新スーパーロボット大戦
作品解説
(その2・登場ロボット編)
【その1・概観はこちら】
【その3・世界観編はこちら】
【その4・ストーリー編はこちら】
本作は、世界観の完全な仕切り直しってことで、これまでのシリーズには登場しなかったロボットが多数登場しております。逆に、これまでのレギュラーなのに、本作に限って登場していないメカも多く、賛否両論を巻き起こしました。
これまでの3本柱、マジンガー、ゲッター、ガンダムは、本作でも登場していますが、それでも、かなり扱いが変わっているのも事実。
まず、それを見ていくと、
@マジンガー:本作ではZのみ登場。パートナーは、アフロダイAと本作のみのスーパー(!)ボスボロット。
残念ながら、グレートマジンガーが本作のみ登場しておりません。
Aゲッターロボ:本作では、初代ゲッターも、ゲッターGも登場せず、真ゲッターのみ登場。
さらに、パイロットのリョウ、ハヤト、ベンケイもこれまでのアニメ版ではなく、原作マンガ版「ゲッターロボ號」を想起させる石川賢作画を採用。すなわち、武闘家スタイルのワイルドなリョウ、後進を鍛える冷徹な鬼教官のハヤトです。ベンケイだけは原作未登場でしたが、第4次での真ゲッター3同様、描き下ろしです。野球部のキャッチャースタイルではなく、OVA版「真ゲッター」に出てくるような軍隊風の親父に様変わりしていました(設定上は、母校の野球部監督だそうな)。
Bガンダム:これまで及び、これ以降と違って、(1stはともかく)ZやZZが消えたのが大きいです(もちろん、F91やOVAシリーズも)。メインは「逆襲のシャア」。
そこに参入したのが、「第2次G」に引き続いて、VガンダムとGガンダム。それぞれ、宇宙編と地上編の主軸となります。
そして、新登場がガンダムWなんですが、本作ではどちらかと言えば、顔見せ隠しキャラ的な扱いで、本流とは言えません。真価は、次作以降に持ち越しということで。
3本柱以外の作品は、第4次よりの残留組と、新登場組に分類してみます。
C残留組:ライディーンとダンクーガの2作が、残留しています。どちらも、ユニットのみの登場で、仲間のコープランダー隊や、葉月博士らは本作には登場せず。
一応、ライディーンの敵のシャーキンは登場しますが、印象薄し。ただ、ライディーンは地上編の中盤で、古代ムーの遺跡に関するイベントで、スポットが当たります(逆に言えば、そのイベントのためだけに登場しているようなもの)。
一方、ダンクーガは宇宙編の主力スーパーロボットとして大活躍。燃える戦闘アニメと、「愛よファラウェイ」のBGMで十分な存在感を発揮していました。
D新登場組:ボルテスV、ガイキング、トライダーG7、レイズナーが初登場。
それぞれ、前作のコン・バトラー、グレンダイザー(※1)、ダイターン3、ダンバインの後継者的な性能と思います。
では、各作品について、もう少し掘り下げてみましょう。
●新登場組
作品名 | ロボット名 | ロボット・コメント |
パイロット名 | パイロット・コメント | |
超電磁マシーン ボルテスV
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ボルテスV ・ボルトクルーザー ・ボルトボンバー ・ボルトパンザー ・ボルトフリゲート ・ボルトランダー 守護神ゴードル |
コン・バトラーの後を継ぐ 超電磁5機合体ロボ。 第3次でコン・バトラーVが、 第4次でダイモスが登場して、 その間に位置するボルテスは 飛ばされたように思われていたのですが、 新で待望のデビューを果たします。 その後、αでコン・バトラーとの共演、 Aや第2次αで、ダイモスも交え、 長浜3部作のファンにとっては至福の状況。 Dで、ダルタニアスもデビューした現在は、 早く長浜4部作の共演を見たいです。 (マンガの「ビクトリーV」みたいに) さて、新でのボルテスですが、 コン・バトラーに比べて、分離形態の ボルトマシンの出番が多いです。 ユニット性能も、HPがあまりにも貧弱な バトルマシンに比べ、 ボルトマシンはMSガンイージ程度には、 戦闘が可能になっています。 第1話では合体がうまくできず、 剛兄弟の母親の犠牲を経ての初勝利。 その後、参入した宇宙編では カミオン護衛のために、分離形態を駆使。 しかし、獣士ナマズンゴのために、 合体を破られ、戦意喪失。 ここまで、実に分離形態をいろいろと ドラマに絡めてくれます。 そして、神隼人の特訓を受けて復帰。 大空魔竜隊に合流して、 宿敵ボアザン星人との一大決戦。 以降は、合体形態で地上編の主力と なります。 グラフィック的には、天空剣Vの字斬りが やはり格好いいです。 強化技の超電磁ボールの方は、 健一の叫びと、技のグラフィックのズレが 大きいのが残念なところ。 ハイネルの駆る守護神ゴードルは、 途中とラストの追加シナリオで、 条件付きのスポット参戦。 いつか、ボルテスの天空剣と、 ゴードルの神空剣での合体攻撃を 見たいと思ったり。 |
剛健一 峰一平 剛大次郎 剛日吉 岡めぐみ プリンス・ハイネル |
ボルテスチーム、およびハイネルが、 味方として使えます。 ハイネルは、「魂」を持つので、 スポット参戦にしても非常に心強いです。 ハイネルが仲間になること自体、 ボルテスファンとしては嬉しい限り。 さて、ボルテスチームの面々ですが、 |
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大空魔竜ガイキング
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ガイキング 大空魔竜 翼竜スカイラー 魚竜ネッサー 剣竜バゾラー |
1話で、大空魔竜がボルテスチームの 援護に出現し、 2話から、ガイキングとコンバットフォースが 出撃可能になります。 それ以降は、地上編の要として活躍。 大空魔竜は、接近戦主体の突撃母艦。 ただ、NOVAの場合、第4次までは アーガマとか、オーラシップも、 バルカンをフル改造して、 突撃させていましたから、 ちっとも違和感なかったです(笑)。 それはさておき、大空魔竜と言えば、 ビッグホーンとか、ジャイアントカッターとか ミラクルドリルとか、どんどん凶悪になる 武装がイカシます。 本作では登場しなかったヴォーグアイとか、 ボリューションプロテクト、火車カッターも 復活作の第2次αでは採用されていて、 非常にいい感じです。 一方のガイキングは、当時のスパロボでは 珍しい遠距離主体のスーパーロボット。 装甲は厚いんだけど、 ザウルガイザーやハイドロブレイザーで、 敵母艦グロテクターを遠くから狙う役どころ。 ただ、もう少し、パライザーの攻撃力が 高ければ、と思ってました。 スーパーロボットは接近戦って感覚を 強く持ち合わせているんで。 でも、まあ、ミラクルドリルと、 凶悪なフェイスオープンと、 神谷明の雄叫びがあれば、十分か。 スカイラーは、序盤のアイテム回収係。 ネッサーは、イベント用メカ。 バゾラーは……地底に潜れないドリル戦車と書くと、魅力薄し(まあ、ザンブルとかも そうなんだけどね)。 |
ツワブキ・サンシロー ピート・リチャードソン ファン・リー ハヤミ・ブンタ ヤマガタケ (以下、非パイロット) 大文字洋三 サコン・ゲン フジヤマ・ミドリ ハチロー |
