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バルダーズゲート2
シャドウ・オブ・アムン攻略記
(その3)
●2007年10月17日(水)・ウマル・ヒル(第3章その11)
陰謀渦巻くアスカトラ市内で、騎士団や寺院、官憲のために働きまくりましたが、超法規的な集団となっているカウルド・ウィザードと接触する手段が見つからず、困り始めた聖騎士NOVAです。 そもそも、アスカトラ市の住人は、魔術師という職業が好きではありません。 そんなカウルド・ウィザードに捕らえられた幼なじみの少女イモエンを助けるために、NOVA一行は市内を出て、ウマル・ヒルに向かうことにしました。 仕事の依頼によれば、「ヴァリガーを捕まえるか、殺して死体を持って帰れば、カウルド・ウィザードとのコネを紹介してくれる」とのことですが……。 ……ということで、本当に久しぶりに野外の旅です。 到着したところは、丘のふもとにあるイムネスヴェイルの村。 プレイヤーのNOVAが、こんな益体もない推理を行なっているように、村人たちも犯人の正体をめぐって、いろいろな論争を戦わせております。整理してみると、 ・最近、村の近くに現われたオーガの一団 村長さんの話によると、事件を調査していた村のレンジャー、メレナも失踪し、その探索のために雇った冒険者のマジーも帰ってこないそうです。 @オーガとの交渉 村を出て、すぐ北のところに野営していました。 しかし、このオーガたち、珍しく平和主義の連中でした。 オーガが犯人でないことも分かり、また、村を危険から守ってくれることも現状、大変ありがたい申し出なので、村長さんはオーガを受け入れることに同意してくれました。 Aメレナの小屋 次に、村の西にあるレンジャーの小屋に向かいます。 |
●2007年10月17日(水)・カウルド・ウィザードとヴァリガー(第3章その12)
謎の死体失踪事件の渦中にあるウマル・ヒル。 さあ、ヴァリガーはどこにいるかなあ? と思い、村を散策していると、思いもかけない人と出会いました。 NOVA「こんにちは。実は、あなたの仲間に、ぼくの仲間が誤って、捕まってしまったんですよ。何とか、助け出すよう協力してもらえないでしょうか?」 ジャーミーン「そんなことよりも、おまえこそ、わしの研究に協力しろ。わしが現在作っている、このゴーレムを動かすには、<ミミックの血>が必要なのだ。それを持ってきて、ゴーレムを動かすのに成功したとき、わしもおまえに力を貸してやろう」 NOVA「分かりました。ミミックですね。お安い御用です」 村の近くの洞窟に、宝箱に擬態したミミックがいたので、あっさりやっつけて来ました。 ジャーミーン「おお、これぞ<ミミックの血>だ。よし、行け、ゴーレム起動だ!」 ゴーレム「グオー! バキッ!(ジャーミーンを殴り飛ばす)」 ジャーミーン「うお、バカな。わしのコントロールを受け付けないだと? く、来るな! わしは、お前の主人だぞ」 ゴーレム「グオー! ドカバキグシャ、ドガシャーン、ググググ……ベキボキピキッ!(暴れ回って、ジャーミーンを痛めつけ、首根っこを引っつかんで力を込める)」 ジャーミーン「がはっ!」 何だか、とんでもないことになってしまったので、慌てて、ゴーレムを倒しにかかるNOVAです。戦闘後、かろうじて一命を取り留めた魔術師の治療を行ないます。 ジャーミーン「す、すまなかったな。まさか、こんなことになろうとは。わしは自分で思っていたほど、腕も力も優れてはいなかったようだ。まだまだ修行が必要なようじゃわい。こんな体たらくじゃ、到底おまえさんの力にはなれそうにない。では、さらばじゃ」 そう言って、こちらが返事する間もなく、テレポートでどこかへ消えてしまいました。 仕方なく、日記に書き込みます。 気を取り直して、ヴァリガー探索を続けることにします。 その後、ヴァリガーは村におらず、ミミックの潜んでいた洞窟の北にある小屋に、いることが分かりました。 NOVA「ヴァリガーさん、いますか?」 ヴァリガー「おまえ、カウルド・ウィザードの回し者だな!」 NOVA「とんでもない! 誰が、あんな尊大で人の話を聞かない、しかも思い込みの激しい割に、ドジな連中の回し者になりますか! むしろ、迷惑を被っているんですよ、実際」 ヴァリガー「そうだ、奴らは迷惑以外の何者でもない。勝手に、このオレを拉致しようとした上に、こちらが抵抗したら、街中に指名手配しやがって。オレは、正当防衛を主張する!」 NOVA「なるほど、そういうことですか。奴らなら、人の話も聞かずに拉致するってことも、平気でやりそうだな」 ヴァリガー「ま、まあ、抵抗したとき、勢いあまって、2名ほど殺ってしまったのは済まないと思っているが、連中の裁きにオレは従う気はない。