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バルダーズゲート2
シャドウ・オブ・アムン攻略記
(その4)
●2007年10月22日(月)・海賊の町ブリンロー(第4章その1)
第2章、第3章は、アスカトラ市と、その周辺で多彩なクエストを解決する、自由度の高い展開でした。 とにかく、今日から第4章です。 アスカトラ市から、船でブリンロー島に旅立つ一行。 名前談義はさておき、サエモンさんのおかげで航海は順調。 ただし、第4章に入る前に流れたマスターシーン(プレイヤーキャラの知り得ない敵の暗躍シーン)で、スペルホールドの収容施設を占拠したイレニカスが、イモエンに対して怪しげな魔法実験を行なっている場面が示されましたので、のんびりバカンスを楽しんではいられません。 さあ、スペルホールドに向かうぞ! と勇んで上陸すると、船長のサエモンさんが、「すまねえな」と言い出しました。 ヨシモ「陰謀アルね。これだから、東洋人は信用できないヨ」 お前が言うな、とツッコミを入れたくなりますが、プレイヤーのNOVAも東洋人。東洋人が信用できないってのは、自虐ギャグになってしまいます(苦笑)。これだから、洋ゲーってのは……。 盗賊ギルドの付けてくれた案内役サイムさんの助言では、「酒場で待ち合わせているサニクという男が、スペルホールドへの入り方を知っている」とのこと。では、早速、酒場に向かいますか。 酒場に入って、サニクに話しかけると、いきなり彼、暗殺されてしまいます。止める間もありませんでした(こんなのばっかり^^;)。
何でも、サニクは、レディ・ガルヴィナの経営する風俗店に勤める女性クレアと恋仲になったらしく、クレアを足抜けさせようとしていたようです。そのため、ガルヴィナの怒りを買って、暗殺されたのだ、と。 「サニクの持っている情報が欲しかったのに」とつぶやくと、 NOVA「それは……何とか止めてみます」 酒場のマスター「おお、健闘を祈るぜ。それから、ガルヴィナの女(アマ)には言っておきな。今度からは暗殺者を送るときは、店の外でやるようにってな」 NOVA「……(暗殺劇が日常茶飯事なんだね、この町)」 善は急げ! とばかりに、ガルヴィナの風俗店に踏み込みます。ええと、客の振りをして穏便に潜り込む……って選択肢もありましたが、どうも、この堅物主人公がとる行動ではないな、と(笑)。 そして、店の奥でクレアを調教折檻している女王さまガルヴィナを、ムチよりも痛いフレイル(!)で殴り倒して、クレア救出。 結局のところ、クレアはスペルホールドへの侵入方法を知りませんでしたが、方法を知っているゴーリン船長を紹介してくれました。 |
※久々のキャラ紹介まとめ
●主人公NOVA(HP117):人間のレベル11キャバリエ・男性。
●ジャヘイラ(HP83):ハーフエルフのレベル9ファイター/レベル12ドルイド・女性。
●エアリー(HP49):アヴァリエルエルフのレベル9クレリック/レベル11メイジ・女性。 |
●2007年10月24日(水)・スペルホールドのダンジョン(第4章その4)
イレニカスに邪神バールの精髄を奪われたNOVA。 そのとき、ダンジョン内に聞き覚えのある声が響き渡ります。 女の声「全員、意識を取り戻したようね」 NOVA「その声は……女吸血鬼のボーディ。やはり、イレニカスの手下だったんだな」 ボーディ「お兄さまの手下になった覚えはないわ。同盟者と言ってもらいましょうか、力を失ったバールの息子さん」 NOVA「そんな呼称はやめろ。ぼくの父は、亡きゴライオンだ」 ナリア「……つまり、ボーディ、あなたがイレニカスの妹ってことね。私たちを牢から出してくれるなんて、どういうつもり?」 ボーディ「お兄さまからは、すぐに殺せ、と言われたんだけどね。それじゃ、面白くないじゃない? だから、ちょっとしたゲームをしてみたくなったのよ」 NOVA「イレニカスは、ぼくから力を奪えば、解放すると言っていたぞ。その約束はどうなるんだ?」 ボーディ「バカね。お兄さまが約束なんて、守るはず、ないでしょう? そんな風に、すぐに人を信じてしまうから、あっさり捕まってしまうのよ」 NOVA「くっ……」 ジャへイラ「……なかなか痛いところを突いて来るわね」 イモエン「それで、ゲームって何をするの?」 