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2:戦隊ロボット発展史
(その4・オーレンジャーからメガレンジャーまで)
ロボット・メカ名 | 特徴 | 必殺技 | 合体コード | ||
0 | サンダーウイング | 国際空軍UAOHの戦闘機。 ロボ以前の主力兵器。 |
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1 | オーレンジャーロボ | 獣メカ3体と砲塔メカ2台の 5機合体。 ヘッドチェンジシステムが特徴。 |
スーパークラウンソード ・クラウンファイナルクラッシュ |
超力合体 | |
分離メカ名 (超力モビル) |
特徴 | 操縦者 | |||
古代遺跡より発掘された超力文明の 遺産を基に作られたメカ。 |
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@ | スカイフェニックス | オーレンジャーロボの頭部と 背部になる飛行メカ。 ウイングヘッドが、 ロボの標準状態であり、 剣技を得意とする。 |
オーレッド | ||
A | グランタウラス | ロボの腰になる牛型メカ。 ホーンヘッド装着時のロボは 「超力タウラスサンダー」と いう電撃を放つ。 |
オーグリーン | ||
B | ダッシュレオン | ロボの胸腕部になる ライオン(スフィンクス)型メカ。 グラビトンヘッド装着時の ロボは重力光線 「超力レオンビーム」を放つ。 |
オーブルー | ||
C | ドグランダー | ロボの左脚になる。 ふだんはグランタウラスに 牽引されている土偶型砲台。 バルカンヘッドによって、 「超力ドグバルカン」を放つ。 |
オーイエロー | ||
D | モアローダー | ロボの右脚になる。 ふだんはダッシュレオンに 牽引されているモアイ型砲台。 キャノンヘッドによって、 「超力モアキャノン」を放つ。 |
オーピンク | ||
ロボット・メカ名 | 特徴 | 操縦者 必殺技 |
合体コード | ||
2 | レッドパンチャー | オーレンジャーロボの プロトタイプだが暴走して、 封印されていた。 オーレッドが搭乗し、 AIとの連動による素早い動きで、 ロボを支援する、ボクサー仕様の 小型ロボ。 さらにロボと合体して、強化させる。 |
オーレッド | (なし) | |
パンチャーガトリング (腕のガトリング砲) マグナパンチャー (パンチ連打) |
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1 + 2 |
バスター オーレンジャーロボ |
レッドパンチャーが オーレンジャーロボの 背部に装着。 頭部に専用のヘッドを装着、 肩にバスター砲を装備した形態。 |
ビッグキャノンバースト | 超砲撃合体 | |
3 | キングピラミッダー | キングレンジャーのピラミッド型要塞。 超力モビルやレッドパンチャーを 乗せて走るキャリア フォーメーションに変形可能。 |
操縦者 キングレンジャー |
(特になし) | |
必殺技 スーパーユニゾンファイヤー (キャリアフォーメーションの時に 搭載機の全武器を一斉発射) |
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1+ 2+ 3 |
キングピラミッダー バトルフォーメーション |
キングピラミッダーが内部に 超力モビル(後にブロッカーロボ) を収納。 立ち上がって人型になった形態。 肩にはレッドパンチャーを装着。 全身からビームを放つ。 |
必殺技 スーパーレジェンドビーム |
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4 | オーブロッカー | オーレンジャーロボの後継機として 新たに製作されたロボット。 小型人型ロボの5体合体。 |
ツインブロッケンソード・ ツインブロッケンクラッシュ |
超重合体 | |
分離メカ名 (ブロッカーロボ) |
特徴 | 操縦者 | |||
オーブロッカーに合体する小型ロボ。 重力制御により、空中を自在に 飛び回る。 |
