White NOVAの気まぐれ更新日記
過去ログ集2006年1〜3月

(5周年記念後の雑多な更新記録)

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目次

0: 2005年: こちら
1: 2006年1〜3月: ここ
2: 2006年4〜10月: こちら
3: 2006年11〜12月: こちら
2007年: こちら

 


本日はワンワンの日(2006年1月1日)

 ……いや、単に「1月1日」って理由ですが。
 今年を外すと、12年後までこのネタが使えなくなりますし (いや、1月11日が「ワンワンワンの日」、11月1日も同じ日で、11月11日になれば「ワンワンワンワンの日」と言えないこともないわけですが^^;)。

 ……ってことで、
戌年、明けましておめでとうございます(m0m)。
 これだけ「ワンワン」言ってみれば、思わず、
「ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワン♪」と防衛チームのテーマを口ずさんだり、「ワンと吠えりゃ、ワン! ツー・スリー♪」と言いながらメカの素を要求したり、シュビドゥバッジを探してみたり、「ザンボットコンビネーション・ワン!」と言ってみたり、3月に「犬戦隊VS魔法戦隊」のDVDを買って見たくなるわけですが……(って、犬戦隊ではなく、特捜戦隊が正式名称なんだけど)。
 でも、ネタで
「犬戦隊」って書いてみたら、何だか「ゴーグルV」みたい、とも思ったり。

 ……と「犬」ネタでいっぱい引っ張ってみるわけですが、昨年のテーマは「黎明」と題して、原点回帰・再出発を目指したい、と言ってました。
 そして今年の目標は、と言うと、11月の時点で書いてますな。
「これまで完成できなかったこと、やれずにくすぶっていたことに手を付けて行くのが懐古趣味的な自己実現かなあ」なんて。
 これを毎年恒例の2文字キーワードにしてみると、
「追跡」となるわけです。つまり、犬らしく臭いを嗅ぎながら、後を追うってことで、今年はノスタルジー強化年を意図しています。その中で、忘れられていた「お宝発掘」とかができればいいなあ、と。

 どうせ、来年はイノシシで「突撃」系のキーワードになるでしょうから、その前に、のんびり後ろを振り返る年も必要でしょう。ただし、振り返ってばかりで先に進めない人生もいやなので、
「犬も歩けば棒に当たる」を前向きにとらえ、「行動すれば良いことにも悪いことにもぶち当たるけど、行動しなければ始まらない」なんてのも心したい、と考えています。

PS:犬が八匹集まったら、何かを見つけました。どうして? 
 答え:「ハッケン」だから……お後がよろしいようで(^^;)。 
「追跡」→「発見」の年にならんことを。 

●2006年1月12日(木)

 今週頭に冬期講習が終わって、しばらくご無沙汰だったネット回りもしながら、生活のリズムを整えている今日この頃。リハビリがてらに、年末〜年始の特撮感想を書いておきます(今日は土曜日編)。

●マックス:クリスマスのエリー話は、ファンタジーの雰囲気がなんだか良かったです。
 理知的なSF話とか、宇宙人の侵略譚もいいけど、そればっかりだと息苦しくなるので、時には情緒的な雰囲気を味わえるのもいい。その前の「遥かなる友人」も、侵略譚の連発に対するアンチテーゼを、理詰めでなく情緒的に描いた一本として、評価。こういう物語の幅の広がりこそがマックスの魅力かなあ、と再認識。

 エレキング再登場の話は、カイト&ミズキの交流譚でもあるんだけど、ピット星人の再登場に注目すべきか、変身アイテムを奪われたことによるピンチ演出に注目すべきか、何だか焦点が定まっていないようにも思える一話でした。
 この辺は、美人のピット星人に鼻を伸ばして失敗するカイトと、それに嫉妬的な感情を抱くミズキみたいなラブコメノリで展開した方が一本、筋が通って、かつ楽しめたとも思うけれど。
 変身アイテムを奪われたことに対する危機感が薄味なのも減点。

 「邪悪襲来」は、ちゃっかりグランセイザー・水のトライブがボランティアしていることに注目。いやあ、劇場版セイザーXで、グランセイザーの役者が堀口博士以外出ていない(ボスキートは出てたけど)のが、やや不満だったので、ここで顔が見られて補完された感じです。
 それと、劇場版ガイア以来の非人類美少女役でおなじみ、斉藤麻衣嬢のゲスト出演も嬉しかったです。
 ストーリー的には……星を滅ぼした怪獣の存在感がいまいちかな。こういう怪獣は、どうも都市破壊を見せてくれないと、強さが実感できません。

 で、次は、星川航空トリオ勢ぞろいを楽しみにして。

●セイザーX:劇場版を楽しんだ後(レトロメカファンとしては、何だかカプセル怪獣を連想させる囮役のユウヒと、人類の切り札・轟天の活躍で大満足です)、TV本編の展開にもオオッと文字通り燃えました。
 第2部に入って、やはり生きていたブレアードが、未来から来たネオデスカルの仕切りに反発して、ライオセイザーと気の合った共闘! もう、これだけで十分、お腹いっぱいになるネタなんですが、
 理論派のアクアルがグローザに主張をぶつけている背景で、応援、というか、ヨイショ、というかツッコミというか、合いの手を入れて妙な存在感を示したサイクリードも楽しいですし、
 さっそうと駆けつけて、次の瞬間、あっさり捕まっている爺ちゃんにも笑わせてもらえましたし、
 たった30分の一話で、ここまで燃えとギャグの両方を味わえた展開は近年なかったと思います。

 おかげで、メインイベントのシャークセイザー登場がかすんでしまった……と、普通なら書くところなんですけど、そういうわけでもないんですね。シャーク隊長は隊長で、きっちり印象深く活躍している。何て、密度の濃い話なんだあ! と。
 次回は、注目の親父ヒーロー、シャークセイザーのさらなる活躍に期待です。

●GARO:ヒロインとヒーローの父親話に続き、新年初放送は魔道輪ザルバ(影山ボイス)による総集編。
 ストーリーが進みそうな、次回の「零」編を楽しみにしている最中。  

PS:ちょっとした愚痴、というか、心情吐露をば一つ。
 議論板の方に、先週末からよく分からないゲストの人も来ていて、あいさつも自己紹介も何もなしなものだから、困惑中。過去の山本板とのつながりを持ち出されても、こちらは氏とは袂を分かつ宣言をして久しいので、何で今さら? って感じです。あいにく詳しい状況が分からないので、状況が見えてくるまで静観中(氏の掲示板が昨年末に閉鎖されたので、その影響? と勘ぐってるのですが)。
 仮に、礼儀正しく振舞って、作品について真摯に議論する意思を見せてくれるなら、議論を活性化してくれる人として、管理人サイドとしては歓迎するのもやぶさかではないけれど、そうでないなら(特定個人に対する粘着や、嘲笑する姿勢が続くなら)……他のお客さんの迷惑にならないよう、きちんと対応しないといけないのか、と思いつつ様子見 することにします。
 まあ、一時的に現れて通り過ぎるのなら、それはそれで、問題ないし。
 とりあえず、自分としては問答無用の感情的な対応だけはしたくない、と思っています。