「ガイキング」という作品は、 ロボット物で初めて、「母艦とチーム」を 描いた作品です。 その意味では、「ガンダム」に与えた影響も 多いわけですし、 ロボットデザイン的にも、ダルタニアスの 胸ライオンに先駆けて、胸に顔を付けた 主役ロボとなります。 (敵キャラなら、ラインX1から戦闘獣に連なる 流れを無視できませんが)。 デザインはさておき、チームということで、 「ガイキング」の場合、 パイロットだけ書いて終わり、ってのでは 片手落ちの気がするので、主要9人を総括。 (この機会を逃せば、次は第2次αまで、 お預けになりますし^^;) まず、主人公のサンシロー。 新では必中を覚えてくれません。 まあ、集中は覚えてくれますし、 地上編だとSPT以外に避ける敵キャラは いないので、何とかなりますが。 それでも、ピッチャーが必中を覚えないとは 何事やねん? と新の当時は思いました。 ピートも必中を覚えず、集中止まり。 ただ、加速や激励、探索は重宝しますし、 熱血で攻撃力も十分持ってる。 大空魔竜のパイロットとしては、 必要な能力は備えているでしょう。 まあ、第2次αで、復帰してからの方が、 サンシローともども、 使いやすくなっているのですがね。 ヒロインのフジヤマ・ミドリは、 新ではガイキング合体デモの声だけですが、第2次αではピートのサブパイロットと して、より重要な役どころになりました。 できれば、大文字博士や、サコンさんも、 サブパイロットになってほしかったですが。 次に、サポートコンバットフォースの面々。 ファン・リーは、唯一必中を覚えてくれます。 でも、ひらめきを覚えてくれないので、 スカイラーの耐久力じゃ、前線に出しにくい。 一応、MSのガンブラスターよりは、打たれ 強いんですがね。 ハヤミ・ブンタは探索係。 乗機のネッサーもビームコートがいい感じ。 イベント編では、ボルテス一大決戦の最中に 地道な海底探索を行っておりました。 その際、ゴステロに襲撃されて、大ピンチに 陥るのが最後の見せ場……かな。 そして、ボスに顔が似ているヤマガタケ。 ド根性と鉄壁で打たれ強いのが特徴。 脱力も覚えてくれるので、F以降なら 重宝するのに、と少々惜しく思えたり。 最後に、子供のハチローくん。 |
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無敵ロボ トライダーG7
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トライダーG7
(変形形態) |
無敵超人ザンボット3、そして 無敵鋼人ダイターン3の後を継ぐ、 無敵シリーズ第3弾です。 いや、じっさいの放送では、 機動戦士ガンダムを間にはさむので、 あまりそういう認識は、 されていないんだけど。 それでもいつかは、 ザンボットムーンアタックと、 サンアタックに加えて、 トライダーバードアタックを 合体攻撃に混ぜてほしいですね。 「スペースコンビネーションアタック」を さらに強力にした 「トライ・スペース・フェニックスアタック」とか。 合体攻撃はさておき、 第2次αでガイキングが復活した今、 新にしか登場していないロボは、 トライダーただ1体となりました。 次回作では、是非復帰を望みます。 さて、新でのトライダーですが、 能力は接近戦用スーパーロボットとして、 無難にまとまっております。 変形機構は、飛行形態と車両形態、 まさにダイターンと同じですね。 ただ、飛行形態のコスミックはともかく、 車両形態のビーグルに変形する必然性が 全くありません。 何せ、飛び道具がなく、 体当たりしかできませんので。 元々、ビーグルは戦車ではなく、 作業用・悪路走破用ですので やむを得ないのですが。 なお、トライダーは本当は名前のとおり、 ロボット形態を含めて7つに変形します。 コスミックは本来、空中戦闘用ではなく、 宇宙での長距離移動用。 空中戦用には、トライダーイーグルという 別形態があります。 また、コクピットのある頭部だけが分離し、 小型戦闘機のトライダーホークになり、 ホークはまた、翼を折りたたみ、 車輪を展開した地上用のモビルと、 フロートを展開した海上用のマリンになると。 さらに、トライダーには支援用宇宙船 トライダーシャトルがあり、 トライダーコスミックと合体して、 トライダーフォートレスになります。 さあ、これらの変形・合体システムを イベントのみでも再現してくれることを、 トライダーの復活と共に願いたいところです。 (2004年8月7日追記 7月に上のようなことを書いていたら、 冬に発売のスパロボGCで、 トライダーがレイズナーともども復活すると 情報が入りました。 時期良く願いがかなった感じで嬉しい、と) |
竹尾ワッ太 (以下、社員) 柿小路梅麻呂 厚井鉄夫 木下藤八郎 砂原郁絵 |
「こちら宇宙の何でも屋 竹尾ゼネラルカンパニー オレは社長で小学生 今日も乗り込むG7♪」 いやあ、実に作品世界観を分かり易く 説明した主題歌だと思います。 宇宙からの侵略ロボットを撃退すべく、 防衛長官が基本料金100万円で、 契約したスーパーロボット。 全く同様の設定で、新でも大活躍。 さっそく2話から、大空魔竜隊に加わります。 パイロットのワッ太くんは、 「我が社の金庫を守るため、 いや地球の幸せ守るため」の言葉どおり、 敵を撃退し、ついでに社長技能で、 獲得資金を1.5倍にしてくれる。 それに、精神コマンド面でも、 必中・ひらめき・熱血・気合・ド根性と、 スーパーロボットに必要な物を 過不足なく持っている、と。 念のため、もう一つは友情です。 にぎやかな社員たちも、大空魔竜隊の中で、 独自のポジションを築いてくれてます。 今回は、戦闘参加はなしでしたが、 今後は、トライダーシャトルでの出撃を 期待して、名前だけでも紹介、と。 新の長所を一つ挙げるなら、 オリジナルキャラと敵の一部を除けば、 味方キャラと周囲の人間関係は、 きちんと原作を活かして、描いてくれて いること。 トライダーとか、ガイキングとか、大所帯の 組織を、省くことなくフォローしている点は、 好感が持てるな、と。 |
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蒼き流星 SPTレイズナー
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レイズナー (パワーアップ後2択) 強化型レイズナー レイズナーMK2 ベイブル バルディ グラドス・トライポッド・ キャリア ブラッディカイザル |