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E | レッドブロッカー | 星型に変形し、 オーブロッカーの胸になる。 |
オーレッド | ||
F | グリーンブロッカー | 四角形に変形して左右分割。 オーブロッカーの脚部になる。 |
オーグリーン | ||
G | ブルーブロッカー | 三角形に変形し、 オーブロッカーの腰になる。 |
オーブルー | ||
H | イエローブロッカー | 二つの棒状に変形して展開。 オーブロッカーの頭部と 腕になる。 |
オーイエロー | ||
I | ピンクブロッカー | 円形に変形して左右分割。 オーブロッカーの両足になる。 |
オーピンク | ||
ロボット・メカ名 | 特徴 | 必殺技 | |||
5 | タックルボーイ | オーブロッカー支援のために 作られた小型AIロボ。 素早い動きで敵を翻弄し、 とどめはタイヤ型に変形、 ボーリングのように、 オーブロッカーに投げてもらう。 |
ダイナマイトタックル | ||
6 | ガンマジン | 魔神像に封印された謎の魔神。 「鍵」と「ガンガンガンマ、ドンドコ ガンマ」の呪文によって目覚め、 封印を解いた者の願いをかなえる。 等身大から巨大化まで伸縮自在。 義理人情に厚く、一応は正義を 重んじるようだ。 |
マジンサーベル・ マジン一刀流奥義 |
前作カクレンジャーとともに、ロボ大量登場のオーレンジャーです。
数から見れば、パワーアニマル大量発生のガオレンジャーに軍配が上がりますが、ロボの種類のレパートリーでは、オーレンジャーが最高でしょう。
2号ロボによる1号ロボの強化、母艦ロボ、人型5体合体、無人AIロボ、自分の意志を持った独特なキャラクターなど、実に多彩です。
分離形態も、獣型、純粋兵器型、人型とヴァリエーションの豊かさで、オーレンジャーに太刀打ちできる作品はないでしょう。
ロボ以外でも、何の前置きもなく突如出現する「新必殺技」とか、宮内洋演じる三浦参謀長とか、敵の豪華な声優陣とか、いろいろ話題豊富なこの作品、非常に楽しませてもらいました。
細かいツッコミを入れていけば、必ずしも完成度の高い作品ではないかもしれませんが、戦隊の集大成ともいうべき勢いに呑まれたNOVAとしては、「マイ・ベストOF戦隊」に挙げられます。
さて、順に見ていきましょう。
まず、1号ロボのオーレンジャーロボですが……やっぱ、ジェットイカロス、大獣神、大連王、無敵将軍と続いた後で、この名はちょっと、そのまま過ぎて格好悪いです。守護獣なんかと違って久々のロボットだから、「ロボ」と付けたくなる気持ちは分かりますが。
合体ギミックとしては、「頭+胸腕+腰+左右の足」という新しいパターンですね。胸ライオンと、腰の牛頭ってのは、ガオキングに受け継がれています。
分離メカとしては、「4つ足の獣」に「牽引される砲台」という他に例を見ないパターン。
そして、ヘッドチェンジシステムによって、レッド以外がメイン操縦者としてロボ戦でも活躍するパターンを生み出したと言えます。
そういう意味では、原点回帰の名前を除けば、非常に革新的なロボといえましょう。
2号ロボのレッドパンチャーは、ターボラガー以来のスポーツロボ。操縦者のオーレッドと同じ星型のマスクがチャーミングです。かつて暴走したロボってネタは、ギャラクシーロボの焼き直しですけどね。
オーレンジャーロボと合体するバスターオーレンジャーロボ(長い名^^;)は、ほとんどガンキャノンですね。
でも、おかげで、せっかくのオーレンジャーロボの魅力あふれる設定(ヘッドチェンジ)が台無しになったような気もします。よって、NOVAはあまり好きではありません。
次のキンピラ(キングピラミッダー)は、ダイムゲンを受け継ぐ収納合体メカです。でも、収納合体用の母艦メカって、大型商品になるので、売れるかどうか結構、リスクが大きいんですね。
だから、今回は6人目のキャラクターとセットで登場させた、と。
これで7体合体になって、今までだとここで終わり、となります。
しかし、オーレンジャーの場合、さらにメカがどんどん追加されます。
オーブロッカーは、前作の隠大将軍を受け継ぐ「1号ロボに匹敵する個性をもった後継機」。戦隊メンバーのシンボルマークを組み合わせた独特の形態のロボです。頭部がイエローってのは、新しいパターンですね。これもガオキングに受け継がれています。
