部品9画
爰
(エン)
康煕字典
甲骨文
小篆
爪(
①)+
于
+
又
上からの爪と下からの又(ともに手の象形)で間にあるものを引きあう様子。「
受
」や「
争
」と同様の構成である。
間のものは、小篆では「于」の形だが甲骨文では棒状の物。
下部に「
友
」の字を含むように見えるが、関係はない。
字統は人を引く(援引する)意で「援」の初文とし、漢字源は間に物を入れて間隔をあける意で、「緩」の初文とする。
康煕字典に漢字として掲載。爪部5画。
使われる字:
媛
暖
援
緩
※筆者の論考
「ノツ」というかたち
参照。