卓越した運動性能と V−MAXによる強力な近接攻撃、 分身能力とビームコート、 ユニット能力としては、まさにダンバインの オーラバトラーに匹敵します。 (HPの低さと、その割に強固な装甲も同様) さらに、宇宙での性能も高く、 射撃武器も完備と、非常に強力。 それなのに、強いって印象がないのは、 敵キャラのル・カインが圧倒的な存在感を もって立ち塞がるからか? 本作でのレイズナーは、 最初に宇宙編の16話に登場します。 その後、18話で原作どおり、 V−MAXでゲイル先輩を撃墜。 それから地球に降下して、 地上編の18話にて 復帰したボルテスチームと合流。 以降は、死鬼隊およびル・カインと 地上で戦い続けます。 原作後半の「グラドスに占拠された地球」は、 本作では描かれておりません。 (それらは「64」で再現) さて、レイズナーは地上編の25話で、 運命が2つに分かれます。 同話で死鬼隊が大空魔竜を攻撃すれば、 V−MAXが発動して、大空魔竜を救出。 その場合、30話のイベントで、 ル・カインの「紅のV−MAX」で機体大破。 33話で、強化型レイズナーとして復帰と。 もし、25話で大空魔竜が攻撃されなければ、 復帰後の機体が、より強力で可変機能のある レイズナーMK2となります。 ただ、どちらの機体も、旧レイズナーの改造を 引き継がないため、損した気分になる、と。 ついでに、レイズナーの主武器である レーザードガンは、 本作ではビーム兵器扱いではありません。 これは、敵側もそうなので、 レイズナーのV−MAX時のビームコートが 実質、無意味な存在となっています。 何せ、レイズナーの地上での敵には、 ビーム兵器を持ったMSがデスアーミー 程度しかいないので。 宇宙編だと、もっと活躍場面が 多かったろうになあ、と残念に思わせます。 (「64」では、レーザードガンがビーム兵器に なったので、よりビームコートが有効になった) レイズナー以外の機体ですと、 格闘用のベイブル、遠距離用のバルディ、 それから補給用のトライポッド・キャリアが 登場。 主力にはならないものの、支援機としては 十分な性能を発揮してくれます。 ジュリア姉さんのブラッディカイザルは、 おまけシナリオの未登場の隠しキャラ扱い。 性能は悪くないので、本編で使いたかった。 |
アルバトロ・ナル・ エイジ・アスカ デビッド・ラザフォード シモーヌ・ルフラン ロアン・デミトリッヒ アルバトロ・ミル・ |
レイズナーがオーラバトラーより弱いのは、 ひとえにパイロットのエイジが、 「集中」を覚えてくれないことにあります。 「必中」「ひらめき」って、お前はスーパー系の パイロットか、と。 この欠点は、「64」でも継承しているので、 せいぜい機体の運動性能を上げて、 補うしかないのでしょうね。 「魂」は覚えるので、攻撃力は高い、と。 デビッドは、格闘が得意なキャラなので、 原作どおり、ベイブルでOK。 彼は「集中」を覚えてくれるので、 結果的にはエイジより回避率が高くなります。 囮としても、アイテム回収役としても大活躍。 シモーヌとロアンは、どちらも攻撃力不足。 ロアンの方が「補給」を覚えて便利なので、 育て甲斐はあります。 他にパイロットではないけど、 エリザベス先生やアーサー、アンナ、 それからレイが登場します。 ジュリア姉さんは、隠しキャラ。 「愛」「復活」「激励」の他に、「奇跡」まで 覚える、すごい人。 どうして、こういう人がレギュラーじゃないんだ、 とため息が出ます。 |
●マジンガー&ゲッター、残留組
「第4次」より引き続き登場の、スーパーロボットです。
作品名 | ロボット名 | ロボット・コメント |
パイロット名 | パイロット・コメント | |
マジンガーZ
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マジンガーZ マジンガーZ(JS) マジンガーZ (マジンパワー) アフロダイA スーパーボスボロット |
グレートもグレンダイザーも降板に なったので、Zだけの登場です。 当時は寂しさを覚えました。 基本的に、Zは「第4次」と同じ仕様で、 使い勝手はまったく同じです。 ただ、マジンパワーの発動で、 攻撃力が格段に上昇する点で、 これまでの「固いけど威力に欠けるZ」の 評価を払拭。 3話に登場し、宇宙編の主戦力として、 大活躍してくれます。 マジンパワーが発動可能になるのは、 27話から。 アフロダイは、今回、ダイアナンには なりません。スパロボではときどき 「ダイアナンは宇宙で使用不可」の 設定が出てくるんですよね。 当初は、地上編で修理を担当。 でも、15話でジェットスクランダーを 届けるために、宇宙に飛び立つ前の 甲児くんたちに合流を果たします。 そして、本作最大のトピックが、 宇宙編19話から登場する スーパーボスボロット。 これまでの常識(ボロットは宇宙に 出られない)を打ち破り、 頭にガラスのフード、 背中にバーニア付きのバックパック、 さらに脇にマップ兵器となるミサイルを 抱えて、さっそうと登場。 甲児が「マップ兵器を使いたいから、 ボロットに乗りたい」と言い出して、 ボスと機体を交換するイベントなど、 前代未聞、空前絶後な展開に。 |
兜甲児 弓さやか ボス ムチャ ヌケ |
甲児もさやかも第4次のときと 大差ありません。 やはり、一大トピックは、 ボスの周辺ですね。 手下のムチャとヌケが初登場。 ええと、ムチャが小柄な方で、 ヌケが長身な方です。 ムチャは、Zでの出演時は、 鬼太郎の親父さんの声だったんですが、 本作ではグレートの時の声です。 すなわち加藤治。ゴーゴン大公や ヤマガタケの声を演じている人。 本来、野太い性質の声の人が、 甲高い声を無理に出しているのが、 ムチャの声。まさに「奇跡」です。 そんなわけで、本作のムチャは、 レベル50で「奇跡」を覚えます。 一方のヌケは、暗黒大将軍および ハヤミ・ブンタの声の緒方賢一です。 こちらは、武人あるいはマジメな人が、 とぼけた役をこなすのが聞きどころ。 精神コマンド的には、「激励」「友情」 「補給」と意外と使えます。 問題は、本作でのボロットは、 まだ3人乗りではないところ。 すなわち、ボス、ムチャ、ヌケから パイロットを選ばないといけません。 あるいはZにボス、アフロダイにムチャ、 ボロットにヌケといった変則シフトを 組むか? |
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真ゲッターロボ
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真ゲッター1 真ゲッター2 真ゲッター3 |
「第4次」で初登場した真ゲッター。 本作では、旧ゲッターやゲッターGなしで、 いきなりの登場です。 といっても、出番は終盤になってからで、 地上編では30話、宇宙編でも27話の登場。 (ちなみに、各35話まで) さて、機体としてのトピックでは、 真ゲッター1が、これまでの必殺技 ストナーサンシャインに加えて、 さらに強力な真シャインスパークを 使えるようになった点。 それと、大雪山おろし2段返しの 笑える戦闘グラフィックですね。 (どんな敵でも、空に投げ上げ、 星にしてしまう!) |
流竜馬 神隼人 車弁慶 |
姿が変わったゲッターチーム。 某マンガでは、「ゲッター線の力で、 機体同様の変化をした」という ネタがありました(笑)。 リョウは、原作號のときと同様、 強力すぎるゲッターの力を使うことに、 ためらっていました。 ハヤトは、ボルテスやSRXチームの 鬼教官として登場。 この人、Dでは「リガ・ミリティアの ジン・ジャハナムの一人」となっていたり、 結構、数奇な人生を送っています。 ベンケイは、後のコミック版・真ゲッターで、 ゲッターに取り込まれた(実質的に死亡) ことが判明しており、原作號には 登場してませんが、スパロボでは健在と。 まあ、最近は、死亡率の高い先代のムサシも 作品によっては健在にできますしね。 (MXでは、いきなり死んじゃっていたけど) 何はともあれ、ゲッターチームの使い勝手は 今まで同様、バランスが取れて使いやすく、 登場してすぐに主戦力となります。 |