ボーディ「……ああ、あなたがバールの娘ね。あなたの魂の精髄は、堪能させてもらっているわ。すごく力が満ちあふれて、最高の気分よ。あなたさえ良ければ、お礼をしてあげましょうか? あたしの口付けを受けて、闇の世界に身を堕とすつもりはあるかしら?」 イモエン「断るわ。あたしは……あなたの下僕の吸血鬼になんて、なりたくない」 ボーディ「フフ、冗談よ。冗談。……もっとも、あなたがゲームに生き残れば、冗談じゃなくなるかも。強い娘には、興味があるしね。ゲームのルールは簡単。このスペルホールドのダンジョンから無事に脱出すること。もっとも、その可能性は低いけど。無事に出られたら、その時、会いましょう。じゃあね」 こうして、ボーディに仕組まれたゲーム「スペルホールド・ダンジョン脱出行」が始まるのでした。
さて、このダンジョン、いろいろ仕掛けが施されていて、なかなか面白いゲームだったんですが、ダンジョン攻略をじっくり解説していても、ストーリーが進みません。 まず、リドル(なぞなぞ)が多すぎ。 もちろん、ハイリターンってことは、それだけハイリスクだったりもして、仕掛けられたトラップの中には巧妙なものもありました。印象的なのは、2つ。 1つ。吊り天井の罠。 もう1つ。アンバーハルクの奇襲。 ……といった感じで、一部、イヤらしい仕掛けもございましたが、クイックセーブ&ロードの駆使できるコンピューターゲームなので、その難関をどう切り抜けるか、知恵を巡らせるのが楽しかったりします。 登場するモンスターも、マインドフレイヤーやビホルダーといった強敵も含めて、多彩なメンツ。まあ、さすがにビホルダー軍団といった厳しい状況ではありませんでしたので、労せず撃退できました。 そうして、3階層あるダンジョンの出口近くで。 ボーディ「ここまで来られるとは、思ったよりもやるじゃない?」 NOVA「自ら、おでましとはな。無事に脱出できたら、見逃してくれるんじゃなかったのか?」 ボーディ「そんな約束はしていないわ。それに……むざむざ逃げられちゃ、お兄さまに申し訳が立たないしね。ここで死んでもらうわ」 NOVA「死ぬのはお前だ!」 その瞬間、NOVAの心に、突如として激しい怒りの衝動が湧き上がった。 破壊の権化スレイヤーの誕生である。 ボーディ「これはどういうこと? バールの力はお兄さまに奪われたはず。それなのに……この力は一体? 急いでお兄さまに報告に行かないと……」 配下の者が全滅し、自らも傷ついて、アンデッドには稀な恐怖心に駆られたボーディは、ガス状体に姿を変えて、その場を撤退しました。 |
●番外編・死者との対談(2007.10.31) ヨシモ「死んでしまったアル」 ああ、頭の上に「天使の輪」が乗っているな。 ヨシモ「だったら、どうして、そっとしておかないアルか? 今さら、死者の霊を呼び起こして、何をするつもりネ?」 いや、今夜はハロウィーンだからねえ。死者の霊を迎えても、何の不都合もない日だからさ。 ヨシモ「そんな理由で呼び出したなら、愚痴と呪いの言葉を浴びせてあげるヨ。心臓を抉り出して殺すなんて、惨い描写をするなんて……」 まあ、ゲーム描写では、「スレイヤーが心臓を抉り出す」なんて描写はなかったさ。単に、暗殺者たちのリーダーとして、乱戦の中で殺されるだけ。淡白なものだったね。 ヨシモ「それをスプラッター描写にするなんて、ひどい趣味アル!」 う〜ん、フィクションのスプラッターは嫌いじゃないんだけどな。現実のスプラッターは勘弁だけど。 ヨシモ「あんたの家族の話なんか、どうでもいいヨ。ムダ話に付き合っている暇はないアルね」 あ、そうだった。ついつい、話が横道にそれてしまうのは、悪い癖だ(苦笑)。 ヨシモ「シクシク。東洋人だからって、虐待するなんて……。裏切って、惨殺された挙句、心臓を取り出されるなんて……。こんな酷い仕打ちを用意した、ゲーム製作者を恨んでやるヨ」 ……何だか、悪霊っぽくなってるよなあ。 ヨシモ「一刻も早く、成仏させてほしいアル」 現在、プレイは第5章に入っている。第6章まで待ってくれ。 ヨシモ「いつになったら、そこまでプレイが進むカ?」 さあ? ヨシモ「このまま3年放置……ってのは、勘弁してほしいヨ」 う、そこまで遅れることは……ないと思う。 ヨシモ「アイスウィンド2に出られるアルか?」 