PS2:一週間ほど様子を見て、荒れてるな、と判断した段階で、管理人の仕事を果たすために、出しゃばるつもり。
 仮に、ここを見て、振る舞い方がいい方に変わるなら幸い。
 悪いほうに変わるなら、それはそれで断固とした処置がとれる。
 ここに気付かないようであれば、それはそれで、自分が今、書きたいことを書けたってことで、自己満足(笑)。

●2006年1月23日(月)

 White NOVAは、「自由と平和・協調を愛する仏教徒」である(プロフィールより)。
 今年に入って一週間目で、「空幻研」について、いろいろ迷うことはあったが、自分で書いたこのプロフィールの通りの決断をしてみようと、いうことになった。
 議論とは、対話によって、お互いの認識を確かめ、同意点を求めつつ、相違点を知りつつ、時には熱く、時には冷静に語り合う作業である。それには相応の忍耐を伴い、時には疲労も招くが、付き合ってくれる相手には真摯に接して行こう、と思う。

 White NOVAは、「抜群の持久力、健康さ」を誇る(プロフィールより)。
 ただし、「半分以上は意志力の賜物なので、気力がなえるとヘナヘナになることも」。
 今は仕事でがんばらなければいけない時期で、気力を常に張り詰めて生きたい。

 White NOVAは、「父親譲りの頑固もの責任感も強し」と自認している(プロフィールより)。
 「ただし、興味のないことには手を出さないので、いかにヤル気を出させるかが肝心」。
 興味が再燃したので、頑固さ、責任感を貫きたい。

 ……ということで、「空想科学&幻想文学研究室」は、管理人として新展開に望む決意をした。たぶん、変わった、のではなく、本来の自分の自然体を見い出した、のだと思う。Y氏を気にするのでなく、自分らしい議論ができる場として。
 問題は……議論なんてものは、自分ひとりではできないわけで、付き合ってくれる相手がいるかどうか……なんだが、
 そして、掲示板としては、やはり人が集まりやすい場所であることを念頭におきたいわけで……、
 いろいろ不安はあるが、そこはそれ、NOVAの自然体がどう機能するか、によると思う。最初から相手にもされない自然体では、しょせんそこまでだったってことで(苦笑)、その場合は、集客に必要なホスト役としての演技の訓練や技術習得をしといけないだろう(ロールプレイってやつだね。それはそれで、趣味の範疇だ)。

 ま、あまり気負いすぎず、適当に肩の力を抜いて、取り掛かるとしよう(自分一人が気負っていても、しょせんは独り善がりでしかないから)。

●2006年1月23日(月)・その二

●響鬼
 井上脚本には珍しく、最終回がうまく感動的にまとまりました。もちろん、ドンデン返しもありましたが。

 「関東の鬼が大集合して、強敵オロチと一大決戦! 弾鬼さんとか、鋭鬼さん、裁鬼さん、他にもどさくさ紛れに関西からの助っ人鬼・十三代目西鬼とか、故・斬鬼さんに代わって北海道から駆けつけてきた凍鬼の子孫とか、いろいろ派手派手しく出てきて、華々しく戦って……」云々という映像は脳内で補完して(苦笑)、

 いきなり一年後ですか。
 明日夢は鬼になることよりも、人を助けるため、医者の道を志し、鬼の道を目指したのは、京介の方だった。京介変身体は何だか「仮面ライダータイガ」に似ているけれど、名前は何だろう? 「奇跡」とか「切り裂き」だったら格好いいと思うが、「喜劇」とか「禁忌」「忌引き」だったらイヤですね。

 それはともかく、モッチーが初めて(劇場版を入れれば2回目だけど)、ヒロインらしくピンチに陥り、それを桐矢と明日夢が助ける話。惜しむらくは、アキラの出番が少なかった点。
 ラストは、「道は違っても、心は弟子」……「変身しなくても、心は○○」ってノリですね。

 オープニング&エンディングも、前半のそれに戻り、前プロデューサーや、そのファンにも向けた心遣いと思われる。
 ただし、後期スタッフが気に入らない人には、桐矢が響鬼の弟子として変身しただけで批判する人もいそうだけど。

 次回作のカブトは……で不満足な見せ方だったバックアップ組織の描写に期待してます。G3ユニットぐらいのシリアスさがほしいです。

●マジレンジャー
 お母さん(マジマザー)復活に続き、お父さん(ウルザード・ファイヤー)登場!
 素直に格好いいと思います。装甲響鬼に似たシルエットは、戦隊物では黒騎士に匹敵するほどの重装甲。こういう、ドッシリ構えたキャラは好み。
 今後、ウルカイザー・ファイヤーとか、マジキングとの組み替え合体とかにも期待。
 でも、マジシャインに死亡フラグが立ったようなので、ヒカル先生の無事を願います。

●ボウケンジャー
 予告編で見た「巨大シャベルを持ったダイボウケン」に期待です。あの得物で、どういうアクションを見せてくれるのかなって。 穴掘り? 敵を埋める? 

●セイザーX
 何だか、ブレアードが大活躍なんですけど。もう、「名前まちがえられ」ネタだけで、何度笑わせてもらったことか(笑)。
 ギャグの挿入のタイミングが絶妙すぎて、シリアスとコメディのさじ加減が上手すぎる。

 でも、当初シリアスで登場したネオデスカル幹部も、
 「(海賊3幹部にイラ立ち)こんな奴ら殺してしまえばいいのに」
 「それでは、我々が消滅してしまいます!」……の掛け合いがギャグ性を帯びてきます。グローザが上司に対して、(同じことを何回言わせるねん!)って言いたげな、投げやりな口調と表情がおいしい。

 あと、今回の一押しは暗殺者怪人が誤って自分に暗殺爪を刺した際の「毒がッ」の一言。

 もう他の全てのキャラが、ギャグに展開していく中で、シャーク隊長と、新登場ライバルのジャッカルがシリアスさを維持していくのか、それとも、だんだん外していくのか……どちらに転がっても、セイザーXは楽しめます。

●GARO:影山ボイスが主題歌になりました。内容は……面白いんだけど、どう表現していいか分からない。
 前回の対・大勢のホラー(の幻?)戦における「零(本名・銀牙と判明)」との共闘、そして今回の彫刻家ホラー戦における「零」の活躍など、零にスポットが当たる話が展開中。

 毎回のホラーの設定と映像描写などダークな雰囲気が良くて、物語の基本構造(暗躍するホラーにヒロインが巻き込まれて、その度助けられる)のがワンパターンなのに、飽きさせない……これって褒め言葉と言えるのか? 
 「飽きさせないワンパターン」を形作っているのは、映像美と、パターン化しないアクション描写など、視覚に訴える部分が大きい、と思います。