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勇者ライディーン
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ライディーン | 本作のライディーンは、 お供のブルーガーなしで、単独出演です。 機体性能としては、リアルロボットと スーパーロボットの中間的性能と評されますが、 要するに中途半端。 最近は、ライディーンも強化されていますが、 この頃は、ライディーンよりも ブルーガー(のマリちゃん)の方が便利、と 思っていました。 さて、本作でのライディーンの初登場は、 第5話で、R1のリュウセイと同時。 その後、地上編の9話でもリュウセイとのコンビ。 10話で、名前の似ているR2のライと合流後、 12話で、トリオでの偵察任務。 何だか、SRXチームのお守り役になっています。 その後、24〜25話で、ムーの遺跡に 里帰りする場面が、見せ場か、と。 25話では、「左から10、上から13」のマスで、 ゴーガンソードのパワーアップ、 「左から13、上から9」のマスで、 ゴッドボイスを入手できます。 ただ、そのシナリオで、「やはりライディーンは ムーのロボットだったのか」と 洸くんが感慨深そうに語ってますが、 スパロボの経験者から見れば、 「何を今さら」と思ってしまいました。 そして、ライディーンが「バルマー帝国に 対抗するために作られた」というゲーム設定が 語られ、かなりいやな気分に。 原作設定をこのような形に改変されるとね。 しかも、せっかく改変した設定を、 その後で、伏線として回収してくれないし。 どうも、本作におけるライディーンの扱いが NOVAは気に入ってないです。 |
ひびき洸 | 本作の洸はたった一人で寂しいです。 しかも、スパロボ好きのリュウセイに絡まれて 本気で嫌がっているようなセリフが泣かせる。 リュウセイは、さらにサンシローのガイキングにも 絡んでますが、こちらも嫌がってます。 二人とも、神谷明声というのが笑えたり。 さて、強いんだか弱いんだか曖昧な ライディーンですが、本作では洸の能力に 致命的欠陥が! それは、遠距離攻撃力が弱いこと。 ライディーンの長所といえば、 遠近どちらにも対応できる武装なんですが、 本作の洸の射撃能力は、 格闘バカの甲児やドモンにも劣ります。 これでは、ゴッドゴーガンが報われません。 本作をもって、しばらく鳴りをひそめる ライディーンですが、近年の再評価で ようやく救われたかな、という思いです。 |
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超獣機神ダンクーガ
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ダンクーガ | こちらも単独出演のダンクーガですが、 元々、合体ロボなので、寂しさは感じません。 ただ、分離合体機能はオミット。 ボルテスチームの外れた宇宙編チームに、 15話から、強力な助っ人として合流。 もう、宇宙編最強のスーパーロボットとして、 大活躍をしてくれます。 今回のダンクーガは「第4次」仕様に比べ、 武装が飛躍的に増加。 手持ち武器のダイガン(フル改造により MAP兵器も追加)、それまでの断空剣や 断空砲に加え、上級バージョンの 断空光牙剣や断空砲フォーメーションなど、 破壊力も、技の演出も際立っています。 断空光牙剣は、頭上に剣を振りかざし、 振り下ろす様が、忍のカットインとも相まって 格好いいですし、 断空砲フォーメーションは、亮とのやりとりが 素敵。 沙羅と雅人は喋ってくれないようですが、 実は射程1の飛び道具「パルスレーザー」 使用時に喋ってくれます。 「第4次」での不遇さを吹き飛ばすように 本作でパワーアップしたダンクーガ。 その後、「F」や「64」「α」「IMPACT」まで、 スパロボ界の主流となって活躍を続けます。 最近は少しおとなしいですが、 また再登場を期待したいです。 (その際は、ガンドールと大空魔竜の 2大龍型戦艦の共演を見たいな、と) |
藤原忍 結城沙羅 式部雅人 司馬亮 |
全員が「気合」と「熱血」「根性」(ド根性)を 持っている獣戦機隊の面々です。 ついでに本作では、全員が「野生化」の 特殊技能を持っていますが、分離しないので、 忍以外は意味がありません(苦笑)。 それ以外のコマンドとしては、 忍が「必中」と「加速」、 亮が「威圧」と「信頼」、 沙羅が「幸運」「ひらめき」「鉄壁」、 雅人が「集中」「愛」なんて 持っております。 ええと、第4次と比べた場合、 忍が「4次S」で手に入れた「魂」を捨てて、 「加速」を取り戻したのが、おいしいです。 本作では、ダメージ1.5倍の「野生化」が あるので、ダメージ2倍の「熱血」が、 実質ダメージ3倍の「魂」と同価値になる、と。 惜しむらくは、亮が「覚醒」を失ったことですが、 その分、忍の2回行動が早くなっているから、 まったく問題はありません。 亮と雅人は「気合」に専念してくれれば 十分と。 |
●ガンダムシリーズ
作品名 | パイロット名 | パイロット・コメント |
ロボット名 | ロボット・コメント | |
機動戦士ガンダム
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アムロ・レイ ブライト・ノア ハサウェイ・ノア ケーラ・スゥ |
本作では、「1stガンダム」ではなく、 いきなり「逆襲のシャア」からスタートです。 部隊名も、原作どおりロンド・ベル。 ただし、登場は宇宙編の18話からで、 リガ・ミリティアに合流という形になります。 アムロさんは、「ロンド・ベルのエース」として 第4次同様の使い勝手の良さです。 ブライトは、必中をなくしたので、 マップ兵器が使いにくいですが、 母艦が最初から強力なラー・カイラムなので 安心して戦わせることができます。 ハサウェイは、「F」でイモむき係に 任命されて以来、出番がほぼ完全に 干されているので、声ありパイロットとしては 本作が最初で最後の出演になります。 (携帯機も含めると、「R」にだけ出ている) そろそろ復帰させては? と思うんですがね。 当然、Ξ(クシー)ガンダムのリクエストも 含めて。 ケーラは……今作では、完全にシュラク隊に 飲み込まれていますね。 一応、声が同じケイトさんとタッグを組ませる という地味な遊び方もあるかと。 (ケイトさんが生き残っていれば) あと、「逆シャア」と言えば、 隠しキャラのクェスが定番でしたが、 本作では完全に敵ですので、説得不可。 当然、シャアがクワトロさんに戻ることも ありません。 |
νガンダム リ・ガズィ ラー・カイラム |
