烈な展開も妄想したけれど、さすがにそこまではねえ。

●剣:天王路氏が策謀をめぐらせています。虎太郎が情報収集しているけど、手掛かりなし。普通、こういうのって、烏丸所長に聞いたりするもんですけど、チベットに行ったまま音沙汰なしで、誰も名前すら出そうとしません。う〜ん、脚本家と同様、烏丸氏も序盤のトホホぶりの戦犯として、干されちゃったのかなあ、と邪推。
 それはともかく、ナイスなキャラとして存在感を発揮し、睦月を覚醒させて散って行ったトラ姉さんなど、會川さんがいろいろと盛り上げつつ、満を持して登場した御大・井上敏樹脚本は……ははあん、こりゃまた古典的な「偽ライダー話」と推察。
 何せ、ティターンは、「サソリとカメレオン」の能力を持つ、ゲルショッカー的怪人ですからねえ。カメレオンってことは、「カメレオンファントマ」だよなあ。偽者を使って、本物への不信感を醸成するって作戦は、今さらって感もあるけど、まあ、計画を立てたのがモロボシさんですからねえ(笑)。セブンロボットの件も連想するし、まあOKじゃないか、と。

 とりあえず、「アンデッドに操られた、と思わせつつ、実はただの偽者でした」ってオチを予想。でも、ただでさえ互いに不信感を抱いていたライダーたちには、実に効果的な作戦だと思います。
 ただ、やはりベタさは否めないよなあ。さすがは、井上脚本だって感じだよなあ(ここまで書いて、間違っていたらどうしようって懸念は、たったの1割弱^^;)。

●2004年12月20日(月)

 そろそろ、公式発表がなされたので、新ライダー「響鬼(ひびき)」について、書いてみます。
 ええと、前に「響鬼」と新戦隊情報について書いたのは、11月2日の「アイスウィンド旅日記」にて。念のため、前者の情報を再掲すると、

>来年の新ライダーは、「仮面ライダー響鬼」。「ひびき」と読むのか、「きょうき」と読むのか不明ですが、「鬼」と「陰陽道」を題材にしているとか。ガオレンジャーの設定を発展させた形ですね。そして、変身アイテムが何と「太鼓」。黒を基調にした悪役風のデザインとともに、某匿名掲示板を騒然とさせています。「太鼓と鬼」ということで「雷神様」という設定になりそうですが、まあ設定だけ聞いても、シビれさせてくれます。太鼓という楽器の土俗っぽさは、アマゾン風味も期待できますし(アマゾンの敵も十面鬼ですしね)。

 あれから分かった情報に基づいて訂正。
 まず、
変身アイテムは「太鼓」というよりも、「音叉」ですね。「黄金の鬼面」の形をした音叉を打ち鳴らすことで変身する模様。その音叉は、額に装着するアイテムのようで、変身ベルトではなく頭部装着のアイテム変身……すなわちセッタップ! と。
 武器はベルトに装着したライドル……ではなく、
二本の太鼓のバチ。ベルト正面部に太鼓があって、それを打ち鳴らすことで発生する「音撃」を技にするとか。あとは、円盤ディスク型に変形する3体の動物型使い魔を、偵察に活用するなど、玩具的にもアイデア満載。
 音を使って戦うとなると、ジャイアンやハットリ・シンゾウ……は置いておいて、やはり
「マクロス7」と、ガオガイガーの「マイク・サウンダース13世」を思い出します。他には、少年ジェットのウーヤーター? 戦隊では、ハリケンブルーのソニックメガホンと、メガピンクのメガキャプチャー、それとキバレンジャーの乱れやまびこですか。比較的未開拓だった分野かも。
 ライダーのデザインとして、一番波紋を呼んでいるのは、
「複眼がない」こと。ただ、これは一種のサナギマン状態で、フェイスオープンしてライダー顔が現れるのでは? なんて、NOVAは考えております。

 では、他の特撮作品について。

●ウルトラマンネクサス:「ファウスト=リコ」ということで、朝っぱらから重い展開が続いております。ジャスティライザーが清涼剤になってくれなければ、たぶん視聴をやめてると思う。
 1クールで恋人を失った孤門くんは、何だか橘さん状態ですなあ。幻覚見て錯乱してるし……。
 唯一の救いは、劇場版の「ネクスト」が、実は「ネクサス」の前身という情報が公開されて、そちらへの興味が出てきた点。

●ジャスティライザー:安心して見てられるなあ。ただ、天堂家の姫様があまり存在感がないなあ。もっと、お告げとか古文書解読とかで、物語を牽引してくれることを期待しつつ。

●デカ:あわや、バン殉職……って展開を経つつ、意外と盛り上がりに欠けるクリスマス決戦か、と。ボスのライバルがあんなヘタレ剣士じゃねえ。
 それにしても、ボスがやられるときは、テツと一緒ってパターンが定着しているのが何とも。どちらも、「強いようで実は弱い」ような扱いが続いているなあ。
 次週は、まだクリスマス決戦なのか、それとも年末恒例の総集編なのか微妙。
 とりあえず、望むべくは、スワンさんの再変身と。

●剣:先週は、予想どおりの偽ライダー編でした。でも、睦月橘さんの懺悔反省大会は大爆笑。偽天音ちゃんを気配で見抜く始さんとか、ネタが豊富な回でした。
 で、今週は、劇場版よろしくのケルベロス。カード吸収という卑怯技で、強いように描かれていても、キングフォームブレイドには勝てないのが何とも。平成ライダーで最も危機感を感じさせないのがブレイドに見えてきます。クウガも、アギトも、龍騎も、ファイズも、この時期は実に悲愴な展開でしたから。
 でも、一番悲惨なのが、やはり橘さんかな。最後に残ったアンデッドが、ダイヤのKのギラファなので、キングフォームが幻になってしまいましたから。

 

「2005年1月につづく」