また、無敵将軍を受け継いだ「人型5体合体」は、オーブロッカーを経て次作の「VRVロボ」に受け継がれることになります。
タックルボーイは、テトラボーイの後継者の無人AIロボ。こいつの子孫は、言わずと知れた「ガオマジロ」です。
でも、必殺技に使われる以外、あまり個性がなかったのが残念。
パワーレンジャーでは、ゴールドレンジャー(キングレンジャー)が有人操縦していたそうな。人が乗っているメカを「ダイナマイトタックル」で投げるというのは、ちょっとすごいものがあるが。
そして、最後のガンマジンは、等身大から巨大化するというニンジャマンを受け継ぐキャラクターです。「神谷明」の声が非常に味わい深いキャラクターです。
このオーレンジャーでは、「神谷明(ガンマジン)VS関智一(カイザーブルドント)」という熱血ロボ声優の夢の戦いも繰り広げられていたわけです。まさに「竜崎一矢VSドモン・カッシュ」というスパロボAのネタを先取りしていたと言うべきでしょうか(って、そんなつもりはスタッフにはないだろうけど^^;)。
ロボット・メカ名 | 特徴 | 必殺技 | 合体コード | ||
1 | RVロボ | 5台のレンジャービークル (車型メカ)が合体。 |
RVソード激走斬り | 激走合体 | |
分離メカ名 (レンジャービークル) |
特徴 | 操縦者 | |||
車を象った星座と 同じ形のマシン。 |
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@ | レッドビークル | RVロボの頭・胸になる。 | レッドレーサー | ||
A | ブルービークル | RVロボの胴・太腿部になる。 | ブルーレーサー | ||
B | グリーンビークル | RVロボの右脚になる。 | グリーンレーサー | ||
C | イエロービークル | RVロボの左脚になる。 | イエローレーサー | ||
D | ピンクビークル | RVロボの両腕になる。 | ピンクレーサー | ||
ロボット・メカ名 | 特徴 | 操縦者 必殺技 |
変形コード | ||
2 | サイレンダー | シグナルマンの駆る巨大 パトカーが変形するロボ。 |
シグナルマン | スタンダップ ・サイレンダー |
|
サイレンバルカン | |||||
ロボット・メカ名 | 特徴 | 必殺技 | 合体コード | ||
3 | VRVロボ | RVロボの後継機として、 VRVマスターから贈られた VRVマシンが5体合体。 「絶対勝利だ! VRVロボ」の 歌が格好いい。 |
ビクトリーツイスター (VバルカンとVバズーカの 一斉発射) |
必勝合体 | |
分離メカ名 (VRVマシン ⇔VRVファイター) |
特徴 | 操縦者 | |||
5台の車が、人型に変形。 さらに5体合体する。 「必ず勝つことを約束された マシン」。 |
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E | Vファイヤー | 消防車。 ファイヤーファイターに変形。 VRVロボの頭・胸になる。 |
レッドレーサー | ||
F | Vポリス | パトカー。 ポリスファイターに変形。 VRVロボの胴・太腿部になる。 |
ブルーレーサー | ||
G | Vダンプ | ダンプカー。 ダンプファイターに変形。 VRVロボの右脚になる。 |
グリーンレーサー | ||
H | Vドーザー | ブルドーザー。 ドーザーファイターに変形。 VRVロボの左脚になる。 |
イエローレーサー | ||
I | Vレスキュー | 救急車。 レスキューファイターに変形。 VRVロボの両腕になる。 |
ピンクレーサー | ||
ビクトレーラー | VRVマシンを収納する 大型トレーラー。 ロボ型に変形するが、 戦闘は行わない母艦的役割。 VRVロボにVバルカンと Vバズーカを射出。 テーマ曲が東方怪獣映画チックで NOVAのツボをついた。 |
前作、前々作のロボ大量登場に比べ、シンプルになったのがカーレンジャーです。
1号ロボと、助っ人の2号ロボ、後継機の3号ロボの3体だけですからね。