やり方が理不尽そのものだからな」 NOVA「連中は、あなたをどうしようと考えているんです?」 ヴァリガー「スラムに出現した<プレイナー・スフィア>は知っているな。あれを作ったラヴォクは、どうやらオレの先祖らしい。先祖は代々のコルサラ一族の肉体を奪って、長寿を実現したそうだ。今回、あれが出現したのは、オレの肉体が目当てなんだろう。ラヴォクはオレの肉体を奪おうとしているし、カウルド・ウィザードはオレにラヴォクを始末させて、事件を解決しようとしている。仮に、オレが返り討ちになっても、それはそれで、ラヴォクの用事が済むわけだから、事件は解決すると思っているんだろうな。オレは連中にとって、体のいい人身御供ってことさ。こちらの意志や都合にはお構いなし。全く、付き合ってらんねえぜ」 NOVA「つまり、あなたの肉体さえあれば、憑依は可能、ということか。ぼくを雇った男は、『ヴァリガーを捕まえても、殺して死体だけ持ってきてもいい』と言ってきた。何だか怪しい男だったんだが、ぼくにもカウルド・ウィザードに捕まった仲間がいましてね、彼女を助けるためのコネと引き換えということで、一応は依頼を引き受けたわけだが……」 ヴァリガー「だったら……今ここでやるか?」 NOVA「あなたがただの悪党だったらね。でも、状況を分析すると、悪党はラヴォクであり、カウルド・ウィザードのようだ。あなたはただの被害者らしい。そういう人を捕まえて、残酷な運命に引き渡すようなマネは、ぼくにはできない。むしろ、ラヴォクを倒すことが正義なら、それを実践するまでだ」 ヴァリガー「ラヴォクを倒すには、オレの力が必要だって分かっているのか? <プレイナー・スフィア>はオレの肉体に反応して、開くようになっているらしいからな」 NOVA「だったら、あなた次第だ。あなたがこのまま隠れていたいなら、そうすればいい。あなたがラヴォクと戦いたいなら、ぼくは喜んで手を貸すよ」 ヴァリガー「少し……考えさせてくれないか? オレも、このままでは何の解決にもならないってことは分かっている。いつかはラヴォクを倒すか、それともオレが倒されるか、決着をつけなければならないってな。だが、他人の思惑に振り回されるのだけは勘弁だ。自分の運命くらい、自分で決めたいじゃないか」 NOVA「その気持ちはよく分かる。先祖や親の悪に、子孫が振り回される。本当は平和な生活が望ましいのに。時には、呪われた運命を振り捨てて、自由な世界に逃げたいと思うこともある。それでも、決して逃げ続けることはできないんです。最後には、自ら運命に立ち向かわないと」 ヴァリガー「知ったようなことを抜かすじゃねえか。おまえみたいな世間知らずの聖騎士坊やに何が分かるってんだ?」 NOVA「ぼくの本当の親は世間で悪そのものと呼ばれている。ぼくの育ての親は、良い人でしたけどね。本当の親の悪評や遺産のせいで、ぼく自身の平穏な生活は奪われ、育ての親もぼくを庇って殺された。ぼくの旅が始まったのは、それからです」 ヴァリガー「ほう、おまえさんも苦労してるんだな。あなどって悪かった。……いいだろう。おまえと一緒なら、オレも運命に打ち勝つことができるかもしれん。<プレイナー・スフィア>へ乗り込むのを手伝ってくれないか?」 NOVA「分かりました。ただ、今は別に仕事を抱えているので。その仕事を片付けたら、一緒にラヴォクを倒しに行きましょう」 こうして、ヴァリガーと意気投合したNOVAでした。ただ、先にウマル・ヒルの事件を解決しておきたいところですね。(つづく) |
●2007年10月18日(木)・ハーパーズ裁判(第3章その14)
ハーパーズ。 正義を守るという目的は、こちらと一致しているので、協力できると思いきや、向こうはそう思っていないようです。 しかし、ハーパーズにも、ゴライオンやジャヘイラのように主人公に対して好意的な者ばかりではない、ということが、今回、分かるのでした。 ヨシモ「どうやら、あの女は下手な芝居で、NOVAを試したみたいネ」 NOVA「どういうことだ?」 ヨシモ「人質を取られた状況で、NOVAがどんな行動をするか? ジャヘイラを見捨てるのか、それとも助けるのか? どちらを選ぶかで、NOVAの正義っぷりが評価され、それがハーパーズによって審査される。そういう筋書きになっていたアルよ、きっとネ」 アスカトラ市の酒場コパー・コロネットで、ジャヘイラの帰還を待ちながら、今後の対策を考える一行です。 ミンスク「ジャヘイラは昔からの仲間だ。信頼できる。疑っても仕方ない」 エアリー 「でも、信頼できる仲間が、あんなやり方でNOVAを試そうとするかな?」 ナリア「ジャヘイラの気持ちとは関わりなく、彼女の所属している組織がそうさせたのかもしれないわね」 エアリー 「どういうこと?」 