●リュウケンドー:2話目を見逃して、基本設定がまだつかめていませんが、
 「お笑い系のボケ・ツッコミの、しかし寒いコント」と「力の抜けた演技・セリフ」、そして「唐突すぎて感情移入できない感動ドラマ(を表面的になぞったもの)」。3話目は、トホホ感満載の代物でした。
 ただ、カーレンジャーを最初に見たときも、同じ印象を受けたので(ゾクレンジャーの回で評価が反転した)、今後、演出がこなれて、化けることを期待したい。

 映像は……CG満載は悪くないが、個人的には、もう少し、力強さが欲しいところ。まあ、軽いストーリーには、軽い描写が合っているってことなんだろうけど、ヒーローのデザインが割と装甲系のゴテゴテしたスタイルなので、重くて熱いのを期待していた。

●マックス:星川航空トリオ……と書いたら、由利ちゃんは星川航空に所属していない、とツッコミを受けました。確かに、そうですので、「ウルトラQトリオ」と訂正します。メールで、ツッコまれたのは久しぶりです。こういうリアクションがあると、書き甲斐がありますなあ。

 で、ネロンガ(というか前身のバラゴン)みたいなゲロンガの話に続いて、
 マックスの力に頼りすぎることへの悩みを描いた話ですか。元ネタは「小さな英雄」なんだろうけど、イデ隊員の後輩であるショーンだけでなく、主役のカイトも悩むのがポイント。
 そして、そのカイトの心情披露を聞いたミズキとの仲も急接近……というか、以前から気になっていた、この2人。最近、あからさまな恋人候補描写が増えてます。毎回、ベタベタされると、独り身としてはつらい(苦笑)。

 NOVAとしては、ミズキよりエリーにスポットが当たって欲しい、です。

PS:特撮番組が6本もあると、いっぺんに書くのは、なかなかキツイものです。

●2006年1月31日(火)

 この一週間ほどは、「荒らし」対策に追われてばかりでした。
 まさに、「駆け抜ける嵐(荒らし、との掛詞)」と言いたい状況下で、いろいろ考えさせられることになりました。

 何だか、昔、付き合っていた、いろいろな人が、「空幻研」を舞台に姿を見せてくれ、
 人の想いが渦を巻き、それを何とか冷静に受け止めようとしながら、受け止めきれずに次々と生じる状況の変化にただただ流されて、わけの分からないまま、突き進んでしまいました。
 歴史のダイナミズムを感じながら自分が当事者として行動する必要性に駆られ、
 「自分には何かができる」という慢心と、
 他人のコンセンサス(同意)を取り付けずに走ってしまう暴走癖と、
 混乱すると慌てふためいていっそう問題を大きくしてしまうトラブルメーカーぶりを示してしまいました(まことにもって、恥ずかしい限り)。

 その結果、生じたドラマが、
@「荒らし」氏と自宅(ホビー館「何でもトーク みんなの広場」)で対話を試みようとし(その時点で管理人としては失格)、

A彼の連日の大量書き込みに対して、一度に消化できる許容情報量をオーバーしてしまい(よくも、真面目に読んだものだが、自分の対応能力の限界を思い知らされた)、

B何だか幻惑されたまま、「荒らし」氏を研究室に引き込んでしまい(「荒らし」との対話録を大量に書き込む、この時点でまともじゃない)

C当然ながら、その場にいるお客さんのブーイングを買い(その場にいない、と思っていたはずの方にまでメールでお叱りを受け)、

D慌てて、禁じ手と思っていた「レッドカード」なる追放宣言を発してしまい(危地に立たされると、ついつい先人の模倣をしてしまう、という愚かな対応なり)、

Eその処置に対する批判が出た途端、手の平を返したように追放宣言を取り消して、またもや「その場のお客さんのコンセンサス」を取り付けずに勝手に「終了宣言」を出してしまった。

 まったく、支離滅裂、首尾一貫性のなさ、問題解決能力の欠如っぷりを露呈。いやはや、「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものだ。
 「何やってんだ、NOVA!」
とお叱りのメールを受け、
 「いつも冷静なはずのNOVAさんが、実はそんな人だったなんて!」
と一部の人の信頼を裏切ってしまい、
 まことにもって申し訳ない振る舞いをしてしまいました。
 自分でも、分かっていなかったのだが、White NOVAとは、こういう奴だったらしい。これじゃ、作家のY氏のことを批判できないじゃないか。いや、よっぽど不味い対応だったと思います。
 事態に対応しながら、「Y氏もこういうことで苦労されていたんだなあ」と心底痛感。掲示板を通じたNOVAとのお付き合いは、2年間ほどでしたが、昨年末に閉鎖した氏の掲示板に対して、改めてこの場で感謝と弔意を捧げます。

 さて、こんな醜態を見せたNOVAに対し、「ハンドルを変えて出直したら?」と意見してくれた人もいたんですが、それはしません。こんな欠点だらけの人間でも、その成長ぶり(あるいは堕落ぶり?)を示すことで、まだまだ面白いサイトに発展できると思っています。
 ただ、やはり、自分のサイトの本来のお客さん(「研究室」ではない他の3つ)の心の安全を考慮して、そちらに入ってきた「荒らし」書き込みは、内容の是非を問わず、お掃除します。
 Y氏関連の人で、
「荒らし」に絡まれやすい、という自覚のある人は、他のお客さんの迷惑を配慮して、別所あるいはメールで話し合いましょう。そのときの注意は、「あまりNOVAをいい人と思わないで」って点。今回の件で見せたように、NOVAにだって短所はいっぱいあるし、表面上のきれい事だけでない裏の面を持ち合わせているのかも知れませんから(時代劇の「必殺シリーズ」がNOVAは好き)。

 また、今後、NOVAのせいで、Y氏とは関わりがないのに、「荒らし」に絡まれた人は、スルーすることを勧めます。
 「荒らし」と判断した時点で、自宅のゴミはきれいにします。
 判断基準は、こちらにすでにあります。

 一応、本サイトでの「荒らし」関連は、これにて終了、としておきます。

 あと、気になるのは、終了宣言を出した「空幻研」なんですが、管理のために、のぞいてみれば、何だか新しいコミュニティが生まれているような気がします。
 こういうコミュニティを管理人の一存でつぶすのは、それこそ自分勝手だと認識しております。
 つぶすのも自分勝手、終了宣言を取り消すのも自分勝手。どちらに転んでも自分勝手との批判を免れないようでしょうから、ここはお客さんのニーズを慮って、終了は無期限延期といたしましょう。
 そもそも、終了宣言自体、冷静な思考で行われたものではなかったですしね。人間、冷静でなければ、間違った判断を下すこともある。しかし、人は過ちを正せるもの。それがNOVAのポリシーです。
 ただ、NOVAはそちらには顔を見せません。議論にも参加しません。他所から見守るようにはします(ちょうど、見守るのにいい場所を見つけましたから^^;)。

 「空幻研」は死んでいない。ただ、変化しただけです。閉鎖的な空間から、もっとオープンなコミュニティーに。
 よっぽど、「空想科学」「幻想文学」に加えて、「妄想哲学」をタイトルに、と思いましたが、それはやめておきます。あくまで、あそこはフィクションのための研究考察&感想発表会の場所であって、現実のややこしい問題を引き込んだりはしません。