おまけに、RVロボとVRVロボの合体システムは、「頭胸、胴、両腕、右脚、左脚」の5台合体と全く同じ。車5台合体というと、ターボロボを思い出しますが、あちらは「頭胸、腕胴、腰脚、右足、左足」なので明らかに違います。ターボロボは、足にローラースケートをはいたような移動が可能ですが、カーレンジャーのロボでは、それは不可能です。
そんなRVロボの必殺技「RVソード激走斬り」は横回転しながら切り裂くダイナミックな技で、切った後、膝まづいたまま決めのポーズを取るのが格好いいです。
合体システムが同じなので、RVロボとVRVロボの間では、手足の換装が可能です。RVロボの頭胴とVRVロボの手足を持つ形態は、実際にグリーンレーサーの機転で実現し、「天下の浪速ロボスペシャル」と冗談さながらに名付けられています(笑)。
手足の換装システムは、後のガオレンジャーのパワーアニマル群に受け継がれています。
RVロボは、合体ギミック的にはあまり面白くありませんが、VRVロボは「車→小型人型→5体合体」という遊び甲斐のあるギミックですね。2001年現在、戦隊では人型5体合体の最高峰と言うべきでしょう。
一方、サイレンダーは、1号ロボとは全く関わりのないギミックで、合体もしないという、この時期では珍しいメカ。こういうのって、ギャラクシーロボ以来です。
操縦者のシグナルマンは、ニンジャマンやガンマジンの系譜を受け継ぐキャラクターですが、今回は巨大化しないと。
前作のキングピラミッダーの後継者は、3両連結のトレーラーが合体するビクトレーラーです。
1両目にはVファイヤーが搭載、1のマーキングがされています。ロボット形態では、最上段の頭胸部になります。
2両目は、右側に5、左側に3のマーキングがされています。VレスキューとVダンプを搭載。ロボット形態では、中段(腰に当たる?)になります。
3両目は、右側に2、左側に4のマーキングがされています。VポリスとVドーザーを搭載。ロボット形態では、下段(脚に当たる?)になります。また、車体には砲塔のようにビクトリーツイスターが設置されており、ロボット形態ではそれらが両腕になります。
あと、表には挙げていませんが、自称「6人目のカーレンジャー・ホワイトレーサー」を名乗るコスプレ少女ラジエッタ・ファンベルトの操るネコ型の「ラジエッカーロボ」なるメカもゲスト登場していたりします。
いろいろと実験を繰り返しているようなカーレンジャーですが、それまでの戦隊の集大成と言うべきオーレンジャーを経て、この時期の戦隊はロボについても模索期に入ったと考えるのが妥当なところでしょう。
ロボット・メカ名 | 特徴 | 主な技 | 合体コード | ||
1 | ギャラクシーメガ | 小型機メガシャトル(頭部)と 宇宙基地メガシップ(胴体)の 2体合体。 メガシャトルはふだん、 メガシップに収納されているので、 実質は合体よりも変形と言うべき だろう。 メガレンジャーの他、 INETの多くの職員が搭乗するのと 毎回、大気圏に突入してくるのが 特徴。 |
メガサーベル・ メガストレートカッター (その他、サーベル電磁鞭 など多彩な剣技を持つ) ブースターライフル |
電磁合体 | |
2 | デルタメガ | デルタ型のシャトルモードから 変形する無人遠隔操縦ロボ。 メガレッドのバトルライザーが 誘導装置になっている。 |
ガトリングブラスター (両腕に装備) |
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1 + 2 |
スーパー ギャラクシーメガ |
ギャラクシーメガとデルタメガが 宇宙に飛び出して合体。 再度、大気圏に突入。 毎回、非常に手間のかかることを しているなあ、と感じた。 ガトリングブラスターは肩に装着。 |
スーパー ギャラクシーナックル (両腕を射出) |
超電磁合体 | |
3 | メガボイジャー | INET月基地で早川裕作 (メガシルバー)の手で作られた 後期の主力ロボ。 |
ボイジャースパルタン (ロケットボイジャー3の 先端を射出するミサイル) |
銀河合体 | |
分離メカ名 (ボイジャーマシン) |
特徴 | 操縦者 | |||
メガボイジャーに合体する 宇宙戦用小型メカ。 スペースメガプロジェクトに基づき 製作された。 |