ナリア「貴族社会に所属している者は、いやでも貴族の流儀に従わないといけない。そこから外れた考えや振る舞いをしていれば、それがどれだけ正しくても、変人扱いよ。組織の考えから抜け出すには、よほど強い覚悟が必要なの。私は、ハーパーズがどういう組織か、よく分からない。でも、ハーパーズが私たちの行動に干渉するようになったら、ジャヘイラがどちらを選ぶのか、気になるところね」 NOVA「ハーパーズは正義を守る組織のはずだ。ぼくが悪に加担しない限り、敵対関係にはならないはずだ」 ヨシモ「それは甘い考えネ。ハーパーズの正義が、NOVAの正義と同じかどうか、知れたものじゃないことヨ」 NOVA「……もしも、誤解があるのなら、じっくり話し合わないといけないな」 ヨシモ「話し合いの余地があれば、いいけどネ」 そんな話をしていると、ジャヘイラが戻ってきます。 ジャへイラ「ここにいたのね。アスカトラのハーパー長ガルバリーが、NOVAに会いたいと言っているわ。私について来てくれるかしら」 NOVA「もちろんだ。ぼくも、この機会に、話し合いたいと思っていた」 ナリア「全員行かないといけないのかしら?」 ミンスク「どういうことだ?」 ナリア「何だか、陰謀の匂いがするのよね。貴族同士の勢力抗争でよくあることだけど」 ヨシモ「陰謀だったら、よけいに一緒に行かないといけないアル。誰かがお人好しな聖騎士の背中を守らないと」 ナリア「そうね。NOVAには助けてもらったし、喜んで付き合うわ。誰かさんを見張っておきたいしね」 ジャへイラ「……」 NOVA「そういう勘ぐりはやめにしないか。ハーパーズがぼくを怪しんで、ジャヘイラを監視役につけたことは故あることだ。だが、ぼくはハーパーズと敵対するようなことは何もしていない。疑惑が解消されれば、全てうまく解決するさ。それなのに、仲間同士で疑心暗鬼になるような言動はよして欲しい」 エアリー 「……そうだね。ジャへイラ、あんたは説教ぶった忠告しかしない、ちょっとイヤな女だけど、私たちを裏切ったりはしないよね。少しでも疑ったこと、謝るよ」 ジャへイラ「……エアリー、あんたは世間知らずで、空気の読めないバカ娘よ。可愛らしいくらいにね。そんなあんたやNOVAを裏切ったりしたら、それこそ私が悪になってしまう。自分が自分で許せなくなるわ。でも、気をつけて。ハーパーズの質問、いえ、尋問にうかつな答えをしたら、疑惑を呼ぶわ。私もフォローはするけど、くれぐれもバカな回答はしないでね、NOVA」 そして、一行はドック地区にあるガルバリー邸に向かいます。 ガルバリー「ほう、うまく連れてきたようだな、ジャヘイラ。これで、お前は役目を果たしたわけだ。私がハーパー組織の中で出世した暁には、お前の働きに報いてやるぞ」 ジャへイラ「私は、あなたの出世のために動いたんじゃない。NOVAの正義を、認めてもらうために来たのよ」 ガルバリー「ああ、丁寧な報告書だったな。だが、相当、主観が入り混じっているようだ。報告書は、もっと客観的でないとな。お前の感情の分を差し引いて、事実のみを抽出するのに苦労したよ」 ジャへイラ「私の主観が入っているとしたら、それは、それだけNOVAが私の好意を得るにふさわしい人格者だってことよ。事実、彼は私の知る限り、最も法と正義について生真面目に考える堅物で、好んで悪を為すとは考えられないわ。それだからこそ聖騎士として、神も力を与えているのね」 ガルバリー「神と言っても、いろいろいるがな。その男が、邪神の血を引くことは間違いないようだ。その男の力が、邪神に基づくものでないことを、どうやって証明できる? しかも、女を誘惑する術にも長けているようだしな」 ジャへイラ「どういうこと?」 ガルバリー「それは、お前の報告書が証明しているよ。夫のカリードを失ったお前が、喪にも服さず、NOVAに付き従うのは何故だ? それにデアルニス侯爵の娘をNOVAが連れ歩いているとの話も聞くぞ」 ナリア「私の冒険好きは、NOVAのせいではないわ」 ガルバリー「NOVAがいなければ、そなたはイサイア・ロウナルの妻として、おとなしく貴族社会に収まっていたはずだ。それこそが秩序というものだろう。それをNOVAは壊して、無秩序の冒険の世界にいつまでも、そなたを留めているのだ」 ナリア「イサイアとの結婚なんて、死んでもイヤ。それが秩序だって言うのなら、私は混沌の方を選ぶわ」 ジャへイラ「ナリア、あなたは黙っていて」 ガルバリー「聞いたとおりだ。NOVAが本当に法について考えるなら、デアルニス侯爵令嬢をいさめこそすれ、いつまでも連れ回すようなマネはしないはずだ。彼はもしかすると、『法のためと称しながら、人々を密かに無秩序にいざなう誘惑者』ではないのかな?」 ヨシモ「やれやれ、素晴らしい魔女裁判アル。こんな茶番にいつまで付き合うつもりカ、NOVA?」 NOVA「最後までだ、ヨシモ。彼らの言い分を聞いて、その上で正々堂々と弁明する。それが法のあるべき姿だ」 思いがけず、法廷劇が展開されてしまったリプレイ記事(苦笑)。 果たして、NOVAの正義はいかなる形で、証明されるのか? |