 NOVAに興味あるのは、「自由」と「多様性」を尊重したNet Open Virtual Association(ネットの開かれた虚構社会)計画であって、「思想・信条を押し付ける強引さ」には断固反対です。

PS:しかし、精神的にバタバタして、「仮面ライダー・カブト」のストーリーが全く把握できなかったのが、悲しい。

●2006年2月9日(木)

 1月からいろいろあって、過去に自分の仕出かした不始末やら、サイトの方向性についての悩みとか、お世話になった方へのメール挨拶とか、他所の掲示板上で書き込みながら(批判も受けながら)自分の振る舞い方の見直しとか、
 いろいろバタバタしていました。

 で、今朝の新聞を見て、ビックリ。

 尊敬する作曲家の伊福部昭氏が亡くなられた……。
 氏の代表作は、もちろん『ゴジラ』だが、最近では劇場版『セイザーX』でも、「海底軍艦・轟天のマーチ」が流用され、東宝特撮映画の音楽史を語る上で、筆頭に挙げられるべき人物と言える。
 NOVAも、氏の音楽CDは、多数、持っており、落ち込んだときとか、大学の卒業論文を書く際の景気づけとか、ゴジラの新作を待ちわびているときとか、いろいろな機会に、曲を聴いて、気持ちを高揚させたことがある。
 氏のCDでお気に入りは、『SF特撮映画音楽の夕べ』と『OSTINATO』だが、他にも『マーチ集』とか、各映画作品のテーマが出るたびに買って、聞き入っている。

 『ゴジラ』シリーズだけで振り返ってみると、

・昭和シリーズ:「第1作」「キンゴジ」「モスゴジ」「地球最大の決戦」「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」「ガイガン」「メカゴジラの逆襲」

・平成VSシリーズ:「VSキングギドラ」「VSモスラ」「VSメカゴジラ」「VSデストロイア」

 他にも「VSビオランテ」で、『OSTINATO』からの選曲が多数なされるなど、曲の流用例は枚挙に暇がない。

 NOVAにとって、至福の時は、やはり平成VSシリーズで、毎年のように新曲が聞けた時期。伊福部音楽好きが高じ過ぎて、そうでない「VSスペースゴジラ」の評価が極端に低くなったりもする。

 ともあれ、いろいろと喪失感をともなっているわけですが、
 こういうときの心情に一番ふさわしい曲、ということで、第1作から『平和への祈り』(やすらぎよ 光よ)を聞いてみるのでした(水爆大怪獣の猛威にさらされた帝都の惨状に、全国の乙女たちが歌う鎮魂曲)。

PS:破壊や喪失の後には、再建という重くて辛い作業が待っているわけですが、その際に、何を残し、何を断念するか、自分の中ではケリがついたので、多くの人の意見は受け止めつつ、自分の「したいこと」「できること」を進めて行くつもり。

PS2:具体的には、
 「空幻研」
の建て直しは断念(NOVAは管理から手を引く)。ホビー館は維持する。
 ただし、「空幻研」の方向性は、引き継いでくれる人が現われたので、彼に託す(それが軌道に乗るまでは、空幻研を残しておくつもりだけど、今さら修復するつもりはない)。
 NOVA自身は、フリーな立場に戻って(昔の絆やしがらみは付きまとうだろうけど)、一論者としての発言を行うことで、改めて、ネットワーカーとしての振る舞い方を探る。

●2006年2月12日(日)

 久しぶりの一日休日です。
 今日は少し落ち着いて、最近、書けずにいた、特撮日記を久々に書いてみたい、と思います。

●マックス:「エリー破壊指令」が面白かったです。
 アンドロイドであるエリー嬢が、外部からの強制アクセスにより操られて失踪。その後、UDF基地を破壊するミサイル誘導装置にされてしまう顛末は、最近の経験により、何だか他人事でない臨場感を感じていました。
 思わず、容易に人を信じて説得されやすい「人工無能NOVA君」なる自虐ネタまで、頭に思い描いてしまいました。

 そして、もうエリーを破壊するしかない、という状況にあって、DASHチーム一の熱血漢コバ隊員が、人としての熱い想いで奮闘して、最終的にエリーを救う展開は、やはり燃えました。

 次のバルタン話は、後編を見てから感想書きます(ゲスト俳優に、レオの真夏竜氏や、アラシ隊員役の毒蝮さんが出ていた、などのトピックもありますが)。

●セイザーX:もう、NOVAの一押し特撮になっています。

 ブレアード
の扱いがおいしすぎます。以前、宇宙海賊トリオを、ダイレンジャーの「3バカ怪人」になぞらえていたことがありましたが、今の彼は、何だかアバレンジャーの「ヤツデンワニ」を思い起こさせました(敵だったのに憎めないペット的なマスコットキャラになっていたりする点)。
 しかも、ケインの裏切る気配にいち早く気付き、注意を勧告する点はなかなか渋い役どころだし、「熱血」「クール」「ギャグ」の3要素を見事に含有したキャラになってくれました。

 さて、ケインの裏切りですが(どうも最近、見る話って、操られたり、裏切ったりする部分が本当に目に入り、洗脳の恐怖というものを感じさせてくれます)、
 結局は、「自分の故郷の星を守るために、仲間を裏切れ」という敵の命令を、ケインが葛藤しながらも拒み通す展開に。その後、故郷の星は結局、守られたというハッピーエンドな終幕は、ホッとさせられました。

 一方で……メインドラマから遊離した形になっているシャーク隊長ですが、彼も実は「裏切り者だった」という背景がほのめかされ、何だか敵味方の葛藤が非常に面白くなっています。
 ブレアードのキャラだけでなく、作品そのものが「熱血ヒーロー」「クールなSF設定&ストーリードラマ」 そして「ギャグ」と3拍子そろって、うまくバランスがとれています。

●GARO:零が鋼牙を憎んでいる理由とか(恋人を鋼牙に殺されたと誤解)、鋼牙と薫の断絶とか、鋼牙と番犬所の亀裂とか、一気にドラマが加速している状況。
 オープニングも影山ボイスの主題歌に変わり、いろいろと燃えています。ただ、GAROの感覚は、ビジュアル主体の要素が強く、「ここが面白い」というように、どうも言葉で語りにくいのが残念。
 「孤高の主人公(でも内面は熱血漢)」と「執事」、「不幸なヒロイン」、「影のあるライバル」という取り合わせだと、他にどんな作品があるかな? 