本作は、量産機のジェガンがなく、 隠しユニットのヤクト・ドーガ、 そしてサザビーが入手できないので、 非常に寂しくなっております。 νガンダムは、23話でGET。 リ・ガズィをメインで使わなければ いけない期間は、6話程度です。 アムロさんが、フィンファンネルを使うと、 きちんとカットインが出るので、 やはりアムロ専用機にしてました。 他にも、ウッソとか、オデロとか、 ハサウェイとかに使わせる、という手も あるんですけどね。 リ・ガズィは、やはりアイテムGET機かな。 MSの中では比較的攻撃力は高いので、 シュラク隊の中で育てたいキャラに あてがうのも一つの手ですがね。 |
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機動戦士 Vガンダム
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ウッソ・エヴィン オデロ・ヘンリーク トマーシュ・マサリク オリファー・イノエ マーベット・フィンガーハット (シュラク隊) ジュンコ・ジェンコ ペギー・リー コニー・フランシス ケイト・ブッシュ マヘリア・メリル ヘレン・ジャクソン ユカ・マイラス ミリエラ・カタン フランチェスカ・オハラ (スポット参戦) ロベルト・ゴメス |
Vガンダムは、宇宙編の主役作品です。 本作では、リガ・ミリティアVSザンスカールの 戦いに、焦点が当たっています。 後半、ネオジオンや異星人が絡んで、 原作アニメとは若干異なる展開もありますが、 おおむね原作のストーリーを再現している、 と言えましょう。 さて、そんなVガンですが、本作において、 |
Vガンダム (→Vダッシュガンダム) Vガンダムヘキサ V2ガンダム (→V2アサルトOR V2バスター →V2アサルトバスター) ガンイージ ガンブラスター ゾロアット(白) ホワイトアーク リーンホースJr |
本作では、合計3機のヴィクトリータイプの MSがGETできます。 最初の機体Vガンダムは、 武器が貧弱ですが、それでも地上戦は ビームサーベルとライフルだけで、 切り抜けなければいけません。 プレイ指針としては、サーベルとライフルを 2000まで改造すると、サクサク楽しめます。 突っ込んで来るガッダール隊に対し、 反撃のサーベルでサクッと撃墜。 飛んでくるゾロも、ライフルで一撃撃墜。 敵機を一撃で落とせるか否かは、 プレイの爽快感が根本的に異なります。 それに、序盤はしばしば弾切れを起こすので、 とりわけライフルの改造は必須です。 後に強化武装が手に入るから改造が もったいない、との声も聞きますが、 強化武装のオーバーハングキャノンは、 燃費が悪いから、ライフルは多用するし、 接近戦の強いシュラク隊だと、サーベル改造も 無駄にはなりません。 ヘキサも、改造の指針は同じです。 とにかく、シュラク隊を活躍させたいなら、 機体に資金をたっぷりかけること。 敵のザコMSのHPは4000前後だから、 「熱血」かけて一撃撃墜できるぐらいの 攻撃力があれば、安心して戦えると。 V2は、主力兵器です。 3機の輸送船を守るシナリオ(21話)で、 全て守りきれば、V2アサルトが、 1機落とせば、V2バスターが後でGET。 (2機落とされればゲームオーバー) まあ、どちらにしても、さらに後で、 最強のV2アサルトバスターになるんですが。 この機体の最大の長所は、弾数の豊富さ。 弾切れに縁がないのは、「集中」かけて 敵陣に突っ込んでの反撃戦法で 大戦果を挙げてくれるでしょう。 もちろん、マップ兵器やらIフィールドやら、 付加価値もいろいろあるので、 いろいろな作戦を試すのもOKと。 本作での量産機ナンバー1は、 ガンイージおよび強化型のガンブラスター。 性能は、ノーマルのVガンやヘキサと 大差ないので、機体およびシュラク隊への 愛さえあれば、改造によって活躍させましょう。 愛がなくても、ビームバズーカで後方援護には 役立ちます。 白いゾロアットは、打たれ強いMSです。 お気に入りキャラは、リ・ガズィあるいは 本気に乗せてやれば、前線での生還率が 上がります。武装もトリッキーで個性的。 ホワイトアークは、メタスのいない本作では、 大事な修理役、そして補給も担当します。 ただし、修理や補給による経験値稼ぎは まだできませんので、時々はメガ粒子砲で 戦闘にも参加した方がいいか、と。 最後に、宇宙世紀最後の主役艦である リーンホースJr。ゴメス艦長といっしょに 本作ではスポット参戦です。 第2次Gでは、ブライトも乗ったんですが、 史実では乗っていないので、スパロボでも、 あまり乗ってくれませんね。 ラー・カイラムとリーンホースJrのどちらが 強いかは論争の種にもなるのですが、 前身のリーンホース自体は、 「老朽化した巡洋艦クラップ級」なので、 明らかにラー・カイラムの方が格上。 それに、カイラスギリーのスクイードを 継ぎ足したリーンホースJrがどれほど強いか 即断はできませんが、ビームラムによる 突撃能力は、明らかに後者の方が上。 (NOVA的にも、戦艦による突撃は好みの プレイスタイルです) ただ、Vガン劇中でも、終盤になると、 連邦&リガ・ミリティア連合軍の旗艦として 「ラー・カイラム級」のジャンヌダルクが リーンホースJrと共同戦線を取ります。 よって、ラー・カイラムとリーンホースJrの 共演は、原作を再現している、と言えなくも ないか、と。 |
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機動武闘伝 Gガンダム
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ドモン・カッシュ レイン・ミカムラ アレンビー・ビアズリー (どちらか2択) シュバルツ・ブルーダー (一時参戦) |
ガンダムの中で、唯一地上編で暴れるのが Gガンダムです。 さすがに「Gガンダムをただのガンダムと 思うな」と言うだけのことはあります。 (って、それはMXの戦闘セリフ) その強さはMSのレベルを凌駕し、 並み居るスーパーロボット軍団の中でも、 埋没することなくパワフルに活躍します。 デビュー作の第2次Gに続き、 さらに映像・演出などパワーアップしての 登場は、Gガンファンにとっては 最高の贈り物でした。 主役のドモンは、本作では「魂」を覚え、 最強の攻撃力を備えております。 問題は、パートナー選択。 地上編28話で、レインとアレンビーの どちらを選ぶかの重大な分岐があります。 レインを選べば、32話で敵になった アレンビーを説得できなくなります。 そうすると、倒すしかなくなるわけで、 なかなか非情な選択と言えましょう。 キャラとしては、完全に戦闘系のアレンビーに 対して、レインは完全なサポート系。 「愛」「補給」「復活」に加え、「奇跡」と、 精神コマンドではレインが圧倒的に上と。 一時参戦キャラのシュバルツは、「激励」役。 ただし、「熱血」を覚えないので、攻撃力は 意外と高くありません。 最後に、人間キャラとしてイベント参戦する 東方不敗ですが、本作では宇宙人ですので、 仲間にはなりません。 |
シャイニングガンダム (→ゴッドガンダム) ライジングガンダム ノーベルガンダム (どちらか2択) ガンダム・シュピーゲル (一時参戦) |