●2007年10月18日(木)・ハーパーズとの決別(第3章その15)
「邪神バールの子」NOVAを断罪するハーパーズ裁判が続いております。 ガルバリー「NOVAの罪は、『無秩序への誘惑者』だけではない。『殺戮者』としての罪も含まれる。とりわけ、兄のサレヴォク殺しの罪は大きい、と言わざるを得ない」 ミンスク「ちょっと待て。サレヴォクは、バルダーズ・ゲートの街の平和を脅かした大悪人だ。その悪を退治したNOVAは英雄として尊敬されこそすれ、断罪される理由がない。なあ、ブゥ(チューチュー) ほら、ブゥもそう言っている」 ガルバリー「頭のおかしい蛮人の言っていることだが、吟味してみよう。確かにサレヴォクは悪人だ。それなら捕まえ、衆人監視の元で、法の処罰を受けさせるべきだった。法とは関係ない私闘で決着をつけるべきではなかったのだ」 ジャへイラ「その件は、バルダーズ・ゲートの太守も納得済みよ。関係者が認めていることを、あなたが違法となじる権限はない、と思うけど」 ガルバリー「もちろん、普通ならそうだろう。だが、サレヴォクも、NOVAも、バールの子なのだ。バールの子は、邪神の力をめぐって、互いに殺し合い、勝ち残った者が邪神の権能を引き継ぐ、とも言われている。NOVAのサレヴォク殺しは、邪神復活の礎とも見なされるわけだ。これも『正義のためと称しながら、破壊を繰り返す殺戮者』の証とは言えないかな?」 NOVA「……なるほど。確かに、あなたの言うことは、一面を見れば、理にかなっているように思える」 ジャへイラ「まともに受け止めないで、NOVA。彼の言っていることは、詭弁よ」 NOVA「詭弁でもかまわないさ。言い分に筋が通っており、その目的が納得できるものならな。さて、ガルバリーさん、あなたの目から見て、ぼくのいくつかの行動が罪に値するということは聞かせてもらった。それでは、結論を聞きたいわけだが。あなたは、ぼくの罪に対して、どのような処罰が妥当と考えるのか?」 ガルバリー「観念したか」 NOVA「観念はしないさ。だが、頭のいいあなたのことだ。ぼくを罪に陥れる方法は、いろいろ考えているのだろう。それをいっぱい聞いていても、お互い疲れるだけだ。だったら、結論を先に聞いて、それをぼくが納得すれば、時間の節約にもなる。納得できなければ、いくらでも説得すればいい」 ガルバリー「生意気なことを言うじゃないか。時間の節約だと?」 NOVA「ああ。ただ、何も聞かないままじゃ、用意したシナリオが無駄になるな。一つ、質問してみなよ。あなたがどんな質問で、ぼくを陥れようとしていたのか、一つぐらい興味がある」 ガルバリー「ふん。では、聞くぞ。お前の好きな色は何だ? 次の選択肢の中から選べ」 NOVA「選択肢の中に、白はないか、残念。だったら、英知と若さの色である『青』だな」 ガルバリー「それは憂鬱の色だ。やはり、お前は人々を無気力に誘う邪神の子だ」 ジャへイラ「茶番ね。空の青、海の青、青だっていろいろあるわ。これじゃ、どの色を答えても、適当にこじつけて、邪神の子だと立証できる。最初から偏見に満ちた目で見ていては、何を見ても、悪と言えるわ」 NOVA「そのとおりだ。ぼくも、これ以上、不毛な言葉遊びに付き合うつもりはない。目的がはっきりしているなら、それをかなえる方策を考える方が、賢明じゃないか」 ガルバリー「では、判決を申し渡すぞ。数々の罪と、今後の危険性を考慮して、私はNOVAを次元牢獄に監禁することを要求する」 NOVA「それは甘いな」 ガルバリー「何だと?」 NOVA「理由は3つある。1つ、ぼくが邪神の子として力を発揮すれば、そんな監獄に追放しても脱出は容易だろう。処罰として、ちっとも有効ではない。むしろ、そんな中途半端な処罰を下した者に、恨みをぶつけることになるだろうな。処罰を下すなら、後顧の憂いを絶つために徹底的にするのが賢明な手腕だ。いっそのこと、死刑宣告でもした方がすっきりするんじゃないか?」 ガルバリー「ムッ。我らハーパーズは、無闇に命を取ろうとはしない。殺戮を好むのは、邪悪な者だけだ」 NOVA「ぼくだって好まないさ。だが、必要なら、自らの手を汚す覚悟はある。それが邪神の証だというなら、好きに言うがいい。さて、理由その2。ぼくが次元牢獄から脱出できないぐらい弱いなら、邪神の力を恐れること自体、ただの杞憂である。