伊勢 06.1.8〜9




ちょっと遅めの伊勢初詣ツアー 2



宇治橋を渡って神域内へ……


参道



―――この5年間、おれは自分が悔しくてたまらなかったんだ……。おまえが苦しんでいる時、傷だらけで闘っている時、なんの力にもなれない自分が、悔しくて情けなかったよ。

―――譲……

―――おれは……おまえを護りたかったんだよ、高耶。

―――親友だろ。おれたちは。

(39巻P79〜80)



高耶さんと譲が、真っ白な濃霧に包まれたこの参道を、互いをベルトで繋いで真殿へと向かっていってました。
ケンタのバイト話とかしてましたね……
せつない……




五十鈴川御手洗場



―――オレは戻る。逃げも隠れもしない。……ガキのお前に言われるまでもねーよ。

 真夏の雑草の青々しい匂いを感じさせるような笑顔だった。
 はじめて仰木高耶の素顔をみた想いだった。

(39巻P29)



この懐かしい口調に、胸がつぶれそうになりました。
この笑顔をもう一度見たいです……




二の鳥居



―――また、会えるな。仰木。

―――ああ。勿論。

(39巻P183)



高耶さんの嘘つきーー!!!(突っ伏して号泣)

この二の鳥居から先が、弥勒の巣に包まれていました。
その中から出てきた影のない(涙)高耶さんと嶺次郎の会話です。
拳で小突き合う2人に胸が熱くて痛い……



光の道(二の鳥居〜古殿地間の参道にて)



《直江さん?……来たんだね》

奥の方から聞こえてきたのは、譲の声だった。

《高耶がずっと呼んでる……。ずっと》

《もう長くもたない》

直江の瞳がわずかに見開かれた。

《はやく》

誰の侵入も拒んだ「巣」が、直江だけを迎え入れた。

直江ひとりを。


(39巻)


弥勒の巣に飲み込まれたこの道を、直江ただひとりが通ることを許されました。

霜の降りた参道が、木々の合間から射し込む朝日を反射して、ひとすじの光の道を浮かび上がらせていました。
とても美しくて感動的でした。
こんな写真よりも実際はもっともっときれいでした。




古殿地



………。
………。
………。

とてもきれいなところでした。



古殿地への階段



―――さあ、選べ!破魂の手形を得るか!それとも布都御魂を勝ち取るか!

(38巻P10)



直江はすごい。




荒祭宮



―――終わりの先に道を通すために

―――桜のその先を見るために

―――頼む、布都御魂

(38巻P131〜132)



でもまだ信じてました……この時は。
40巻の最後の数ページまで、信じてました……




……なんだかこのレポ、自虐プレイのようです。
ちょっと泣いてきてもいいですか?




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