本作のシャイニングガンダムは、 やや控えめな性能ですが、それでも、 空の敵を殴れる、という点で、 F以降よりも強い、と言えます。 ただ、「怒りのスーパーモード」が イベント専用形態ですので、 自由に「シャイニングフィンガーソード」が 使えない、という不満はあります。 後継機のゴッドガンダムは、 ただのガンダムではありません。 宇宙世紀最強のV2アサルトバスターを 遥かに凌駕する性能で、 新スパロボの中では最強ユニットと言えます。 ライディーンと並んで、ゴッドの付く技多数。 遠距離攻撃の得意なライジングG。 やっぱり、「必殺必中!」のレインの掛け声が いいですね。 思わず「仕事屋稼業」と言いたくなりますが。 リボンやフラフープが得意な 後者は、しばしば「セラムン」ネタで語られるので、 あえて違うネタをフッてみた(笑)。 でも、リボンやフラフープはロボットの武器としては 今見ても斬新だなあ、と考えます。 コマとかヨーヨーといった道具シリーズで、 まだ使われていない武器ネタを探してみるのも 一興かと。 (ガオガイガーの大工道具ネタってのが、 自分にとっては近年一番のヒット) 全然、Gガンネタから離れているので、 まともなコメント。 ライジングもノーベルも、ユニット性能は平凡だし、 登場するのが終盤だし、 本作ではあまり活躍できないのが悲しいところ。 でも、一番悲しいのは二者択一な点。 接近戦の得意なノーベルと、 遠距離戦の得意なライジングと、 それと撹乱戦法の得意なシュピーゲルが トリオになれば、擬似Dチームが結成できるか、と。 そのガンダムシュピーゲル。 スポット参戦なのは残念だけど、 その特殊能力については、特筆すべき点が。 それは「分身」に加え、他作品では見られない 「隠形」という能力。 気力130を越えると敵から狙われなくなる、という この特殊能力。要は精神コマンド「隠れ身」を 毎ターン発動させるわけですね。 (ただし、「隠れ身」と違って、こちらからの攻撃に 対しての反撃はあるわけですが) スパロボでも、かなりレアな能力と思います。 いずれにせよ、あまり活用できる局面がなく、 知られざる特技と言えましょう。 実はNOVA自身、この記事のために、攻略本を 読み返して、今回初めて気付いた能力です。 その意味でも、スパロボ界でも、トリビア級知識に なるのでは? と。 |
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新機動戦記 ガンダムW
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ヒイロ・ユイ(隠しキャラ) ゼクス・マーキス (隠しキャラ) |
メインキャラの二人がどちらも、 普通のプレイでは仲間にならない、 隠しキャラ扱い……ってのは、 どういうことやねん。 Wガンダム目当てで新を購入した人には、 まさに裏切られた気分か、と。 ええと、Wの放送時期は96年の3月まで。 そして、新の発売が96年の12月ですから、 スト−リーが分からないから、という理由は 成り立ちませんね。 何しろ、95年の3月に放送終了したばかりの Gガンを、95年の6月発売の第2次Gで、 シュバルツの正体まで、ほぼ完璧に 再現して見せた実績がありますから。 そういう過去を踏まえた場合、 本作でのWの扱いはあまりにも悲しいです。 まあ、テロリストガンダムの扱いを スパロボのストーリーにどう取り入れるか、 まだ考えがまとまらなかったと推察。 Wファンは、この後、98年のF完結編と 99年のCOMPACT、64を経て、 ようやく気持ちが昇華された形になります。 なお、ヒイロを仲間にする条件は、 宇宙編28話か32話でヒイロがゼクスを撃墜、 その後、ラスト直前の宇宙編34話でゼクスが 自軍のユニット1機を撃墜した時に、 ヒイロが自軍に加わってくれます。 つまり、味方機を撃墜されないように プレイする人は、ヒイロを仲間にできない、と。 ゼクスの方は、ハイネルやジュリア、 シュバルツ同様、隠しシナリオでの参加。 (詳細は、こちら※3) 能力的には、「必中」「ひらめき」「魂」そして 「自爆」!のヒイロに比べて、 「ひらめき」「集中」「幸運」「魂」のゼクスの 方が使いやすいか、と。 まあ、どちらも「熱血」を覚えないのに、 「魂」を覚えるというボスキャラ戦用に特化した キャラクターと言えます。 |
ウィングガンダム トールギス |
本作のWガンダムおよびトールギスは、 パイロット以上に、対ボスキャラ戦用に 特化されています。 それはすなわち、攻撃力の高いメイン武装の 弾数が極端に少ない点。 ザコ戦での反撃戦闘に使うなら、 たちまち弾切れを起こしてしまい、 役立たずと化します。 「魂」をかけて、少ない弾を最大出力で 発射する、これがWガンダムとトールギスの 正しい使い方と言えるでしょう。 まあ、しかし「最大出力で撃って3発が限度」 というのは設定通りなんですが、 たった3発しかないバスターライフルを見て、 将来、Wガンダムが正式参戦したら、 どうなるねん、と心配したものです。 武器リストに、「低出力バスターライフル」と 「高出力バスターライフル」に分かれるのか? なんて思ったりもしました(後者の弾数は 3発、前者はもっと多い)が、 後の作品では、マップ兵器が3発で、 通常兵器バージョンではEN消費と変更。 作品によって、EN消費が20だったり、 50だったりと燃費・効率の差はありますが、 「通常兵器がたった3発」という燃費の悪さは さすがに本作のみでした。 まあ、Wの燃費の悪さはF91のヴェスバーに 匹敵するんですが、後者はビームライフルを 持っているのに比べ、Wのサブウエポンは、 低威力のマシンキャノンしかないですからね。 割と扱いにくい機体、というイメージが 強かったり。 それはともかく、本作でのWの最大の 見せ場は初登場シーン。 シャイニングガンダムとガンダムファイトを 行って、互いの強さを認め合っているシーンに おおっとどよめいて、後のWの加入、 およびドモンとの再対決を楽しみにしたのに、 結局、ドモンとの絡みはそれだけで終わり、 その後の出番も、異常に少なかったのが、 非常に残念に思いました。 Gガンが初参戦時から、主力ユニットとして、 もてはやされたのに対し、 Wの方は、しばらく下積みの受難が 続いたものだなあ、と述懐。 |
●SRXチーム
さて、本作でデビューしたオリジナルキャラたちです。作品名としては、「超機大戦SRX」となります。
機体コンセプトとしては、「スーパーロボットとリアルロボットの特徴を兼ね備え、1機、もしくは分離状態の3機で、戦局を変えうる機動兵器」という表現が、実像をうまく表しています。
ロボット名 | パイロット名 | コメント |
R−1 (Rウィング) |