●リュウケンドー:最近、このほんわかとしたノリに付いて行けるようになった。
 玩具のプロモーション映像としては順調で、毎回、新装備を見せてくれる。
 「3枚目風キャラと、派手かつコミカルな映像、脱力感あふれるストーリー、そして一話完結の王道ヒーローストーリー」。
 さて、足りない物は何? 一応、「クールな雰囲気」と思っていたら、敵キャラの「ジャークムーン」がそれを体現してくれています(デザイン的には、造形の崩れた「仮面ライダーナイト」って感じ)。
 とりあえず、基本設定としては、組織が崩壊していない「仮面ライダー剣」ですが、
 しゃべってアドバイスする武器は、GAROのザルバや、アバレンジャーの爆竜を連想。
 「マイナスエネルギーを集めて大魔王復活」という敵の目的も分かりやすく、今後のストーリーの縦糸をつむいでくれ、山場に導くことを予期させます。ところで、こういう「大魔王復活」系のストーリーって、やはり魔王が復活しないと、設定倒れになるわけで、ヒーロー側はどうしても復活を阻止できないのが普通ですが、結局、「魔王は復活しませんでした、めでたし、めでたし」という肩透かしな作品は何かあったかな?(テーブルトークRPGだと、「クトゥルフの呼び声」などのホラー物が王道だけどね)

●2006年2月12日(日)・その2

 今朝、最終回のマジと、少しずつだけど、ストーリーを理解してきたカブトは分けてみます。

●マジレンジャー
 ン・マ復活は結局、阻止できず、強敵の猛威に際して、家族の絆で立ち向かう王道ストーリー。

 とりあえず、ヒカル先生麗(うらら)と結婚することで家族入りし、そこに復活したお父さん(ウルザードファイヤー)お母さん(マジマザー)も交えることで、計8人の魔法家族。
 ん? 魔法家族? どこかで聞いたキーワードと思い、検索をかけてみると、出てきたのは、『グラマリエの魔法家族』。昔、富士見のドラゴンノベルズで、そういうのを読んだなあ……と懐かしむ。

 さて、最終回までの過程を改めて、たどってみます。
 まず、二話前のメインイベントは、麗(うらら)の結婚。そして、スフィンクスがダゴンを裏切り、倒された(ように見えた)こと。最後に、傷ついたリン=ルナジェルが天空聖界の壊滅の報を、結婚式場にもたらすという急転直下の展開でつづく。

 そして、最終回一話前で、お母さんがダゴンによってインフェルシアに拉致され、お父さんと旦那様がン・マに力及ばず倒され、5人のマジレンジャーは何とかスレイプニルを撃退したものの、ン・マの力に太刀打ちできずにピンチ、という場面。
 最大のトピックというべきは、やはり曽我町子女史の演じる大魔女マジエルが、劇場版に引き続いて登場したこと。でも、あっさりン・マに倒されました(まあ、死んでなかったわけですが)。

 これで、最終回の予想は、「奇跡の逆転勝利」と「魔法による死者復活」までは予期できていました(予定調和ですね)。
 予期できていなかったのは、ナイ&メア(バンキュリア)が改心し、「バンパイアの不死身の力」でスフィンクスを復活させ、さらにヒカル先生お父さんまで助けてくれたこと。これまで、彼女たちは「卑劣で姑息な悪役」というキャラでしたが、巨大で身勝手な冥府神たちに翻弄されているうちに、少しずつ人間側に同調するようになってきたんですね。これをご都合主義と受け止めるか、それとも以前からきちんと伏線が張られていたと見なすべきかは微妙なんですが、NOVA自身は納得できました。
 まあ、ナイ&メアについては、一年後の「ボウケンジャーVSマジレンジャー(予定)」で、もう一度、悪役になる可能性もなきにしもあらずですが、それよりはヤツデンワニみたく、人間界で意外な出世を果たしていることを望みます(売れっ子歌手になってコンサートとか)。

●カブト
 最初に見たときは、疲れがいっぱいたまっていたせいもあってか、全然ストーリーが理解できませんでした。

 何だか渋谷の街に隕石が落ちてきて(オペレーションメテオ?)、
 ワームという怪人が出現して、それに対抗するゼクトという組織が「ライダー風のアーマー装着部隊」を派遣したものの、
 相手の「脱皮しての高速移動」には対抗できず、返り討ちに合っていく。
 そして、「お婆ちゃんが言っていた」という口癖の変な男が出てきて、ゼクトの新米隊員(真面目な熱血漢)を翻弄しながら、マスクトライダーシステムを入手して変身。

 いろいろ麻痺した頭で、そこまでは何とか把握(できていたかどうか、今もあやふやだが)したものの、マスクトフォームがワームを倒したことを認識していなかった。映像作品の認識力がガタ落ちになっていました。
 マジレンジャーも、ヒカル先生麗(うらら)がデートしていたことは分かっていたけど、結婚したことは認識していなかったぐらいだし。

 さて、幸い、ビデオには撮っていたので、自分の認識力の回復を確かめる手段として、2回目の視聴を試みる。
 少しは、キャラ同士の人間関係など理解できたものの、やはり、頭の中でうまくまとまらない。印象だけいえば、最初の「オペレーションメテオ」と、アクの強いキャラのせいで「ガンダムW」を初めて見たときのような感じだった。

 「お前を殺す」の代わりに、「お婆ちゃんが言っていた」となるわけだ。

 だいぶ、落ち着いてきたころに、3度めに見て、やっと1話の物語を理解できた(が、何だか異質ぶりに拒否反応が生じた)。

 そして、2話め。主人公・天道総司のオレ様ぶりに、ようやく既視感を覚えた。

 「天の道を行き、総てを司る者」
 「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せとオレを呼ぶ」

 すなわち、同じカブト虫の人じゃないですか。

 また、ライダーフォームのクロックアップ高速戦闘は、やはり009の加速装置や、もりもりぼっくん、タイムレンジャー、それにマンガの「ウィングマンのポドリアルスペース」を連想させる静止映像の世界。
 こういう「知っているもので認知協和」が起こると、安心して作品を見てられる。

 そして3話。デカピンクがゲスト出演。ストーリー的には、ワームの擬態能力を活かした「どっちが本物?」パターン。これを見て、ようやくカブトの世界になじむ。

 まだ、キャラの好き嫌いは見えていないが、とりあえず真面目な熱血漢だけど「自分を犠牲にするため戦士に向かない」加賀美くんには同調しやすい、と思う。

●2006年2月25日(土)

 今年の1〜2月は「空幻研」騒動に明け暮れました。
 結論としては、管理が困難になった場を捨てる代償として、新たに多くの友人を得たことになり、自分自身、いろいろと張り合いが出ることになった経験でした。

 この2年の間に抑圧してきた想いが、一気に噴き出したりして感情的に不安定になったものの(真剣に壊れるか、と思ったぐらい^^;)、
 それでも揺れ惑う自分の心情やら、自分の目に移る人間模様と状況の趨勢など、どこか冷静に分析している自分がいて、
 いろいろ感じ、考えることができました。

 その結果、いろいろ問題を見据えつつ、次のステップに向かうことになった自分を自覚します。
 こういう実感は、言葉ではなかなか説明できないもので、行動の変化を通じて示すしかない、と考えています。
 その一つが、以前から作ろうと思いながら、具体的にイメージが見えていなかったブログ作り