そのような弱い力なら、もっと知恵をしぼって、有効な利用法を考え出すことが、ハーパーズに課せられた使命だと思うがどうだろうか? 少なくとも、ぼくはそれをハーパーズに期待している」 ガルバリー「当面は次元牢獄に放逐して、その間に、他の方策を考えればいい」 NOVA「なるほど。追放したままじゃないんだ。だったら、理由その3。肝心の次元牢獄なんだが、この間、そこに行って、脱出してきたところだ。監視者はもういないので、使えないと思う。ジャヘイラは報告していなかったのか?」 ジャへイラ「ごめんなさい。その件は、ややこしくなるので、割愛したの」 ガルバリー「バ、バカな。次元牢獄から脱出しただと?」 NOVA「ああ。ついでに、スラム地区にある<プレイナー・スフィア>事件も、そのうち解決しようと思っている。異次元関係なら、いろいろ知り合いもできたので、そこに監禁しようとしてもムダさ」 ガルバリー「やはり、恐ろしい邪神の力の持ち主め」 NOVA「勘違いするな。これはぼく一人の力ではなく、冒険で知り合った人々との協力関係によるものだ。ぼくは、自分の呪われた出自にまつわる力よりも、多くの人々との絆の方を大切にしたいね。あなたが邪神の力を恐れるなら、むしろ、それを利用しようとしているジョン・イレニカスという男に気をつけるがいい。それと、カウルド・ウィザードに捕まったイモエンを助けてくれるとありがたいんだが」 ガルバリー「何で、我々がそんなことをしなければいけないのだ?」 NOVA「そちらの要求が、ぼくを拘束することだからさ。ぼくはそれを甘んじて受ける。その代わり、交換条件として、ぼくが果たすべき使命を、あなたたちハーパーズが代行することを要求する。1つ、都市の地下のビホルダー退治。1つ、ウマル・ヒルのシェイド・ロード退治。1つ、ウィンドスピア ・ヒルのドライアドのところにドングリを持っていく。 今はこんなところかな?」 ガルバリー「だからどうして、我々がそんなことをしなければならないのだ?」 NOVA「同じ言葉を繰り返すようじゃ、思ったより頭が悪いな。アドリブは苦手か? あなたのその質問に答えるなら、どれも法と正義のためさ。人を拘束しようとするなら、その人の仕事を肩代わりするぐらいの覚悟を持てよ。それとも、あなたはぼくを拘束するだけで、世の中の悪を全て一掃できて、正義を実現できると思っているのか? ぼくを拘束することによる利益と損失を考えるなら、そんなバカな選択肢はとりえないと思うんだけどな」 ガルバリー「ええい、だまれ。お前は罪人だ。邪神の子だ」 NOVA「でも、邪神じゃない。罪人かどうかは、ハーパーズが決めることではない。我が神ティールが公正な裁きで決めることだ。ティールの司るは因果応報。ぼくが悪に染まれば、その罪はティールが下すだろう」 ガルバリー「おい、ジャヘイラ、いつまで、この生意気な小僧に喋らせている。ここはハーパーズの裁きの場だ。早く黙らせろ」 ジャへイラ「違うわね。ここは、NOVAの正義を認めてもらうための場よ。あなたは、自分の出世のために、NOVAを拘束することで、手柄にしようとしているに過ぎないわ。でも、はっきりした。あなたは権力欲のために陰謀をめぐらせるしか能がない小物ってことが。そんなつまらない陰謀も、NOVAは彼の流儀で、言葉の力で打ち破った。あなたの負けよ、あきらめなさい」 ガルバリー「ハーパーズを裏切るつもりか?」 ジャへイラ「あなたごときに従うハーパーズなら、それは私と夫の愛したハーパーズじゃない。ここにいるハーパーズのメンバーも、あなたの少数の追従者にすぎないわ。腐った組織なら、粛清が必要のようね」 ガルバリー「おのれ。この連中を生きて帰すな!」 あ、キレた。 NOVA「結局、ハーパーズを裏切ることになってしまったな。これでよかったのかい?」 ジャへイラ「私がハーパーズを裏切ったのではなくて、ハーパーズが私と、ゴライオン、そして、あなたの正義を裏切ったのよ。当然の報いだわ」 |
●2007年10月19日(金)・幕間(第3章その16)
ハーパーズ裁判の結果、NOVA一行は望まぬながら、ハーパーズと敵対することとなりました。 ヨシモ「誰にだって、秘密はあるものヨ。でもネ、<邪神の子>なんて話は穏やかでないアル。ジャヘイラがハーパーズのスパイだったって話よりも、ヨシモは、そっちの話が気になるヨ」 ナリア「そうね。せめて、事情を知らないと、判断ができないわ」 エアリー 「……」 NOVA「そうだな。この話は、いっしょにサレヴォクと戦ったジャへイラとミンスク、それから今、捕まっているイモエンしか知らないんだった。それからイレニカスに殺された2人の仲間、カリードとダイナヘール。ぼくたちは、共にバルダーズ・ゲート周辺で冒険していた仲間だったんだ。