部品2画 | ||
冖① | 象形。上からかぶせて覆い隠す形。 康煕字典に漢字として掲載。部首字(わかんむり)。 古くから宀や冂との間で混乱が見られる。「写」は康煕字典では寫の字体で宀部の字。また「冠」や「冗」も、もと宀に従うべき字である。ほかに「冥」[冤]などに宀に従う異体字がある。 |
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(ベキ) | 金文 | |
冖部の字:写(←寫) 冠 冗
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冖② | 「受」甲骨文 |
象形。盤状のものを示す。古くは「舟」と同形。 使われる字:受 |
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冖③ | 「愛」小篆 |
象形。小篆では、旡(アイ、後ろを振り返る人の姿)の下部など、包み込む形の字画だが、楷書ではこれが変化して冖の形になった。 「軍」の上部も小篆では同形となるのでここに入れるが、金文では形が違い、字統は旗がなびいている様とする。 使われる字:愛 夢 軍 |
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冖④ | 「穀」小篆 |
象形。おそらく、穀物の実の穂につく部分の形。旧字体では下に「一」の形が付くが、新字体では省略された。 他の部品とセットで、または(旧字体)の形で使われる。 使われる字:穀 殼 |
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冖⑤ | 「深」 小篆 |
の部品。小篆では、(あなかんむり)の形。は、字統によると穴の奥深いところを火をともして探ることという。 使われる字:深 探 |