リュウセイ・ダテ | 第5話で顔見せ的登場。 以後、地上編では第9話、 宇宙編ではずいぶん遅く第26話に参入。 機体は、ガンダム似の可変メカ。 所有武器が、ナイフと実弾火器と、割と渋め。 でも、パイロットの性格からか、渋さは感じさせません。 それに「Tリンクナッコー!破!」は、 色物系の武装で、いかにもリュウセイらしい技。 機体性能は明らかにリアル系なんだけど、 パイロットがスーパー系なんで、 バランスが悪いかと思うのですが、 地上編では敵がスーパー系メインなので、 それなりの回避能力を発揮します。 宇宙編では、すぐにSRXに合体できるので、 バランスの悪さは気になりません。 さて、そんなパイロットのどこがスーパー系かというと、 「熱血」「必中」「幸運」「ド根性」「気合」「魂」といった 精神コマンドと、近接攻撃に長けた能力から明らか。 スパロボオタクで、ゲームオタク、 プレイヤーと似たような属性を備えているにも関わらず、 近親憎悪も混じるのか、アンチも多いキャラです。 いわく、「戦いをゲーム感覚で考えている」という点と、 「他のロボットをさしおいて出しゃばりすぎ」という点。 まあ、前者は「OG」で解消されたとは思いますし、 後者は「α」での評価だと見なされるので、 (「新」ではただの変人キャラでしかない) 今後の再登場と評価アップに期待したいところです。 |
R−2 R−2パワード |
ライディース・F・ ブランシュタイン |
地上編では第10話に登場。 宇宙編では、第23話から。 機体は、足が遅いのが最大の欠点。 なにしろ、スクランダー装着前のマジンガーでも 移動力6なのに、R−2は移動力5だもん。 剣竜バゾラー並みの遅さです。 まあ、パイロットが「加速」を覚えるので、 問題なく運用可能ですが。 Iフィールド装備で、飛行可能と特技はそこそこ便利。 それと、移動後攻撃可能な有線式ビームチャクラムと 遠距離攻撃用のマグナ・ビームライフル、 そして強化後のハイゾルランチャーといった 使いやすい武装が目白押しで、 支援にも、切り込みにも十分な戦果を挙げられます。 パイロットは「ひらめき」があるので、 リュウセイよりは使いやすいです。 「必中」「魂」も覚えるので、合体してからの フォローもバッチリこなせます。 ただ本来はクールなキャラクターのはずなんだけど、 リュウセイにホモ疑惑を煽られ、 無理に3枚目に仕立てられていたのが可哀相。 事故で義手になったという悲劇設定も、 本作ではまだ裏設定的にしか扱われてなかったし。 「OG」では複雑な家族関係も公開され、 2枚目キャラの王道を歩みつつあります。 ただ、エルザム兄さんにおいしいところを 持っていかれているような気も。 その意味では、近年の戦隊のブルーに該当する キャラかと(アクの強い新メンバーに役どころを かっさらわれる傾向強し)。 |
R−3 R−3パワード |
アヤ・コバヤシ | 彼女は宇宙編で活躍するキャラ。 16話に登場して、アムロに憧れてくれます。 地上編では、28話での合流。 機体は、外見も性能も、リアル系。 まあ、デザイン的には女性的要素もあるので、 完全にリアルとは言い難いけど、 ノーベルGやアフロダイA、それにヴァルシオーネ みたいな、あからさまさはない。 そういう意味で、兵器としての無骨さと、 女性メカっぽさのバランスは取れている、と。 デンドロビウム的なパワードも嫌いじゃないし。 メイン武器のストライクシールドもお気に入り武器だけど、 フィンファンネルのIフィールドみたいな、 防御機能も欲しいな、と思ってます。 一応、シールドなんだし、 実弾武器に対して切り払ってくれるとか……。 パイロットは、「集中」と「幸運」を覚えるので、 回避キャラとして前線に出しやすく、育てやすい。 「信頼」「激励」「補給」と、支援もバッチリ。 攻撃力に欠けるのが欠点だけど、本来、リアル系は 攻撃よりも回避重視なので、問題なし。 彼女の複雑な家族関係も、「α」や「OG」で公開。 本作では、単に「惚れっぽい、勝気な女リーダー」と しての描写のみ。 |
SRX | 上記3人の合体ロボ | 地上編では31話、宇宙編でも30話で合体。 強力なトロニウムエンジンで動く最強ロボだけど、 エンジンの暴走の危険があるため、 合体可能時間は3ターンのみ、と。 そういう制限がなければ、Gガン以上の強さと言えます。 さて、その3ターンで何をするかと言えば、 対ボスキャラ用決戦兵器にするか、 ザコキャラの集団に単独突撃して掃討兵器にするか、 プレイヤーによって分かれるのではないでしょうか? NOVAの場合は、後者として活用。 よって、本作では「念動爆砕剣」よりも、 「ハイフィンガーランチャー」とか「ドミニオンボール」といった 遠距離武装のグラフィックを多く見た印象があります。 SRX最大の魅力といえば、バンプレストロゴに似た顔…… ではなくて、HP1万を越える打たれ強さ。 近年では、HPのインフレ現象が続いていて、 (MXでは、HP10万の真聖ラーゼフォン!) 1万ぐらい、大したことないように聞こえますが、 実はプレイヤーユニットでHP1万を越えたのは、 SRXが最初だったんですね。 (EXでのネオグランゾンを除く) F以降、ロボットのHPデータは、大体倍増してますので、 HP1万6千のSRXは、現在の感覚ではHP3万を越える、 と思ってもらえれば、その凄さが分かってもらえるでしょう。 パイロットの精神コマンドも、3人そろえばバランス良く、 しかも「魂」使いが2人と、非常に強力。 リュウセイの「ド根性」も考慮すると、 SRXの制限時間なしだと、ゲームバランスが一度に 崩壊するのは、明らか。 まさに「1機で戦局を変え得る機動兵器」の名に 恥じない性能と。 |
他の3作はともかく、ガイキングが「グレンダイザーの後継者」と書いちゃうと、誤解を招きそうなので補足。
ガイキングは、番組的には「ゲッターロボGの後番組」であり、グレンダイザーとは同時期に放送されております。厳密には、グレンダイザーより半年遅く始まり、1ヶ月早く終了しています。
「ゲッターロボGの後番組」として見た場合、流竜馬とツワブキ・サンシロー、神隼人とサコン・ゲンの声優つながりなど、いくつかの共通点が見られます。
ただ、ガイキングの場合、グレンダイザーとの共通点(あるいは影響を与え合った部分)の方が多く見られるわけですね。
まず、デザイン的には黒を基調としたカラーリング、頭部の角、スリット状の口部(こちらはダイザーよりも、マジンガーの特徴だけど)。
次に、武装的にはロケットパンチ系列の武器(スクリュークラッシャーパンチとカウンターパンチ)、胸から発射するカラフルな光線(反重力ストームとザウルガイザー)、角から放つ電撃(スペースサンダーとパライザー)。
設定的にも、空海陸のサポートチームの存在と、宇宙からの侵略者という点が共通項。まあ、宇宙からの侵略者といえば、76年当時のロボットはほとんどそうですが(コン・バトラーV、グロイザーX、ガ・キーン、ダイアポロン)。例外は、地底人と戦ったゴーダムと、海底人と戦ったマシーンブラスターぐらい。
逆にグレンダイザーが始まった75年の時点では、宇宙人と戦ったロボットは珍しく、テッカマンのペガスぐらい。グレンダイザー開始後から、宇宙からの侵略者がいかに短期間で増えていったかが分かる、というものです。もちろん、宇宙からの侵略者アニメでは、その前の「宇宙戦艦ヤマト」(74年)は無視できませんが、ヤマトがブレイクしたのは77年の劇場版前後、と考えられるので、やはり「宇宙からの侵略者」をポピュラーにした起爆剤が、グレンダイザーだったと見なせるでしょう。
そして、その影響を受けつつ、競い合いながら、より発展した要素を加えていったのが、ガイキングと考えることもできる、と。