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@ | ロボイジャー1 | 人型小型ロボ。 メガボイジャーの腰になる。 |
メガレッド | ||
A | シャトルボイジャー2 | スペースシャトル型メカ。 メガボイジャーの頭部、 シールドになる。 |
メガブラック | ||
B | ロケットボイジャー3 | ロケット型メカ。 メガボイジャーの胴、両脚、 そして武器のボイジャー スパルタンになる。 |
メガブルー | ||
C | ソーサーボイジャー4 | 円盤型メカ。 メガボイジャーの胸、背中、 両腕になる。 |
メガイエロー | ||
D | タンクボイジャー5 | 戦車型メカ。 メガボイジャーの両足になる。 |
メガピンク | ||
ロボット・メカ名 | 特徴 | 操縦者 必殺技 |
変形コード | ||
4 | メガウインガー | メガシルバー・早川裕作が スペースメガプロジェクトの影で、 独断で開発した専用ロボ。 戦闘機型のフライヤーモードから ロボモードに変形。 本来は、背部の翼をメガボイジャーに 装着することが目的。 |
メガシルバー | 電撃変形 | |
ウィンガーキャノン | |||||
3 + 4’ |
ウイング メガボイジャー |
メガボイジャーがメガウインガーの 翼を装着。空中戦・高機動戦闘が 可能になった。 |
ウインガースパルタン |
カーレンジャーに引き続き、又もや冒険しているメガレンジャーです。
「1号ロボは5機合体」というジェットマン以来の常識を破っています。
ギャラクシーメガは「合体メカ」というよりも「変形メカ」と考えるなら、遠くデンジマンまでさかのぼることになります。そう言えば戦隊名も「電磁戦隊」だし、あながち意識していないわけではないのかも。
名称もいいですねえ。「〇〇メガ」という響きが、「メカ」とつながっていて。
そして、多彩な剣技はバイオロボ譲り。
しかし、ギャラクシーメガの魅力は、何と言っても、INET職員の命を掛けて戦っている点。高校生戦士をバックアップする大人たちの必死さが伝わってくる設定です。もちろん、シールドを構えて大気圏突入するという芸を毎回披露するのは笑えましたが、それでもカーレンジャーの荒唐無稽さで、既に免疫できていましたからね。
惜しむらくは、やっぱり5体合体じゃないと商品が売れないという結果になったこと。これ以降、1号ロボは5体合体という伝統は、完全に定着したみたいです。
2号ロボ・デルタメガは、オーレンジャーのレッドパンチャーを受け継ぐ機体ですね。
薬莢を飛ばしながらのガトリングブラスターが印象的です。
そして、デルタメガが増加装甲となって合体するスーパーギャラクシーメガ。「超電磁合体」という合体コードと、必殺技がロケットパンチというギミックに、アニメロボットファンとしては超燃えました。
その後、後継機として登場したメガボイジャー。
ようやく、5機合体メカの登場です。頭部はブラックのメカですが、メガレンジャーのリーダーはレッドではなくブラックという設定なので納得。
それにしても、このメガボイジャーの合体システムは分かりにくいです。いろいろな合体パターンは見てきたけど、映像だけで合体システムが理解できなかったのは、こいつぐらい。
ロケットボイジャー3がバラバラに分割するのが厄介なんですね。ソーサーボイジャー4をロケットボイジャー3が貫いて、その後、頭が混乱。ロボイジャー1が、ガンダムのコアブロックみたいに折りたたんで腰になるなど、断片的には映像だけでも分かったんだけど、ねえ。
でも、最終回のこいつの大爆発はインパクトありましたよ。あれほど完膚なきまでに爆発したロボは、メガボイジャーくらいでしょう。
メガウインガーは、ロボの魅力よりも、メガシルバーというキャラクターの魅力に尽きます。出しゃばろうと思えば、とことん出しゃばることができる実力を備えているのに、ロボ戦ではサポートに回るという大人の魅力を備えたキャラです、メガシルバーって。
ウイングメガボイジャーは、スーパー隠大将軍の後継者と見なされます。地上戦用のロボが、翼を装着して飛行可能になるってのは、マジンガーZ以来の「分かりやすい伝統的パワーアップ」です。
こう見ると、メガレンジャーのロボット群って、アニメロボットのエッセンスが盛り沢山と言えます。