 いやあ、ブログって、うちのサイトとどうつなげようか、はっきりと指針が立たなかったんですよ。
 たとえば、日記だったら、このようにサイトトップで書いてますからね。
 ブログを導入するんだったら、サイト全体の改造にまで踏み込まないといけない……と考えると、なかなか気が重かったりしていたわけです。
 でも、「空幻研」の閉鎖を決定する前後から、嵐対策に頭を悩ませる過程で、妙に先鋭化された思考の末に、いろいろ今後の青写真が見えてきたわけで……自分一人でできること、他の人と協力してできることなどなど、自分の周りでは新しいことがいっぱい動いています(TVも、ちょうど番組改変期ですしね)。
 ともあれ、「いつまでも過去を振り返ってばかり、でもいられない。自分は未来に生きるんだ」って想いで、3月以降は、この2年よりもアクティブに動き回りたい、と思います。

 ただし、「White NOVAのホビー館」「30代の懐古趣味的なマニア記事中心 」であることは変わりません。
 さすがに、趣味まで変化するわけがない。
趣味仲間は大事にしつつ、自分らしく生きられる場所を広げて行きたいってことで。

PS:だからといって、本サイトの更新を怠るようになると、問題ですね(苦笑)。とりあえず、ブログを試しながら、じっくりサイトを整理・改良していきたい、と思っています。

PS2:掲示板は……「緑の掲示板」に問題が発覚したので(「みんなの広場」という題に反して、全然広くないし^^;)、当面の仮処置として、タイトル変更だけしてみました。

PS3:ともあれ、いろいろとご心配かけました。いろいろあったけど、NOVAは元気です♪

●2006年3月8日(水)

 一昨日、掲示板案内に、最近の特撮作品の大雑把な感想を書いたので、こちらでは一作ずつ、じっくり書いてみたい、と思います。
 一気に6作、全部書くのは大変ですが、最近は毎日、ネット入りしているので、1日1つずつ定期的に書けば、それなりにいいネタになるな、と。
 本日はまず、間もなく終了予定の「ウルトラマン マックス」について。
 自分の書いた過去記事も振り返って、総括もしてみます。

>一部で、キャラ立ちがしていない、ドラマが凡庸という意見もあるようですが、本作があくまで怪獣メインの作風ということを考えると、主人公周りのドラマは前面に出さなくてもいい、と思ったりもします。(05年7月27日)

 いやあ、今になると、「キャラ立ちがしていない」どころか、コバも、ショーンも、立派に描かれているじゃないですか。コバは、エリーとの絡みで一気にキャラ性がアップ。感情的に突っ走るコバと、冷静な機械少女のエリーの絡みは、終盤のドラマを非常に楽しませてくれています(バルタンの回のグルーミングとかは、「本編のストーリーだけ追うとどうでもいい描写」も、「コバとエリーの関係性を描く」という視点からは高評価)。
 ショーンは、イデ隊員の系譜の発明家属性が、非常に強く描写されていますし、実際にイデ隊員を尊敬している点が旧作ファンとしてはベリーグッドです。そう、旧作へのリスペクトがあるのが、マックスのいい点とも言える。

>そして現在、マックスらしさと言えば、やはりアンドロイド少女のエリーに集約されるのでは、と思うのですが(05年7月27日)

 これは、まさにその通り。もう、エリーの成長を見ているだけで、NOVAはマックスに満足です。
 思わず、「ウルトラマンがチョコの中〜♪」といっしょに歌いたくなります(笑)。
 ピグモンに憑依(?)された際の、いつもと違う行動も、楽しめました。ここまで来ると、「愛しのエリー」と言っても、過言ではありません。

>「ゼットンの娘」はハリケンブルーですので、「くノ一のコスプレ」をして、DASHに潜入したりします(笑)。(05年9月26日)

 この回は……あまり評価していません。ただ、「くノ一」ネタは、現在、ボウケンジャーの「風の静」の方に萌えていますので、何となく許せる気分です。
 でも、ゼットンとキングジョーという二大強敵の回が、そういう萌え要素に彩られてもなあ、とNOVAの心の中の硬派な部分は叫んでおります。
 この回で登場した、ゼノンと、新武器マックスギャラクシーも、何か見せ方がいまいちだったし。

 なお、マックスギャラクシーについては、先日見た「レッドキングをバリアーに包み込んで、その中で爆発させる効果」が、ウィングマンの「デスボール→ヒートショック」コンボを思わせて、それはそれで良かった、と思います。そう、ただの強力な必殺技より、特殊効果を付与するアイテムって点に新たな魅力を感じました。

>ゼットンや、キングジョーのバトルでの扱いについても、盛り上がらないことは言わずもがな。(05年10月10日)

 強敵との戦いが、少女の「何だか分からない心の葛藤」に移し変えられて処理されたのが、不満要素ですね。
 もっとも、少女とメカロボという組み合わせ自体は、いわゆるオタク心の理想願望……という類型化された分析を当てはめると、「サイボーグ少女とメカゴジラU」「エミーとメカキングギドラ」「ライザーカゲリとニンライザー」な どに見られるような、いろいろ楽しめる要素になるはずだったのですが……「キングジョーとハリケンブルー」の組み合わせはどうも、しっくり来なかった、と。(つづく)

●2006年3月9日(木)

 マックスについて総括しようと思ったら、長くなったので、つづきは次週に回して、他の作品について。

●セイザーX
 ジャッカルの味方をしつつ、タックンを思わず応援してしまい、「お前、どっちの味方なんだ!」と突っ込まれ、悩み出すブレアードが相変わらず楽しいです。NOVAはもちろん、ブレアードの味方(笑)。
 それと、胸にドリルを備えた「ドリルアングラー」ロボット形態が登場してくれました。
 胸にドリル……といえば、グレートマイトガイン(マイトカイザーのドリルクラッシャーが胸飾りに変形)か、ダグドリル(胸にドリル武装できる)といった「変形ギミックを応用した反則パターン」しか思い当たりませんので、斬新なデザインのロボットということができます。
 こういうのを見ると、スパロボOGのドリル戦艦クロガネも、ロボット形態に変形してくれないか、と思ったりもします。

●GARO
 「東の番犬所」と決裂状態になった鋼牙が、「ホラーを斬るのではなく、人を守ること」を戦う意義に、と思い定める過程が、じっくり描かれている、と思います。
 先週の一押しは、銃弾を受けそうになった鋼牙を守るため、自らの歯で弾を受け止めた魔導輪ザルバ。一瞬、ザルバが壊れた? と思ったけど、その後、銃弾をペッと吐き出した場面を見て、ホッと一息。
 次のリュウケンドーもそうですが、最近、インテリジェントアイテム(知性を持った道具)をよく見かけるようになったなあ、と思います。

●リュウケンドー
 どうして6時半からなんだよ! と思いつつ(答え:ボウケンジャーとの衝突を避けるため)、
 ビデオに撮ったおかげで見ることのできた2本立て。

 1本目は、水を汚すモンスターに対して、アクアシャーク初登場の回。
 ドラマ部分がこなれてきたようで、SHOTの女性隊員のドラマがきちんと描かれていたのはOK。
 それと、主役の威勢のいい発言は、カブトの天道ほどのインパクトはないものの、それなりに楽しむことができるようになりました。この回は、「てめえ。女は追い掛け回すのに、男には唾ペッペッてのは、どうゆう料簡だ! 許せねえ!」って、そういう問題かよ、とツッコミ指数抜群のおバカ発言
 こういうセリフをネタとして笑えるかどうかが、実はこの作品を楽しむためのポイントなのでは? と思っています。