詳しくは、こちらの記事を参照してほしい」 ヨシモ「そんなの、全部読んでいられないアル。かいつまんで、説明してほしいネ」 NOVA「ハーパーズと、<邪神の子>、サレヴォクにまつわる記載は、こちらにあるが、はっきり言えば、ぼくも人づてに聞いただけで、よく分かっていないんだ(苦笑)。ヴァリガーにも話したとおり、自分もよく知らない親の風評のために、悪い奴に絡まれ、正義と名乗る組織には警戒され、いい迷惑だ。本当は、そっとしておいてほしいんだけどね」 ヨシモ「その割には、嬉々として冒険に励んでいるみたいネ」 NOVA「出自が悪だと、善行を為して、身を清めないといけない気にもなってくる。それに、人助けは性分に合っているからな。悪と戦わないと、自分が堕落してしまうかもしれない」 ヨシモ「そんなものかネ? ヨシモは、堕落とか、そういうこと気にしないヨ。ただ、仕事を果たすだけ。それと、裏をかかれないよう、危険を察知し、敵を排除する。そうして生き残れば、万事OKと考えるアル。ただ、身内に<邪神の子>なんて物騒なものを抱え込んでちゃ、その危険がどれほどの物か、警戒に値すると思ったまでヨ」 ミンスク「オレはずっとNOVAといっしょだが、こいつが人に害を為す邪悪な振る舞いをしたことは、一度もないと誓える。もちろん、相手が悪党なら、話は別だがな。悪党相手に剣を振るうのは、英雄の証だ。それでも、こいつはまず、説得しようとするんだ。あのサレヴォクと戦うときだって、兄殺しを相当悩み、最後まで説得しようとしていたぐらいだ。なあ、ブゥ(チューチュー) ほら、ブゥもそう言っている」 ジャへイラ「そうね。ただ、サレヴォクを説得できたとは思わないけど。それに、捕まえるべきだった、とガルバリーは言ったけど、それができるほど、サレヴォクは容易い相手ではなかった。あの時は、誰もが必死に戦って、生き延びたのよ。それなのに、イレニカスの奴が……」 ヨシモ「イレニカスと因縁があるのは、ヨシモも同じネ。それに、NOVAといっしょだと飽きないし、定期的に仕事と報酬が入ってくる。NOVAが邪悪で危険な奴だとは、ヨシモも思ってないヨ。少なくとも、人を見る目はあるつもりネ。ただ、NOVAの秘密にかこつけて、襲撃を仕掛けてきそうな連中を警戒するには、情報が必要と思ったアル。お嬢ちゃん2人は、どうするカ?」 ナリア「私は、NOVAに感謝しているわ。むしろ、こんな高潔な騎士なら、デアルニス領の統治を代行してもらいたい、と思ったぐらい。イサイアが治めるよりも、よっぽど領民のためになるわ」 エアリー 「それって……もしかしてプロポーズ?」 ナリア「そう思ってもらってかまわないわ。でも、無理ね。NOVAには、イモエンって娘がいるみたいだもん」 NOVA「イモエンは、ただの幼なじみだ。そういう関係じゃない」 ナリア「ふうん。だったら、私にもまだチャンスはあるのかしら?」 NOVA「い、今は、そういうことを考えている余裕はない」 ナリア「やっぱり、どうしようもない堅物なのね。ま、いいわ。私としては、せめて、イモエンの顔を見るまでは、いっしょに行動したいんだけど」 ジャへイラ「物好きなことね。いつまでも領地を空けっ放しでいいのかしら?」 ナリア「盗賊の技は必要なんでしょう? 領地は、私がいなくても、何とかなるわ。むしろ、私がいない方が、ややこしくならないかも。私は、法治よりも、自由の方が好みだから」 ジャへイラ「我がままな放埓娘だこと。エアリー、あんたは? そろそろクァイルおじさんのところに帰ろうとは思わないの? これからの旅は、危険になるわよ。ハーパーズを敵に回した分ね」 エアリー 「それって……もしかして、私を追い出したがっている?」 ジャへイラ「どうして、そう思うのかしら?」 エアリー 「だって、あなたはNOVAのために、ハーパーズを捨てたじゃない? それってつまり……」 ジャへイラ「! 変な勘ぐりはしないで! 私はただ、ガルバリーよりもNOVAが正しいと思っただけよ。ガルバリーなんかの邪推を真に受けるなんて、何考えているのよ!?」 エアリー 「だったら、私を追い出す理由はないわね。クァイルおじさんは私に、外の世界を見て来い、と言った。それに、私の力でNOVAを助けろ、ともね。どちらも満たせているんだから、私が出て行く理由はないわよ。それに、NOVAとの旅は十分に楽しいわ。いろいろ、うるさく言ってくる年増女がいないと、もっとね」 ジャへイラ「最後の一言はよけいよ」 ヨシモ「やれやれ。女たちにとっては、<邪神の子>なんて話は、どうでもいいことのようネ。気にしたヨシモが、バカみたいアルよ」 ここまで書いて、プレイヤーのNOVAは思いました。 |
●2007年10月19日(金)・シェイド・ロード(第3章その17)