なお、ガイキングの後番組は、アトムのリメイク作品である「ジェッターマルス」。作品傾向は大きく異なります。
一方、グレンダイザーの後番組は「惑星ロボ ダンガードA」。神谷明はこちらで、主人公・一文字タクマを演じています。
Vガンダムほど、女性にスポットが当たったガンダムはありません。
何しろ、敵は「女王マリア」を旗印に抱えていますし、味方は女性を除くと、子供と老人だけ(唯一の大人がオリファー)。そして、主人公のライバルも、クロノクルよりカテジナ、ファラ・グリフォン、ルペ・シノという「変な女」の方が目立つ。
そして、「女性だけのMS部隊」として、原作第10話に颯爽と登場したのが、シュラク隊です。ちなみに、敵側のシュラク隊というべき女性だけの特務チーム「ネネカ隊」ってのもありますが……さすがに原作と同じ展開をスパロボで再現することは無理かと(生身でMSに挑むも、彼女たちは東方不敗じゃありませんから;;)。
話を戻して、シュラク隊の初期メンバーはジュンコ以下5名(一応、隊長はオリファーなんだけど)。
でも、登場から数話で3人が戦死して、結局のところ、レギュラー化したのは、ペギーとコニーだけ。スパロボでは、あまり死なないので大所帯のチームに見えますが、実際は入れ替わりが激しい、と。「シュラク隊が新旧合わせて勢ぞろい」というのは、アムロとカミーユとジュドーの3人が共闘するのと同じくらい夢のイベントなんですね。
そんなシュラク隊最初の戦死者は、ヘレンさん。初登場の翌週11話で、いきなり散ってしまいます(敵MSトムリアットと相討ち)。ほとんどゲストキャラ扱い。精神コマンドはHP完全回復の「ド根性」を覚えてくれますが、アニメでは、それを使う間もなかった、と。
第2の犠牲者は、マヘリアさん。ヘレンの仇討ちを誓いつつ、13話で死亡。精神コマンドは「集中」と「ひらめき」を覚えて、ゲーム内での生存率は高いんですがね。弱点は「熱血」を覚えないので、攻撃力不足なところ。
翌14話で死んだのが、ケイトさん。彼女の死に様は、戦闘中に倒壊しかけた「人類の遺産」マスドライバーを守って、クワン・リーのメッメドーザのサーベルでコクピットを貫かれるというもの。そのイベントだけは、宇宙編15話で再現されています。マスドライバーに敵MSが侵入すると、ケイトさんは死んでしまいます。死ななければ、「ひらめき」「ド根性」を駆使して、死ににくいキャラになるのですが。彼女の欠点は、「信頼」などの味方支援コマンドを全く覚えないこと。
どうでもいいけど、イベントは再現されているのに、クワン・リーのメッメドーザが登場しません。偵察用のゴッゾーラと並んで、非常にマイナーなMSだと思います。先日、「Gジェネ0」をプレイして、ようやく記憶にとどまるようになった次第。
その後、第2クールの間は、宇宙戦(カイラスギリー艦隊とのビッグキャノン争奪戦およびザンスカールコロニー侵入)が描かれ、シュラク隊も大きな戦いを生き延びますが、
26話において、ペギーさんがウッソを庇って死亡(殺害者はコンティオに乗ったクロノクル)。彼女の特徴的な精神コマンドは「激励」と「再動」。育てておくと重宝します。
翌27話では、ジュンコさんがビッグキャノンに仕掛けられた爆弾解体中に、間に合わずに爆死。彼女も「激励」を覚えますし、能力的にも悪くありません(まあ、どんぐりの背比べなんだけど)。
その後、28話でオリファーとマーベットの結婚、29話でV2ガンダム登場などのイベント編を経て、31話にてオリファーのV2コアファイターがバイク戦艦に特攻します。う〜ん、オリファーを育てる人は少ないと思うけど、一応、「激励」持ちなんですね。それと「自爆」!
ついでに、マーベットですが、やはり「激励」持ち。あとは「愛」と「信頼」で回復もできます。でも、攻撃力には全く欠ける、と。まあ、彼女の場合は、シュラク隊と違ってスパロボ参戦率が高く、その分、レア度が低いので、わざわざ育てようという気にならないです。
オリファーの死によって、シュラク隊の隊長は、唯一の生き残りであるコニーさんが務めるようになります。彼女の相棒は、壊滅した連邦軍バグレ隊の生き残りユカさん。そこに、フラニーさんやミリエラさん(初登場41話)が補充されて、後期のシュラク隊となります。なお、オデロやトマーシュがMSパイロットになったのも、オリファーの死に前後してのこと(この辺りの戦死イベントやメンバー入れ替わりは、Gジェネ0やFが比較的忠実に再現)。これらのパイロットが最終決戦で、次々と戦死していき、最終的に生き残ったのは、ウッソの他にはトマーシュとマーベットさんだけ、というのが悲しいです。
さて、シュラク隊メンバーでNOVAが一番好きなのが、実はコニーさん。いや、単純に「幸運」を覚えるから育てやすく、金稼ぎをしてくれるからですが。「熱血」を覚えないので攻撃力は低いですが、武器改造で補えば問題なし。とにかく、初期メンバーでありながら最終決戦まで生き延びた彼女が、「幸運」を持つのは納得です。
次に、女テリー・サンダースJr(08小隊)の異名を持つユカさん(部隊壊滅のジンクスがある)。彼女の特徴は、「魂」を持つ点。攻撃力だけなら、エース級です。
最も使いにくいMSパイロットが、フラニーさん。彼女の特徴は「鉄壁」……元々、装甲の薄いMSでは、大して固くはなれません。味方にデンドロビウムとかあれば、別ですけど。
最後にミリエラさん。彼女は、割とバランスが取れています。「根性」「集中」「熱血」「加速」「信頼」「ひらめき」と、攻防双方の精神コマンドがそつなくまとまっている、と。
おまけ。
NOVAひいきのオデロ。ハサウェイに匹敵するニュータイプです。精神コマンドは、攻撃系と回復系を修得。
ドモン・カッシュの関智一が珍しく穏やかなキャラを演じたトマーシュ。彼の本領は「探索」。宇宙編では、使えるキャラが少ないので、アイテムの取り残しがないか確認するのに、彼は便利。もちろん、攻略本がないなら、絶対必要なキャラです。
ということで、他に類を見ないほど、Vガンキャラを豊富に使える本作。Vガンファンなら、それだけで再評価の価値がある、と思います。
※3:隠しシナリオでの隠しキャラについて
本作での最終隠しシナリオ「狂気の力」は、3面構造になっています。
1面に出撃したキャラは、2面に登場できないわけですが、この2面に4人の隠しキャラがいます。彼らを仲間にするには、Gガンダムのドモン、Wガンダムのヒイロ、レイズナーのエイジ、そしてボルテスVが必要となります。よって、彼らは1面に出撃させてはいけません。
2面が始まって、4人のキャラを含む部隊を選択。
まず、入り口から奥に進んで、すぐ左にある小部屋(右から15マス、下から15マスの座標を含む場所)にドモンが入ると、シュバルツが出現して部隊に加入。
次に、ボルテスVはそこから左の外周部に沿って、左奥に突入。この付近には敵が登場しないので、単独でかまいません。左から2マス、上から10マスの突き当たりの付近で、ハイネルが登場します。
一方、本隊は、中央の敵を撃破しつつ、進行を続けます。中央の巨大シャーキンを倒した場所の、右側の小部屋(右から5マス、上から25マスの座標を含む場所)にヒイロが入ると、ゼクスが参加。
最後に、右奥の小部屋(右から5マス、上から3〜4マスの座標を含む場所)にエイジが入ると、ジュリアが出現する、と。