 2本目は、ムンクの作品のような巨大彫像の発する怪音波によって、ゲキリュウケンが大ダメージを被り、その心を主人公が理解していって絆が強まる回。
 でも、怪音波を中和するために、お寺の鐘をゴーンってのが、笑っていいのか、感心していいのか分かりませんが、この作品らしさと思います。一応、感動的な話のはずなんですが、それを盛り下げるトホホ描写のために、素直に感動させてくれない。
 それに、ファイヤーコングが空にリュウケンドーを投げ上げることで、高所の弱点を切り裂く技を披露するわけですが、そんなことをしなくても、アクアシャークに乗れば飛行できるのちゃうん? と思ったりします(それとも、アクアシャークは低空飛行しかできないの?)。

 ともあれ、ゲキリュウケン。
 意志を持った喋る剣ということでは、「エルリックのストームブリンガー」の遠い末裔であり、ファンタジーRPGの世界ではおなじみ。ただし、特撮ヒーロー物では意外と歴史は浅く、「キバレンジャーの白虎真剣」がルーツかと。
 喋る携帯アイテムだったら、「マシンマンのボールボーイ」が元祖かと思いますが、他に何があるかな?(通信アイテムとかはなし。よって、アバレンジャーのダイノブレスは含まず)
 アニメの世界だったら、結構あるように思われますが。

ボウケンジャーカブトはつづく)

●2006年3月10日(金)

●ボウケンジャー
 「ロボタックの探偵さん」率いるゴードム文明。
 部下を平気で見殺しにする冷血トカゲのジャリュウ一族。

 そして、NOVAが一番好みの忍者集団「ダークシャドー」。う〜ん、何だか名前だけ見ていると、キカイダーなんかも思い出すんだけど(笑)。それと戦隊で忍者だと、「隠流」「疾風流」「迅雷流」「宇宙統一忍者流」なんてのがあったけど、横文字はなかったよなあ。元は、「闇影流」とでも名乗っていたのかなあ。

 ともあれ、ネガティブシンジケートは、いろいろ多彩で、話に広がりを持たせてくれます。
 その中で、「風のシズカ」をNOVAは応援します。いずれ、ボウケンブルーとの共闘なんかが見られることも願って。

●カブト
 ワームって、結局、「ドッペルゲンガー」なんだよなあ。記憶もコピーするなんてのは、なかなか難儀な存在。
 「天の道を行く漢」だからこそ、相手できる敵なのかも。

 ところで、特撮界で「天道」といえば、もう一人小さなスーパーマン ガンバロン』の主人公・天道輝なんかが出てくるんですが。
 これはこれで、ハヤタ隊員が執事を務め、死神博士が変身する飯塚昭三声の怪人と戦い、しかもクラスメートに藤崎詩織の声の主がいて、さらに後に、透明ドリちゃんのボーイフレンドという地位まで獲得するという、何だか凄いプロフィールのヒーローだったりします(役者の安藤一人氏は、現在、時代劇の舞台を中心に活躍しているみたい)。

 ガンバロンと、カブト。何だか、血縁関係を無理矢理こじつけることもできそうな気がしなくもないですが……妄想を膨らませすぎると、どこまで行くか分からないので、帰って来れなくなる前に止めておきます(笑)。

 何にせよ、もう週末なので、今は「ゴーゴードリル」「仮面ライダーザビー」の活躍を期待するとします。

PS:明日は久々の休日なので、「Zガンダム」を見に行くつもり。

●2006年3月12日(日)

 いよいよ、来週以降、最終決戦に突入する「ウルトラマンマックス」。先週に引き続き、過去に自分で書いた記事を振り返っての総括を試みたいます。

ネット周りしても「完全生命体イフ」の話は絶賛されてますね。(05年10月30日)

 この話の後から、マックスは何か吹っ切れたかのように、ただの旧作リバイバル作品のレベルを越えて面白くなってきた、と思います。

昨日のジャマー星人の話も、コミカルな雰囲気なのにピンチを演出、という快作(怪作?)。ラスト間際の「ナレーションによる警告」も、ウルトラセブンしていてGOOD。ドラマ的にはセブンとはかけ離れてギャップがありありなのですが、侵略宇宙人という共通要素で納得させてくれました。(05年10月30日)

 これ、「シャマー星人」のミスですね(苦笑)。掲示板でのRICKさんの発言を機に、調べてみて気付きました。でも、ネットで検索しても、ジャマー星人という誤記が目に付きましたので、NOVAと同じミスをしている人は多そう。
 念のため、「シャマー(shammer)」は「食わせ物、見せかけ屋」という意味で納得できる英単語なんですが、
 やはり兵器類に詳しい人なら「ジャマー(jammer=通信妨害装置)」という誤解をしかねない、と。まさか「邪魔」と誤解したわけではない、と思いますが。

 ともあれ、ピグモンやレッドキングの再登場回にも便乗して、自ら再登場したシャマー星人。役どころとしては、『80』でレッドキングを復活させた「壷の精マアジン」に似ている、とも思いました。

>せっかくの新武器「マックスギャラクシー」の扱いがあまりよろしくないこと。(05年10月30日)

 まあ、これはやはり「マックスギャラクシー」に、「ウルトラブレスレット」の再来のような万能武器っぽさを求めていたからですね。こういう新アイテムをせっかく登場させるなら、それなりの見せ方・演出をしてほしい、とも思うわけで。
 ただ、これも先日書いたように、「レッドキングをバリアーに包む」効果で満足しました。

>マックスの、もう一つの世界観、すなわち「大人が見てノスタルジーを感じる」って要素については、これでもかってぐらいきっちり描写できていた、と思います。(05年12月12日)

 これは、実相寺監督の回(『胡蝶の夢』と、メトロンの回)を評しての文です。
 そして、この文の前に示した世界観は、「子供が見て楽しめる明朗快活なウルトラ」

 先日、ブログでバルタン考を書いたときにも考えたのですが、
 マックス
には「リアルな科学と、非リアルなファンタジーの要素が混在できる」と同時に、
 ここで書いた「子供のための未来志向の物語」「大人のためのノスタルジックな物語」が混在。

 この2つの軸を2元的に組み合わせると、「1.子供のための明るい未来SF」「2.子供のための童話的ファンタジー」「3.大人向きのリアルSF」「4.大人向きの昔話」との4つに分類できるわけですが、
 ネクサスは3を突き詰めすぎて、子供を排除した重い作品。
 一方で、マックスは3の要素に、1、2、4をバランスよく配分した作品と考えることができます。