ハーパーズのせいで中断されたウマル・ヒル事件の調査のため、もう一度、「寺院の廃墟」に向かいます。 しかし、時すでに遅し。 事件解決のために、廃墟に入る一行。 マジー曰く、 マジーを逃がした一行は、寺院のダンジョンを探索し、アモーネイターの再封印儀式を敢行することになりました。 ダンジョン内をいろいろ歩き回ってのアイテム探しや、謎解きなどあるのですが、ストーリー的には書いても面白くないので本記事では割愛。「光の宝石」の魔力で途中の扉を開け、「光の紋章」を3つ組み合わせて「太陽神の紋章」を作り、その力で影の祭壇を封印すればOK、という流れです。
途中、シェイド・ロードの護衛をしている巨大なシャドウ・ドラゴンがいたのですが、あるアイテムを持っていれば、眠ったままにできますので、その脇を通り抜けます。間違って攻撃を加えれば、目覚めて反撃してくるそうですが、さすがにドラゴンは怖いので手を出しません。 そして、シェイド・ロードとの対決。 ともあれ、影の森も再び、光が差し込むようになり、事件が解決したのをイムネスヴェイルの村長さんに報告して、クエスト達成。ハーパーズ絡みで鬱屈していた気分を、すっきりさせてくれました。 さあ、この後の展開ですが、ヴァリガー絡みは長引きそう。他の地域「ウィンドスピア・ヒル」や「トレードミート」関係も(行けるようになったとはいえ)、少々時間を食いそうです。 |
●2007年10月20日(土)・シャドウ・シーフの元へ(第3章その18) 聖騎士は、正義の味方です。 それでもまあ、組織のバックアップは欲しいところです。 しかし、シャドウ・シーフとの共闘は、それまで潔癖さを貫いてきた聖騎士にとっては、重い選択です。一度踏み込むと戻れないと感じながら、来た道を振り返ることも。 ナリア「これで、私は帰る家を失ったわけね。ちょっと寂しいけど……ま、せいせいしたわ。縛る物がなくなって、自由を手に入れたんだから。貴族同士の抗争で、領地を奪われることもよくあることよ。命を奪われなかっただけ、マシと思わなくちゃ」 そして、アスカトラ市のサーカステントでクァイルと再会。 クァイル「おお、劇団長を助けてくれたこと、感謝するぞ。それに、エアリーも元気そうじゃな。お前が外の世界で元気にやっているのを知ると、わしも嬉しいわい。若いころのわしにも負けないくらい、価値ある冒険に励むんじゃぞ」 エアリー 「うん、クァイルおじさん。NOVAの旅は、闇を光で照らし、閉じ込められたものを解放するための冒険なの。私も、できる限りの協力をしているわ。だから、心配しないでね」 クァイル「おお、お前は天才のわしが、いろいろ教えたんじゃからな。何も、心配しておらんわ。それより、NOVA、心配なのは、お前の方じゃ」 NOVA「ぼく、ですか?」 クァイル「ああ、天才のわしには分かるぞ。光と闇の間で、いろいろ悩んでいる顔じゃな。お前さんの価値感じゃと、おそらく光と闇は相容れず、光が闇を滅することが正義と、単純に考えているんじゃろ」 NOVA「そうではないのですか?」 クァイル「時としては、光が闇を内包することも、闇の中に光が見出されることもあるのじゃ」 NOVA「……分かる気がします。光と闇は表裏一体ということですか?」 クァイル「そう単純な理屈では割り切れんのじゃが。……昔、記憶喪失のドワーフ戦士がいてな、彼は己をむしばむ闇の呪いに抵抗するために、自らの記憶を封印し、架空の己自身を生み出し、それを戦う縁(よすが)としたのじゃ。彼の生み出したものは虚構であり、嘘偽りの自分じゃったが、それが結果として光を生み出し、闇を払う原動力となった。そのことが何を意味するか分かるか?」 NOVA「時として、自分を偽ることも必要ということですか?」 クァイル 「違う。真実や虚構は、それだけで光や闇とは言えない、ということじゃ。光を生み出すのは、今ある真実ではなく、自分の意志、すなわち、なりたい自分を思い描き、規定し、それに向けて絶えず自己を高めようとする心の力じゃ。他人が何を言おうが、お前さんは、自分の中の光を信じ、誘惑する闇を貫き、心の戦いに打ち勝つことじゃ。心が定まれば、事の本質も明らかになる。そうすれば、目指すべき道、果たすべき使命、倒すべき敵も見出せよう。くれぐれも、焦って自滅せんようにな」 NOVA「……分かりました」 クァイル「そう簡単には、分からん。焦るな、と言ったばかりじゃろう。いち早く分かったつもりになるのではなく、目的だけはしっかり見定めたまま、行動の中で絶えず自己修正しながら、悩み考えながらも、自分の本質は見失うな、と言っておるのじゃ。一足先に結論を出そうとするのではなく、状況の変化に対応する柔軟さも忘れずにな」 NOVA「??? 正直、難しいですね。