ああ、何だかんだ言って、君はお気に入りキャラクターになっちゃったからな。 ヨシモ「ずいぶん、誉めてくれるネ。何を企んでいるカ?」 企んでいるなんて、人聞きが悪い。 ヨシモ「そ……それは是非、聞かせてほしいアル」 いや、君が裏切る前に、死んだ状態や石化状態にしておく、らしいんだが。 ヨシモ「ま、まあ、今さら復活するのも無理ッポイので、アイスウィンド2へのスピンオフを考えてほしいヨ」 うむ。 ヨシモ「それは、何アルか?」 1つは時間軸の問題だ。 BG2で死んだ君が、どうして50年ほど遡って転生するのか、納得のできる理由がほしいところだね。 ヨシモ「うう、デンライナーに乗って、時空間移動した影響で、うまく救い上げられた……ってのはナシよネ?」 AD&D世界には、たぶんデンライナーはない、と思う。 ヨシモ「うう、設定は後で考えるアル。もう一つの条件は何アルか?」 うん。 もっとも……特撮ネタとか多くて、ゲーム攻略の役にはあまり立たないんだろうけどね(苦笑)。2chで交わされている話の方が、よほど濃くて面白かったりして。 ヨシモ「2chの話なんか、どうでもいいヨ。サイトのネタって、どういうことカ?」 ああ、サイトと言うか、掲示板ネタだね。 つまり、この記事を読んでいる人の中で、ヨシモファンが1人でもいてくれれば、君の復活はかなうわけだ。 ヨシモ「もし、そういう書き込みがなければ?」 この話はなかったことに……。 ヨシモ「みんな、ヨシモをよろしくお願いするアル。このままだと、侑斗と同じで、時間の復元作用から取りこぼされてしまいそうで……」 ……ということで、期限は、次の電王放送日の11月11日までね(駅伝で1週飛ぶので)。 |
●2007年11月2日(金)・ブリンロー島からの船出(第4章その9)
……ということで、スレイヤー化イベントから、ヨシモの死、そして主人公が自分の意志でスレイヤーに変身可能になるまでの流れは、ゲームよりもストーリー性に満ちた描写で展開してきました。 ともあれ、ここまでで強烈な感情移入シーンも一段落したので、後はゲーム的に、ポイントをしぼって記事書きしていこうと思います。
●主人公NOVA(HP120):人間のレベル12キャバリエ・男性。 ●ジャヘイラ(HP84):ハーフエルフのレベル10ファイター/レベル12ドルイド・女性。 ●イモエン(HP67):人間のレベル11メイジ(元レベル7シーフ)・女性。 ●エアリー(HP50):アヴァリエルエルフのレベル10クレリック/レベル11メイジ・女性。 大体、経験点が120万点ぐらいですね。イモエンだけ、70万点ぐらいで、出遅れていますが。 さて、次のストーリーですが、サエモン船長が情報をくれて、二つの選択肢を選ぶことになります。 1つは、イレニカスが使ったと思われる転送装置を使って、後を追うこと。 もう1つは、サエモン船長の船で、島を脱出すること。 前者だと、地底世界アンダーダークに向かうことになり、第5章に突入です。 NOVAの選択は、後者。 そして、サエモン以外の情報源として、イレニカスの私室にある日記の存在が挙げられます。 それよりも早く、サエモン船長の船に乗って……って、船ありませんけど? サエモン「いや、実はな。ここの島主デシャリクとケンカして、船を沈められてしまったんだ。おっと、そんな顔をするなよ。対策は考えてあるさ。俺さまの船を沈めやがったお返しに、奴の船を盗んでやろうと思ってな。大丈夫、お前さんたちが協力してくれれば、うまく行くさ」 ジャへイラ「あんた、最初から船がないのを承知で、私たちに『船で送ってやろう』って持ちかけたってわけ?」 ジャへイラさんは、完全にサエモンさんを信じてませんなあ。NOVAも信じていないけど(笑)。 まだ、ルパン三世が峰不二子を許す理由は分かるんです。スケベな男は、可愛い子ちゃんには甘いものだから。 ですが、今だとよく分かります。 サエモンも同じです。 そんなわけで、サエモンに協力して、島主にして海賊ボスのデシャリクの船を盗み出します。 ともかく、海賊船を盗むと、当然、海賊ボスのデシャリクにバレて、戦闘になります。 ますます、悪行を重ねていますなあ。 そのため、罰が当たったのか、アスカトラ市への帰路の途中で、別の海賊の襲撃を受けて、船が沈んでしまいます。 一行は、そのまま海の底に落ちて、新たな冒険に突入するのですな。(つづく) |