部品2画 | ||
厂 (カン) |
金文 「石」甲骨文 |
象形。崖や岸を描いたものとされるが、甲骨文字辞典では、それは後代の転用であり、甲骨文の時代は、石磬(せっけい:三角形の石製打楽器)を意味したとする。 彦・産の従う厂はひたいの象形で、字統では別系の字とされるが、金文でこの厂を利用して作られた字とも思われるので、ここに含むこととする。 また字によっては、建物の屋根や、布などが垂れている様子を表すとされることもある。 「灰」などの字は、現代のフォントでは厂に従うように見えるが、本来は①に従うものであるので、ここには含めない 康煕字典に漢字として掲載。部首字(がんだれ)。 日本での部首名「がんだれ」は、「雁」(ガン)に使われていることから。ただし雁の部首は隹。 厂部の字・部品:厚 厘 厄;厓 厂を部品とするその他の字・部品:石 産 彦 顔 岸 炭 反 圧 歴 危 厳 暦;詹 形として厂を含むが成り立ちの上で無関係の字:灰 |