それだけ、含蓄が深い、ということでしょうが」 クァイル「自分の経験に基づいて、ベラベラ喋っているだけじゃよ。だが、その内のいくつかが、お前さんの考える材料になれば、とは思っておる」 ……と、口達者なクァイルおじさんにベラベラ喋らせると、話がいつまでたっても進まないので、彼の経験については、こちらを参照することにしましょう。そのうち、「アイスウィンドU」もプレイを始めたい、と思いつつ。 こうして、いろいろありましたが、ようやくにして、シャドウシーフの長アラン・リンヴェイルに会いに行くこととなりました。 ヨシモ「本気で、シャドウシーフと共闘するつもりアルか?」 NOVA「何だ、ヨシモ? 今さら反対か? イモエンを助けるためには仕方ないじゃないか」 ヨシモ「いや、それはそうだけどネ……深入りしすぎると、ヴァンパイアを相手にしないともいけないし……危険が大きすぎないか、と思ってヨ……」 NOVA「はっきりしないな。君らしくもない。どちらにしても、ヴァンパイアが街にはびこるのは見過ごせないだろう」 ヨシモ「ま、仕事ならやるヨ。ただ、警告だけはしておこうと思ってネ」 ヨシモの警告を聞き流しながら(笑)、アランとの対面。 |
●2007年10月20日(土)・ギルド戦争(第3章その19) シャドウシーフの長アランの最初の命令。 『港で抜け荷をすることになっている。しかし、そこに敵対者が襲撃を仕掛けてくるかもしれない。だから、護衛を頼む』 抜け荷という犯罪行為に手を貸すのは気に入りませんが、そこは見て見ぬ振り。護衛任務と割り切って、受け入れましょう。 アランに報告に行くと、彼も沈鬱な表情で「ムークはいい友人だった」と告げます。ああ、部下をコマ扱いする非道なボスじゃないんだな、と共感を覚えますね。 『敵対者が、ヴァンパイアだということは分かっている。しかし、その拠点の場所が分からない。味方のシーフのうち、敵対ギルドに寝返ろうとしている連中がいるのだが、奴らと話して敵の拠点の場所を探ってくれ』 要するに、裏切り者をだまして情報を仕入れて来い、ってことですか。 あ、あっさりバレてしまいました(爆)。 とにかく、だまして情報収集作戦は失敗。 アランに報告に行くと、そちらでも「ヴァンパイアギルドの首領が、ボーディという名の女」という情報を仕入れていました。そして、敵の本拠地が分かったので、いよいよ壊滅作戦の開始です。 『敵ギルドの扉は、こちらの部下の魔術師に開けさせる。お前たちはそこから突入して、ヴァンパイアたちを倒してくるのだ。ほら、これがとどめを刺すための木の杭だ。健闘を祈る』 ……あのう、それだけですか? アラン「大丈夫だ。お前たちならできる。その昔、少数で、バルダーズ・ゲートの盗賊ギルドや、アイアン・スロウンを壊滅に追い込んだそうじゃないか。お前たちがヴァンパイアギルドを滅ぼしてくれたら、オレたちも自由に動けるようになる。イモエン救出にも手が貸しやすくなるってことだ」 仕方ないですな。 |
●2007年10月20日(土)・ヴァンパイア・ハンター(第3章その20)
ヴァンパイアギルドのアジトは、グレイブヤード地区の地下にあります。 アジトに乗り込む前に、いろいろと墓荒らしを試してみます(笑)。 おかげで十分な経験値を得て、ナリアとエアリーのレベルが上がりました。 ●ナリア(HP66):人間のレベル12メイジ(元レベル4シーフ)・女性。
●エアリー(HP45):アヴァリエルエルフのレベル9クレリック/レベル11メイジ・女性。 このように、レベルアップだけでなく、アイテムGETでパーティーの戦力は、ずいぶん上がっています。 また、部屋に入って、大勢の敵に囲まれかけた際も、慌てず騒がず、後退して、部屋から逃げた後、もう一度、入り直して、部屋の入り口付近でちまちま戦う、といった戦術も思い出しましたし(笑)。 こうして、墓場地下のダンジョンで、いろいろ戦術も確認し直しながらのプレイですが、ヴァンパイア戦での準備について、まとめてみましょう。 以上の準備を考えてから、いよいよ女吸血鬼ボーディのアジトへ。 しかし、のんびりしている場合じゃありませんでした。中から刺客が飛び出してきて、あっという間に、ゴーレム使いの魔術師を瞬殺。「た、助けてくれ〜」と、魔術師くんは断末魔の声をあげましたが、無理でした(苦笑)。 とりあえず、アジト突入の際の大広間決戦は、思っていたよりも簡単に決着がつきました。 こちらも少し消耗しましたので、ドキドキしながらヴァンパイアの寝室で、休息をとります(笑)。 そして、副首領のラッセルにとどめの杭を浴びせた直後、ついに女首領のボーディが出現しました。 主人公NOVAは、アランを信用できる同盟者と認め、ブリンロー行きを決意するのでした。(第3章、これにて完。第4章につづく) |