 その後、年末〜年明けの一連のストーリー(第3クール)では、大筋として異星人との交流、キャラ的フレーバーとして「ミズキ&カイト」「エリー&コバ」のW恋愛にスポットが当たっているみたい。
 まあ、ぼくは主人公の恋愛よりも、サブキャラの恋愛が気になる性質で、ミズキよりも、エリーの動向に注目しているわけですが。主人公の恋愛という意味では、ティガの「ダイゴ&レナ」以上に感動できるとは思ってないわけで……(悲恋としては、「ダン&アンヌ」が筆頭に挙がるけど)。

PS:それでも、次回予告(ミズキの命の危機?)を見ると、冷徹に見放す気にもなれないわけで。
 まあ、ラストは「星の鼓動は愛」同様、ハッピーエンドであることを予期します。

●2006年3月16日(木)

 2月から始めたブログ。
 日記というよりは、「特撮メインの思い出エッセイ・論考」になってます。よって、趣味雑記に改題。
 昨日でようやく10日めになったので(当面の目標は、「はてな市民」になれる30日)、一応、今まで、書いた記事の題名を挙げてみると、

1:超人機メタルダー(1〜3)
2:アイアンキング(1〜3)
3:マックス・バルタン星人論(1〜3)
4:キャプテンハーロック主題歌論

 ここで、特撮からアニメの流れにシフトしたわけです。
 そして、次にNOVAが書きたいものは、「ガンダムSeed Destiny総括」。これは、そもそもブログを立ち上げる起因となった、1月からの「空幻研騒動」に関わるものです。
 空幻研騒動の原因をいろいろ分析してみるに、「昔からのガンダムファンと、Seedシリーズファンの世代間闘争(?)」の一面も確かにあって、
 NOVA個人は、1stガンダムからのファンですが、Seedシリーズを格別見下げるつもりはありません(ただし、過剰に持ち上げるつもりもありませんが)。ただ、「Seedを愛する余り、旧作ガンダムファンの懐古趣味を軽蔑する者」や、ましてや「特撮ファン・アニメファンを貶める輩」とは、しっかり反論を示していくのがサイトポリシーと考えています。

 確かに、旧作ファンの目からは、Seedシリーズの出来は良いものと言えません。
 何よりも、他のガンダムシリーズに見られる「格好いい大人」「若者を導くポジションにいる年長者」が描かれていない 、大人不在の物語っていう点が厳しく映る。
 アムロにとってのランバ・ラル。カミーユにとってのクワトロ。ジュドーにとってのブライトさん……など、若者の周りには、何らかの形で、乗り越えるべき大人、あるいは不甲斐ない生き方に対して若さの衝動をぶつけるべき大人、そして若者の怒りの的となって 甘んじて殴られる大人などが描かれています。
 ぼくは、ガンダムシリーズのメインテーマの一つに、「大人と子供の対立構造」「古い大人と、それを批判しつつ、新時代を模索するニュータイプ」があった、と考えます。もちろん、主人公は若者であり、大人は乗り越えるべき壁の役を果たします。そして、立派な大人もいれば、エゴむき出しの醜い大人もいる。これが、リアルなガンダムワールドの構図です。

 しかし、Seedシリーズでは……指導者であるべき大人が総じて醜く無能に描かれ、一方の子供は甘やかされている。Destinyで最も有能な存在として描かれていたデュランダル議長ですら、終盤に醜さを露呈した挙句、主人公とは異なる思わぬ伏兵によって退場を余儀なくされる……すなわち、主人公格のキラアスランが、自らの決意に反して、直接手を汚さない無垢な存在のままでいられる、リアルとは縁遠い温室のような世界。これが、アニメ版Seedのバーチャルガンダムワールドの構図です。
 醜い大人のやることを、地に足着いていない子供が達観した目で批判しつつ、自らが苦悩に直面したときは、あるいは逃げ、あるいは引きこもる。そして、何も変わらない世界を、ただただ嘆く。これがリアルワールドとして、製作者が描きたいものだとするならば……ある意味、痛烈な若者批判の物語と言えましょう。

 もちろん、そんなSeedの世界にも、少数ながら有能、あるいは自らの生き様を貫く大人、あるいは地に足を着けつつ、夢を追う(NOVA好みの)人物はいます。故トダカ一佐やレドニル・キサカ、そして外伝ASTRAYの主人公たちは、アニメの主人公たちを差し置いて、NOVAには魅力的に映っています

 そういう視点も含めて、NOVA流の肯定・否定交えたSeedシリーズ批評を、しばしブログの方で展開するつもり。
 一応、それが「空幻研」の最後に際して、NOVAにできる総括か、と考えています。

PS:本来、このSeed論は、「空幻研」で行うつもりでしたが、どうも閉鎖までの時間に間に合わないっぽい。それに、そこそこの長文になると思いますので、論者の出入りの多い掲示板より、自分の意見として、まとまった論考を発表できるブログの方が、場としてふさわしいという考えに至った次第。

●2006年3月22日(水)

 昨日(3月21日)は春分の日……ってことで、久々に一日休日を楽しみました。
 で、『ナルニア国物語』を見たり、大阪・梅田なんかで買い物したりしていたんですが、そこで思わぬ収穫をば。

 中古ビデオショップで、思いがけず、『劇場版パワーレンジャーターボ』のビデオを発見! 当然、早速購入いたしました。
 他にも、『マジレンジャーVSデカレンジャー』DVDとか、『ガープス・ベーシック(第4版) キャンペーン』とか、予定通りに購入した物はあったんですが、それよりも予定になかった物を見つけた喜びは大きいです。
 ということで、それを記念して、「パワーレンジャーの部屋」の扉も、少しだけ改稿・追記した次第……って、これも1年半ぶりの快挙だったりします。

 これを期に、他の記事も、簡単に作れるデータ部分だけ、追記していきたいですね。

●2006年3月24日(金)

 停滞していた特撮年表に、追記してみました。一応、国内でのヒーロー物という条件ですが(今だとDVDで韓国製の戦隊なんかも見られる時代ですので、そこまでこだわり出すと、作業が延々と続きそう^^;)。それでも抜けている物があれば、掲示板などで指摘してもらえると、追記したいと思います。
 アニメの方も、折りを見て追記するつもりですが、こちらは特撮以上に、完璧版は不可能だろうと(爆)。とりあえず、ロボット物からになるでしょうね。

●2006年3月26日(日)

 昨日から、現状の特撮関連の日記は、ブログの方に移しましたので、ここは純粋に、「ホビー館の更新日記および、サイトのお客さんへのお知らせ」にしようと思います。

 ところで、今日、届いたメールで、日本のパワレンファンにとってはありがたいサイトを教えていただきました
 最近できたばかりのところですが、「ミスティックフォース」のストーリーを画像と日本語で説明してくれています。製作者はアメリカ在住の日本人の方で、マジレンジャーのことも熟知しているとか。

  http://mysticforce.aikotoba.jp/

 貴重なサイトですので、今後の発展を願って、ここでも紹介しておきます。

PS:明日から忙しい「春期講習」なので、2週間ほど更新の勢いが止まると思いますが、できるだけ掲示板ROMは心がけるつもり。

「2006年4月につづく」