ちょっと遅めの伊勢初詣ツアー 2
宇治橋を渡って神域内へ……
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参道
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―――この5年間、おれは自分が悔しくてたまらなかったんだ……。おまえが苦しんでいる時、傷だらけで闘っている時、なんの力にもなれない自分が、悔しくて情けなかったよ。
―――譲……
―――おれは……おまえを護りたかったんだよ、高耶。
―――親友だろ。おれたちは。
(39巻P79〜80)
高耶さんと譲が、真っ白な濃霧に包まれたこの参道を、互いをベルトで繋いで真殿へと向かっていってました。
ケンタのバイト話とかしてましたね……
せつない……
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五十鈴川御手洗場
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―――オレは戻る。逃げも隠れもしない。……ガキのお前に言われるまでもねーよ。
真夏の雑草の青々しい匂いを感じさせるような笑顔だった。
はじめて仰木高耶の素顔をみた想いだった。
(39巻P29)
この懐かしい口調に、胸がつぶれそうになりました。
この笑顔をもう一度見たいです……
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二の鳥居
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―――また、会えるな。仰木。
―――ああ。勿論。
(39巻P183)
高耶さんの嘘つきーー!!!(突っ伏して号泣)
この二の鳥居から先が、弥勒の巣に包まれていました。
その中から出てきた影のない(涙)高耶さんと嶺次郎の会話です。
拳で小突き合う2人に胸が熱くて痛い……
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光の道(二の鳥居〜古殿地間の参道にて)
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《直江さん?……来たんだね》
奥の方から聞こえてきたのは、譲の声だった。
《高耶がずっと呼んでる……。ずっと》
《もう長くもたない》
直江の瞳がわずかに見開かれた。
《はやく》
誰の侵入も拒んだ「巣」が、直江だけを迎え入れた。
直江ひとりを。
(39巻)
弥勒の巣に飲み込まれたこの道を、直江ただひとりが通ることを許されました。
霜の降りた参道が、木々の合間から射し込む朝日を反射して、ひとすじの光の道を浮かび上がらせていました。
とても美しくて感動的でした。
こんな写真よりも実際はもっともっときれいでした。
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古殿地
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………。
………。
………。
とてもきれいなところでした。
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古殿地への階段
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―――さあ、選べ!破魂の手形を得るか!それとも布都御魂を勝ち取るか!
(38巻P10)
直江はすごい。
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荒祭宮
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―――終わりの先に道を通すために
―――桜のその先を見るために
―――頼む、布都御魂
(38巻P131〜132)
でもまだ信じてました……この時は。
40巻の最後の数ページまで、信じてました……
……なんだかこのレポ、自虐プレイのようです。
ちょっと泣いてきてもいいですか?
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